第 71 回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門正式出品作『寝ても覚めても』、そして現在公開中の黒沢清監督作『スパイの妻』(第 77 回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)への脚本参加等、大躍進を続ける濱口竜介監督の 2015 年公開作『ハッピーアワー』が、公開 5 周年を記念して、シアター・イメージフォーラム及び、京阪神 3 館でリバイバル公開されることが決まりました。
本作は、30 代後半の女性たちを主人公に、4 人それぞれの家庭や仕事、人間関係を丁寧に描きながら、どこにでもいる“普通”の女性たちが抱える不安や悩みを、緊張感あふれる 3 部構成のドラマとしてつくりあげた作品です。第 68 回 ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コ ンペティション部門最優秀女優賞受賞により、公開前から大きな話題となり、第 37 回ナント三大陸映画祭では 『銀の気球』賞、観客賞、第 26 回シンガポール国際映画祭では最優秀監督賞を受賞するなど世界の注目を集め、 後にアンコール上映がなされるほどの盛況ぶりでした。

画像1: ©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

以下『ハッピーアワー論』(羽鳥書店)をご執筆された三浦哲哉氏より、
2015年公開当時に頂戴したコメントです。

彼女たちとともに生きる、3部構成 5時間17分
5時間17分は、掛け値なしに、あっという間に過ぎた。 そして映画を見終えた後、その外の世界の見え方は、 果たして、劇的に変わってしまったように思われた。 あかりや、純や、桜子や、芙美が、たがいの「微笑」 に秘められている、とほうもない数のニュアンスを 丹念に聴き届けようとするその時間を共有し終えたいま、 街を歩き、見知らぬ顔とすれ違うたび、それらの顔に、 同様のひろがりや深さを予感せずにいることはできないか らだ。
三浦哲哉(映画研究・批評、青山学院大学准教授)

画像2: ©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

©2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト

<劇場情報>

【東京】シアター・イメージフォーラム
12/26(土) 〜1/8(金)
[第一部13:00〜/第二部15:10〜/第三部17:00〜]
http://www.imageforum.co.jp/

【神戸】元町映画館
12/28(月) 〜12/30(水)
[第一部13:00〜/第二部15:10〜/第三部17:05〜]
https://www.motoei.com/

【大阪】シネ・ヌーヴォ
12/29(火)
[第一部16:30〜/第二部18:35〜/第三部20:30〜]
12/30(水)
[第一部13:10〜/第二部15:15〜/第三部17:10〜]
http://www.cinenouveau.com/

【京都】出町座
12/28(月)より年末まで
[詳細は劇場ウェブサイトまで]
https://demachiza.com/

<特別鑑賞券>

3回券 ¥3,600(税込)
第1部106分/第2部96分/第3部115分(合計317分)
※特別鑑賞券の販売は東京・神戸のみ
劇場窓口でお買い求めの方に先着でオリジナルステッカーをプレゼント!!詳細は劇場ウェブサイトでご確認ください。

【STORY】
もっと私を好きになりたい。
30代後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純は何でも話せる 親友だと思っていた。純の「秘密」を知るまでは...。 純の現状を思わぬかたちで知った彼女たちの動揺は、 いつしか自分の人生をも大きく動かすきっかけとなっていく。

監督 濱口竜介
田中幸恵 菊池葉月 三原麻衣子 川村りら
申芳夫 三浦博之 謝花喜天 柴田修兵 出村弘美 坂庄基 久貝亜美 田辺泰信 渋谷采郁 福永祥子 伊藤勇一郎 殿井歩 椎橋怜奈

製作総指揮:原田将、徳山勝巳 プロデューサー:高田聡、岡本英之、野原位
脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
撮影:北川喜雄
録音:松野泉
照明:秋山恵二郎
助監督:斗内秀和、高野徹
音楽:阿部海太郎
製作・配給:神戸ワークショップシネマプロジェクト (NEOPA,fictive)
宣伝:佐々木瑠郁、岩井秀世
2015 /日本/カラー/ 317分/ 16:9 / HD

2020 年 12 月 26 日(土)より、シアター・イメージフォーラム他リバイバル上映!

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