第 57 回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多 5 部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を 受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『1秒先の彼女』が 6 月 25 日(金)より新宿ピカデリーほ か全国公開いたします。人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼による、“時間”をめぐる新たなラブスト ーリーの傑作として、すでに「今年のベスト 1!」「圧倒的な至福感に包まれる、最高に愛おしい映 画!」と絶賛口コミ拡大中の、今年大注目の作品です。 この度、最新作の公開を記念して、チェン・ユーシュン監督の珠玉の初期2作『熱帯魚』、『ラブ ゴ ーゴー』の上映が決定しました!
類まれなる色彩感覚とユーモアセンス、そして叙情豊かな物語で描き出す、チェン・ユーシュン監督 の唯一無二の世界観。いまもなお熱狂的な支持を集めるこの2作を観れば、より『1秒先の彼女』 を楽しめること間違いなし!
いつまでも色褪せない!90 年代台湾を感じる、ポップで瑞々しい青春映画の傑作
90 年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す台湾新世代の<異端児>として出現したチェ ン・ユーシュン。
独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)は若い世代から多くの共感を獲得。当時の日本でも熱狂的な人気を誇り、華々しいデビューを飾るが、その 2 作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。作品のその輝きは今なお色褪せることなく、日本でもデジタルリストア版が上映され、再評価を高めている。その後、CM 業界に活躍の場を移していたが、16 年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰 3 作目となる『1秒先の彼女』は、20 年前から温めていた脚本を基に撮りあげた作品。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきたチェン・ユーシュン監督の原点回帰にして、第 57 回金馬奨(台湾アカデミー賞)で最多 5 冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に 輝く、渾身の最高傑作が誕生!
◎上映作品
『熱帯魚』(95)
受験戦争にまったくなじめない夢見がちな台北のボンクラ少年。そんな少年をなりゆき で誘拐してしまった、超田舎な一家の、これまた一風変わった面々。誘拐報道がヒート アップする台北がまるで別世界のように、少年は連れ去られた南部の漁村で、白日夢 のような不思議な時間を過ごし、そして謎めいた少女と遭遇する。はたして彼は、無事 に(?)台北へ戻り、そして高校受験に間に合うことができるのだろうか――。
『ラブ ゴーゴー』(97)
ケーキ職人の冴えないアラサー男子、アシェン。アシェンのアパートに同居する食欲旺 盛なおデブちゃん、リリー。アシェンが小学生のときの初恋の君リーホア、セールスには 100%向かない内気な痴漢撃退グッズセールスマン、アソン――。どこにでもいそう な、でもどこかヘンな若者たちが紡ぐ物語。一目見たら忘れられない超個性的なキャストたちが奏でる、絡みあった 3 つの恋模様。
【東京】アップリンク吉祥寺
6月11日(金)~6月24日(木)
※2週間限定・日替わり上映 劇場
HP:https://joji.uplink.co.jp/
【京都】アップリンク京都
7月2日(金)~7月8日(木)
※1週間限定・日替わり上映 劇場
HP:https://kyoto.uplink.co.jp/
チェン・ユーシュン監督最新作
台湾のアカデミー賞(金馬奨)にて最多 5 部門受賞!
『1秒先の彼女』
『1秒先の彼女』本予告
監督・脚本:チェン・ユーシュン(『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』)
出演:リウ・グァンティン、リー・ペイユー、ダンカン・チョウ、ヘイ・ジャアジャア エグゼクティブ・プロデューサー:イエ・ルーフェン、リー・リエ
2020 年/台湾/カラー/119 分/中国語/シネスコ/英題:My Missing Valentine /原題:消失的情人節
配給:ビターズ・エンド
©︎MandarinVision Co, Ltd