カンヌ国際映画祭批評家週間短編部門へ出品され話題を呼んだ川添彩監督『とてつもなく大きな』が、4/24(土)よりシアター・イメージフォーラムにて2週間の限定ロードショーを行います。

国内外の映画祭で高い評価を受けながらも劇場公開されていなかった、これまでの監督作品と併せての貴重な特集上映となります。

画像: 黒沢清&青山真治が唸った!カンヌ国際映画祭批評家週間へ唯一の日本人監督作品として選出された川添彩監督『とてつもなく大きな』+特集上映

太陽や月、海、森などの自然、そして音から湧き上がる大量のイメージを重ねていくことで物語を形成していく構成術や、デジタルとフィルムを混合させる独特の手法が人々の目を引き、これまで数々の映画祭へ出品を重ねてきた川添彩監督。最新作の短編『とてつもなく大きな』は、エイコがある大きな音を耳にしたことをきっかけに、自分のものか他者のものか、はたまた夢か現実かさえ分からないイメージの中を漂っていく物語。
フランソワ・オゾンやギャスパー・ノエら、いま最前線で映画を作り続ける監督を多く輩出してきたカンヌ国際映画祭批評家週間へ唯一の日本人監督作品として見事選出され、「質感を重視した演出が、見事な繊細さと豊かさを表現している」(MUBI)、「大きく、青く、美しい画面に引き込まれる。この世界に飛び込みたいと思った」(CLOSE-UP CULTURE)など絶賛の声が上がった。

今回解禁された予告編では、駅を疾走する青年や空に浮かぶ黒い月など、各作品の印象的な台詞やシーンに併せて、川添彩監督の描く作品世界に衝撃を受けた黒沢清監督、青山真治監督、そして画家・映像作家の石田尚志さんから寄せられたコメントを紹介。
力強いショットと呼応するような言葉が印象的だ。

【コメント】

明らかに何かが映っている。しかしそれは果たして映画なのか?
作者の個性があまりにも強烈で、映画が断末魔の悲鳴を上げているようだ
——黒沢清(映画監督)

勢いとか根性とか全く興味ないが、相変わらず「すげえ」「でけえ」「超やべえ」などなど呟く川添、
電光石火才能のゲリラ戦は空と海を裂く朝焼けの三原山の如し。
——青山真治(映画監督)

気合いの充満する大気に万歳!!
太古の昔から爆音!!
切迫する姉の暴走!!
美しい未来 静かな映画
——石田尚志(画家/映像作家)

川添彩監督『とてつもなく大きな』+特集上映予告

画像: カンヌ国際映画祭批評家週間へ唯一の日本人監督作品として選出!川添彩監督『とてつもなく大きな』+特集上映予告 youtu.be

カンヌ国際映画祭批評家週間へ唯一の日本人監督作品として選出!川添彩監督『とてつもなく大きな』+特集上映予告

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上映作品

『とてつもなく大きな』
 2020年/日本/16mm/カラー/11分 *最新作

第73回カンヌ国際映画祭 批評家週間短編部門 正式出品
第58回ニューヨーク映画祭 カレンツ部門 正式出品
第4回ブラック・キャンバス・コンテンポラリー映画祭 ビヨンド・ザ・キャンバス部門 正式出品

画像: ©️東京藝術大学大学院映像研究科

©️東京藝術大学大学院映像研究科

『きりはじめて、はなをむすぶ。』
 2012年/日本/デジタル/カラー/10分

第26回イメージフォーラム・フェスティバル ジャパン・トゥモロウ部門 大賞

画像: 『きりはじめて、はなをむすぶ。』 2012年/日本/デジタル/カラー/10分

『ぞうが死んだ』
 2012年/日本/super8/カラー/8分

第58回オーバーハウゼン国際短編映画祭 インターナショナル・コンペティション部門 正式出品

画像: 『ぞうが死んだ』 2012年/日本/super8/カラー/8分

『姉と弟 こどもと大人(とそうでないひと)』
 2014年/日本/デジタル/カラー/43分

第28回イメージフォーラム・フェスティバル ジャパン・トゥモロウ部門 正式出品
第14回ニッポン・コネクション ニッポン・ビジョン部門 正式出品
第12回ブリィヴ・ヨーロッパ中編映画祭 メイド・イン・ジャパン部門 正式出品

画像: 『姉と弟 こどもと大人(とそうでないひと)』 2014年/日本/デジタル/カラー/43分

4/24(土)より、シアター・イメージフォーラムにて2週間の限定ロードショー!

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