1976年11月25日、サンフランシスコのウィンターランド・ボールルーム。激動の70年代後半に、一つのバンドがその活動に終止符を打った。彼らの名は「ザ・バンド」。
ボブ・ディランをはじめ、音楽史に偉大な足跡を残したミュージシャンたちから尊敬される、ロック史上最も重要なバンドの一つである。本作はギターのロビー・ロバートソンが2016年に綴った自伝を元に、バンドの誕生から“ビッグピンク”でのレコーディング、メンバー達の熱い友情と軋轢、そして伝説的解散ライブ「ラスト・ワルツ」までーー才能、幸運、苦悩、狂気が横溢する創造の旅路を追ったドキュメンタリー。
製作総指揮をマーティン・スコセッシ、ロン・ハワードが担当し、ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトンら音楽界の超大物たちも次々に登場。世代を超えて全ての音楽ファンの心に響く感動作だ。
公開決定に併せて日本版ポスタービジュアルが解禁!
公開決定に併せて解禁された日本版ポスタービジュアルでは、ザ・バンドの5人が寄り添った写真に「音楽も仲間も心から愛していた」というコピーが添えられた。ロビー・ロバートソンが「あまりにも美しい関係だった」と語る5人の絆が、過去の映像を通じてよみがえる本作にふさわしいものとなっている。
ザ・バンドを敬愛するミュージシャンは多く、本作にも大物ミュージシャンたちが特別ゲストとして登場。これ以上の顔ぶれはちょっと考えられないほど、贅沢な出演陣となっている。若き日にザ・バンドの初アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」を聴いてショックを受けたと語るのが、ボスの愛称で知られるアメリカン・ロックの雄、ブルース・スプリングスティーン。一方、“ギターの神様”、エリック・クラプトンは彼らの音にほれ込み、ウッドストックに出向いて、グループへの加入を切望したことを告白する。他にもソウルフルな歌声で知られるヴァン・モリソン、ザ・ビートルズの元メンバー、故ジョージ・ハリソン、知性派ミュージシャンのピーター・ガブリエル、ベテラン・ブルースマンのタジ・マハール等、音楽界の重鎮たちが次々に顔を見せ、ザ・バンドのオリジナルな魅力を振り返る。また、当時、ウッドストックに住んでいたボブ・ディランとの特別な友情やセッションの様子も描かれ、音楽史上のスリリングな瞬間に触れることもできる。
『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』
(原題「ONCE WERE BROTHERS:ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND」)
監督:ダニエル・ロアー
製作総指揮:マーティン・スコセッシ、ロン・ハワード
原案:「ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春」(ロビー・ロバートソン著、奥田祐士訳、DU BOOKS刊)
出演:ザ・バンド〈ロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエル〉、マーティン・スコセッシ、ボブ・ディラン、ブルース・
スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ピーター・ガブリエル、ジョージ・ハリスン、ロニー・ホーキンス、ヴァン・モリソン、タジ・マハール
2019年/カナダ、アメリカ/英語/カラー・モノクロ/アメリカンビスタ/5.1ch/101分
後援:カナダ大使館/字幕翻訳:菊地浩司/字幕監修:萩原健太
配給:彩プロ
宣伝:プレイタイム、スリーピン
©︎Robbie Documentary Productions Inc. 2019
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