2020年1月初春に渋谷ユーロスペース他全国で順次公開が決まっている長編映画『写真の女』が、「国際コンペティション」部門にて国内映画として唯一ノミネートしていた【SKIPシティ国際Dシネマ映画祭】で、見事「SKIPシティアワード」を受賞した。
本賞は、国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対して授与され、受賞者の次回企画に対し、彩の国ビジュアルプラザ内の映像制作支援施設・設備の一定期間の利用を提供されるもの。
受賞を受け、串田監督のコメントは下記の通り。

画像: SKIPシティ国際Dシネマ映画祭「SKIPシティアワード」受賞!串田壮史監督『写真の女』へ、阪本順治、毎熊克哉、内田英治、古舘寛治など著名人より絶賛コメント到着!

串田監督コメント
「SKIPシティアワードは、次回作のサポートをして頂ける賞なので、早速、次回作に取り掛かりたいと思います。今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、オンラインで世界中の多様な作品を拝見する事ができ、映画の悦びを感じる事ができました。現在の世界では、コロナの影響や、政治的な立場の違いで分断が広がっていますが、映画の悦びというのは、分断されている二つをつなげる事ができると思っています。"写真の女"は、2021年初春に劇場公開されますので、ぜひ、多くの方に映画の悦びを届けたいと考えています。そして、次回作でも、世界中に映画の悦びをお届けしたいと考えています。」

画像: トロフィーを持つ串田監督

トロフィーを持つ串田監督

本作は、多くの作品を手掛けるCM制作会社ピラミッドフィルム所属の串田壮史監督(「ブラックサンダー ラップバトルシリーズ」など)の初長編映画。
主演の永井秀樹の神妙な表情で惹きつける緊張感溢れる芝居も評判で、爽快なテンポ感、おしゃれで特異な効果音・映像美に包まれる世界観でも注目を浴びている本作は、先日開催された北米最大規模の国際ファンタスティック映画祭「ファンタジア映画祭」の「新人監督賞」にノミネート、さらには最新情報として「10th Cinefantasy」(ブラジル)にて最優秀作品賞、「10th Massachusetts Independent FIlm Festival」(アメリカ)での監督賞受賞を含む、国内外10個の賞をすでに受賞。年内に開催されるその他国際映画祭でのさらなるアワード結果にも大注目だ。

この度、本作を応援する名だたる著名人より、本作を評価するコメントが届きました

●阪本順治(映画監督)
アンリ・ファーブルがこう言った。「昆虫について考えれば、人はなんの不思議もない」。
が、この作品、そんな言葉を迷わせる。単純な日々をすごす女と、昆虫のような独りの男。
そんなふたりが運命的な会遇を経て、異形とリアルのあいだをもつれあいながら甘美へと堕ちていく。
この作品は、現代のロマンチック傑作奇譚!

●毎熊克哉 (俳優)
いつの時代に撮られたのかわからない独特の空気感に気付いたらのめり込んでいました。
写真は随分前に人間が手に入れた、見たものをそのまま残すことが出来る道具。
現代では技術が進歩して、素が分からないぐらいまで加工修正することも出来る。
毎日タイムラインに流れてくる写真や言葉はどこまで真実に近い存在なんだろう。
本当の自分と、自分が見せたい自分と、他人のレンズから見た自分はズレている。
力強い令和の異色作!

●内田英治(映画監督)
主人公が魅力的な映画は、
何をしたって許される。
前衛的な作りにも、どんどん感情移入してしまう。
写真のレタッチで生計をたてる主人公・ 械。
演じる永井秀樹さんが、素晴らしい。
コミカルであり、奥深い。
パトリス・ルコントの映画など思い出してしまう。
邦画っぽくない映画は大好物で、
本作まさにそんな映画。
刺激されました。

●古舘寛治(俳優)
傑作だと思う。このオリジナリティ。こんな映画を作りたかった。
やられた!くそ〜似た映画をこっそり作ってやる!

●平田オリザ(劇作家)
長い沈黙が美しい時間になり、やがて息苦しい沈黙に変わり、すがすがしい沈黙へと続く。。

●内田春菊(漫画家・作家)
映画でやっていくぞ、映画ならではの形で現代を描くぞ、という気概に満ちた作品。映画好きは応援したくなる!
この映画を観ると、その後は自撮りを加工するたびに、じんわり思い出すことでしょう。
可愛いカマキリが沢山観れて幸せ。と、言うのは簡単、内情は想像できないくらい大変なんだろうな……。

●福原充則 (脚本家・演出家)
映画は〝顔〟だと思っています。豊穣な顔が映っていてほしい。
この映画は主演の永井秀樹さんをはじめ、顔や顔が香りを放って、吸い寄せられて、絡めとられる!

●安藤紘平(映像作家)
シェークスピアは、人生は動く影法師、哀れな役者だと言った。
人はいつも、嘘と本当の間で揺れ動く。
『写真の女』はそんな人生を写し撮った哀しくも愛おしい映画だ。

永井秀樹 大滝樹 猪股俊明 鯉沼トキ

脚本/監督 串田壮史

プロデューサー:西村伸/佐藤洋輔

助監督:高橋知子  撮影監督:大石優  照明:佐伯琢磨  美術:奥谷駿友
衣装:櫻井まさえ  特殊メイク:西村喜廣
キャスティング:中野辰哉  編集:山本ガウディ徳  整音:由井昌宏  音楽:伏見仁志/
斎藤茂彦
レタッチャー:香川孝子  カマキリ指導:渡部宏

©2020「写真の女」PYRAMID FILM INC.

2021年初春 渋谷ユーロスペースほか 全国順次公開

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