村岡由梨の映像作品「透明な私」が第 67 回オーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペティションにてグランプリ(Grand Prize of the City of Oberhausen)を受賞したことが報告されました。

画像1: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!

オーバーハウゼン国際短編映画祭は 1954 年に創設され、毎年ドイツ・オーバーハウゼンで 行われる世界最古の短編映画祭の一つで、各国から 6,000 件以上の応募作品が集まり 18,000 人の観客を動員する映画祭です。様々なジャンルから前衛的、実験的な作品に特に注目することで知られています。本年度は新型コロナウィルスの感染拡大によりオンラインで開催されました。
以下受賞スピーチが到着しました。

画像2: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!
画像3: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!
画像4: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!

村岡由梨 受賞スピーチ

村岡由梨です。
この度は素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。
これが夢ではないなんて、信じられません。
今の私の気持ちをうまく表現する言葉が見つかりません。

世界が厳しく困難な状況に直面する中、
オーバーハウゼンのように、大きく歴史のある映画祭が
私の、ささやかで個人的な作品に注目したことには大きな意味があると思っています。

審査員の皆様とフェスティバルチームに深く感謝いたします。

そして、いつも私をサポートし励ましてくれる家族に、
この作品を捧げます。

私の次の作品にご期待ください。
ありがとうございました。

村岡由梨

【村岡由梨略歴】
1981 年東京生まれ。日本女子大学附属高等学校中途退学、イメージフォーラム映像研究所 卒業。一貫して「セルフポートレート」にこだわった自作自演の映像・写真作品などを制作、 出演・美術・撮影などのほとんどを自ら行う。統合失調症の治療に伴い、2009 年より作家活 動を休止、2016 年本格的に再開。2 児の母。
【主な受賞歴】
2005年 せんだいアートアニュアル2005 グランプリ(smt賞)、飯沢耕太郎賞・田中秀幸賞・明和電機賞
2014年 第9回タグボートアワード 準グランプリ
2016年 14回「1_WALL」写真部門 審査員奨励賞(飯沢耕太郎選)
2016年 イメージフォーラム・フェスティバル2016一般公募部門「ジャパン・トゥモロウ」優秀賞
2017年 第12回札幌国際短編映画祭 スペシャル・メンション
2017 年 19th Paris Festival for Different and Experimental Cinema(フランス) Honorary and non-hierarchical award
2018年 SICF19(東京)石田尚志賞

画像5: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!
画像6: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!

[作品解説]
2020 年、世界中が「変化」を余儀なくされた年に、自分の中で変わったもの、変わらないものを確かめたくて書いた詩 「透明な私」を元に制作。私が着けた白いマスクは、私のこれまでを映すスクリーンになった。統合失調症を患う私を、時に苦しみ傷つきながら支えてくれる家族。野々歩・由梨・眠・花。「自分とは何者なのか」その答えを探しながら私たち 4 人は、今日を懸命に生きていく。

画像7: 村岡由梨による『透明な私』が、世界最古の歴史あるオーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペにてグランプリ受賞!スピーチ到着!

「透明な私」(video / 11min / 2020)
[詩・ドローイング・撮影・編集]村岡由梨
[イラスト]鈴木眠
[協力]鈴木野々歩・鈴木花

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