2006 年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『アフター・ウェディング』の豪華ハリウッドリメイク『秘密への招待状』(2 月12日(金)公開)より、主演のジュリアン・ムーア とミシェル・ウィリアムズの2ショットインタビュー映像を解禁されました。
本作に出演するにあたり、一人の母親として本作で描かれた家族への選択をどう思うかなど、本音で語った必見のインタビュー。
孤児の救済活動をするイザベルに舞い込んだ多額の寄付。
それは資産家のテレサが、愛する家族のために仕掛けた秘密の計画だった―。
ラストに明かされる驚きの真実に、心が震える感動のヒューマンドラマ。
2006 年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、デンマークが誇るスザンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』。この作品に惚れ込んだオスカー女優のジュリアン・ムーアと、彼女の夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、豪華ハリウッドリメイクが実現!
オリジナル版では男性二人が主人公だったが、ハリウッド版では女性二人に変更された。
ジュリアン・ムーアが演じるのは、億万長者の会社経営者テレサ。一方、社会の不平等と戦う理想主義者のイザベルには、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などで、アカデミー賞®に 4 度ノミネートされたミシェル・ウィリアムズ。
ニューヨークで自分の夢をかなえ続けるテレサ、インドで子供たちの夢をかなえる手助けをするイザベル。住む世界も考え方も全く異なる二人が、生みの親と育ての親という立場になり、愛と葛藤に引き裂かれていく姿を、ハリウッドのトップに立つ俳優たちが繊細かつエモーショナルに演じきった。
Q スーパーヒーロー映画に飽きてきたところなので、本作のように感情に訴える作品は楽しめました。
ジュリアン・ムーア(以下J)ミシェル・ウィリアムズ(以下M)
「うれしい」
Q 一方で女性が母親として下す決断に胸が締めつけられました。同じく母親である2人から見て若い頃のイザベルの選択をどう思いますか?
M「イザベルとテレサの選択が正しいかは別として、この映画は 2人の決断を批判するものではないと思う。2人は自分たちの子供にとって最善の選択をしただけよ。」
Q テレサのキャラクターはネタバレになるので詳細は言えませんが、見ていて心が痛むような選択をしますね。
J「彼女の選択には感動したわ。テレサと同じことをする人々を見てきたから。本作に興味を引かれたのかもしれない。同様の選択をした人たちを知っているからこそ、演じることで彼女たちを理解したいと思ったの。撮影前には多くの人たちから話を聞いたわ。テレサはそれが自分にとって正しい決断だと信じてる。映画の中で迷いを口にする場面もあるけど、彼女はそうするべきと信じてるのよ。すごく複雑で人間味にあふれた選択に心から感動を覚えたわ。」
Q ご自身が同じ選択をすることは想像できますか?
J「実は先日そのことを考えたの。テレサは心のどこかでイザベルに恩を感じてると思う。イザベルのおかげで娘を得た。恩を感じる気持ちからイザベルに接触するのよ。」
Q 孤児たちの姿を見て胸が痛みました。日々孤児たちと向き合う中でイザベルが取った選択をどう思いますか?
M「何についての選択?(Q離れる選択です)インドを離れる?彼女は...興味深い選択を迫られてる。インドに残って救援活動を続けるべきか?救える人数は少ないけど孤児たちと触れ合うことができるわ。あるいはインドを離れるべきか?そうすればより多くの孤児たちを救える一方で彼らには会えない。彼女はインドや孤児たちに愛着を感じてるし特に気にかけてる少年もいる。だけど頭では理解してるの。大きな変化をもたらすためには3人の面倒を...」
J「(ネタバレになりそうで)危なかった!(笑)」
M「多くの子を救う機会を得るべきだとね。」
Q あなたの夫でもある監督は、毎回あなたを起用したいと話していました。
J「うれしい!」
Q「一方 あなたは出演作を慎重に選んでいて、彼との仕事は4度目です。難しいテーマを扱う本作への出演を決めた理由は?」
J「とにかくストーリーが気に入ったの。オリジナル版で男性が演じたキャラクターにも惹かれた。夫に打診された役柄を断ることも少なくない。大切なのは魅力を感じるかどうか。ミシェルが出演を即決した時はうれしかったわ。私も魅力的な作品への出演はすぐに決める。だから彼女も本作に共感したんだと思った、何が心に訴えるかは分からないけど、いい作品はすぐ分かるわ。」
『秘密への招待状』ジュリアン・ムーア & ミシェル・ウィリアムズ
2ショット インタビュー映像
【STORY】
インドで孤児たちの救援活動に人生を捧げるイザベルは、施設の維持費を集めるために日々駆け回っていた。そんな彼女のもとに、 多額の寄付の話が舞い込む。ただし、メディア会社を経営する支援者のテレサにニューヨークまで会いに行くのが条件だ。話をまとめて一刻も早く孤児たちの元へ帰りたいイザベルを、娘の結婚式に強引に招待するテレサ。寄付金のために渋々出席したイザベルは、テレサの夫を見て驚愕する。それは 21 年前、イザベルが 18 歳の時にいさかいの果てに別れた恋人、オスカーだった。さらに、 目の前の新婦グレイスが、オスカーとの間にできたイザベルの娘だと気づく。結婚式への招待状をきっかけに明かされる、家族の衝撃的な〈真実〉と、新たな〈秘密〉。この日を境に、彼女たちの人生は予想もしない未来へと転がっていく──。
■出演:ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ、ビリー・クラダップ、アビー・クイン
■監督:バート・フレインドリッチ
プロデューサー:ジュリアン・ムーア、バート・フレインドリッチ
2019/英語/アメリカ/112 分/5.1ch/カラー/スコープ/原題:After the Wedding/G
字幕翻訳:佐藤恵子
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
© ATW DISTRO, LLC 2019