すべての“カッコいい”の原点。伝説のスター、再発見。
ルパン三世、コブラのモデルにして、ジャッキー映画のルーツ。
ヌーベルバーグだけじゃない! 本当の、最高の、面白すぎるベルモンド!!
この秋、映画館だから観られるベルモンド映画の傑作の数々を一挙上映!
60~70年代、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッドと肩を並べた〈アクション界のレジェンド〉にして、本国フランスではアラン・ドロンを遥かに凌ぐ人気を誇った国民的スーパースター、ジャン =ポール・ベルモンド(1933年4月9日生まれ、87歳)。
「ルパン三世」や「コブラ」のモデルといわれ、ジャッキー・チェンやトム・クルーズらの先駆として、体を張ったスタントで世界を魅了した男の中の男。今、忘れられていた数十年の時を経て、驚くほどクリアなリマスター版で、数々の巨匠たちと組んだ最高のベルモンド映画8作品が日本のスクリーンに鮮やかに蘇る。題して、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」。
10月30日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開となるこの傑作選の名場面の数々をふんだんに盛り込み、最高のオリジナル・サウンドトラックとともにベルモンドの魅力とカッコよさを凝縮した予告編が完成、さらに各作品新たな場面画像も解禁された。
ベルモンドがいなかった世界を想像して欲しい。
もしかしたら、ヌーヴェル・ヴァーグもコブラもジャッキー・チェンも、
ルパン三世もいなかったかもしれないんだよ!
町山智浩(映画評論家)
「ルパン三世」を彷彿とさせるタイトルコールで始まる本予告編は、銃撃戦にカーチェイスはもちろん、ヘリ、セスナ、列車、地下鉄、屋根の上、虎との格闘、etc.... CG一切なしの危険なスタントをベルモンド自ら演じる壮絶なアクションをはじめ、クラウディア・カルディナーレ、ラクエル・ウェルチ、マリー・ラフォレ、ジョアンナ・シムカスといった美しく魅惑的な豪華女優陣との華麗なロマンスもたっぷり盛り込まれ、映画評論家・町山智浩氏の痛快なコメントで締めくくられる。
上映作品は、フィリップ・ド・ブロカ監督作『大盗賊』(61年)、ジェラール・ウーリー監督作『大頭脳』(69年)、アンリ・ベルヌイユ監督作『恐怖に襲われた街』(75年)、フィリップ・ラブロ監督作『危険を買う男』(76年)、ロベール・アンリコ監督作 『オー!』(68年)、クロード・ジディ監督作『ムッシュとマドモアゼル』(77年)、ジョルジュ・ロートネル監督の2作『警部』 (79年)と『プロフェッショナル』(81年)の全8作品。
いずれもベルモンドがフランスでマネーメーキング・スターとして君臨した60~80年代の全盛期の大ヒット・エンタテインメント作品で、『大盗賊』は4Kリマスター、それ以外の作品はHDリマスターによる最高画質による久々の劇場公開(39年から57年ぶり)、特に『プロフェッショナル』は日本初劇場公開となる。また、『オー!』と『警部』以外はDVD化されたことがなく、『危険を買う男』、『プロフェッショナル』はVHSでも日本で発売されたことがない。