カンヌ国際映画祭で二冠、近作10作品すべてが世界三大映画祭に選出されている日本未公開の⻤才セルゲイ・ロズニツァ待望の日本初公開!!
「ヨーロッパ映画賞」(欧州におけるアカデミー賞)にセレクトされた最新作『国葬』(2019)を含む3作一挙公開決定!!

数々の良質なドキュメンタリー映画を配給してきたサニーフィルムが、日本未公開の⻤才セルゲイ・ロズニツァ監督の最新作を含む3作品のドキュメンタリーを11月14日(土)~12月11日(金)のあいだシアター・イメージフォーラムにて 3 作一挙公開する。世界三大映画祭で赫々たる結果を残してきた⻤才ロズニツァ監督の作品が今回満を持しての日本初公開だ。
この度、その特集企画である『セルゲイ・ロズニツァ「群衆」ドキュメンタリー3 選』のポスタービジュアルと予告篇が解禁された。

特集企画:『セルゲイ・ロズニツァ「群衆」ドキュメンタリー3選』
上映作品:『国葬』(2019)/『粛清裁判』(2018)/『アウステルリッツ』(2016)

セルゲイ・ロズニツァ
1964年生まれ。ウクライナ出身。現在ベルリン在住。1991年、ソ連崩壊の年、モスクワの全ロシア映画大学に入学し、1996年からソクーロフの製作で知られる名門サンクトペテルブルク・ドキュメンタリー映画スタジオで映画監督としてキャリアをスタートさせる。これまで21作のドキュメンタリーと4作の⻑編劇映画を発表し、カンヌ国際映画祭では12年に『In the Fog』で国際映画批評家連盟賞、18年に『Donbass』で「ある視点部門」最優秀監督賞を受賞している。さらに近作10作品全てが世界三大映画祭に選出される偉業を成し遂げているが、これまで日本で公開されたことは無かった。『セルゲイ・ロズニツァ「群衆」ドキュメンタリー3選』は、ロズニツァの最新作を含む近年の作品群に焦点を当てたドキュメンタリー・セレクションである。セレクションには、ソ連の独裁者スターリンの56年前の国葬の幻の記録を使用したアーカイヴ映画『国葬』、同じくスターリンによって行われた90年前の裁判の記録を使用した『粛清裁判』、そして、ホロコーストの現場となった元強制収容所を観光する、ダークツーリズムのドキュメンタリー『アウステルリッツ』を公開する。異なる時代の群衆に眼差しを向け、人々がどのように群衆化するか考察する!