『若き詩人』『泳ぎすぎた夜』のフランスの俊英ダミアン・マニヴェル監督の最新作で、第72回ロカルノ国際映画祭最優秀監督賞を受賞した『イサドラの子どもたち』が9月26日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開されます。
本作は山形国際ドキュメンタリー映画祭2019での日本プレミア上映が大反響を受け、日本公開が熱望されていました。

伝説のダンサー、イサドラ・ダンカン。
彼女の遺したダンス「母」から生まれた、3つの喪失と再生の物語。

モダンダンスの始祖として知られるイサドラ・ダンカン(1878〜1927)。
20世紀初頭、舞踊の世界に革命を起こした彼女は、1913年4月、二人の子供を事故で亡くし、その痛みに苦しみながら、亡き子どもたちに捧げるソロダンス「母」を創り上げた。それから100年の時を経て、現代に生きる4人の女性がイサドラの「母」と邂逅するーー。
『若き詩人』『泳ぎすぎた夜』(五十嵐耕平との共同監督)が話題を呼んだフランスの俊英ダミアン・マニヴェルが、まったく新しい試みで「母」の翻案に挑み、イサドラと子どもたちの物語を紡ぎあげる。女たちの身体を通して呼応し、伝播していく、喪失と再生の物語。イサドラの抱えた痛々しくも狂おしい愛が、時を超え、いま私たちに継承される。

呼応しあい、ゆっくりと伝播するイサドラの魂。
4人の女の身体を通して、母と子の物語が美しく静かに綴られる。

物語を綴るのは、それぞれ異なる身体/年齢/境遇にある4人の女たち。イサドラの自伝と舞踊譜をもとに「母」の 踊りと向き合う、振付師のアガト。対話を通じて新しい「母」を共作する若きダンサーのマノンと振付師のマリカ。そして「母」の公演を観劇したエルザは、自らと重ね合わせながら今夜の記憶を反芻する。悲しくも崇高な物語が、 ミニマムな物語形式と情感溢れるカメラワークによって紡がれ、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービン (1872〜1915)の楽曲が美しく彩る。その先鋭的な映画手法は、コンテンポラリーダンサーとしても活躍した監督だからこそなしえたもの。それはダンス映画の枠を超え、一篇の詩のように私たちを魅了する。第72回ロカルノ国際映画祭最優秀監督賞を受賞するなど世界的な評価も受ける秀作が待望の日本公開!

画像: 呼応しあい、ゆっくりと伝播するイサドラの魂。 4人の女の身体を通して、母と子の物語が美しく静かに綴られる。

監督:ダミアン・マニヴェル
脚本:ダミアン・マニヴェル、ジュリアン・デュードネ
撮影:ノエ・バック
編集:ドゥニア・ シショフ/サウンド:ジェローム・プティ、シモン・アポストル
製作:マルタン・ベルティエ、ダミアン・マニヴェル
出演:アガト・ボニゼール、マノン・カルパンティエ、マリカ・リッジ、エルザ・ウォリアストン
2019年/フランス・韓国/84分/ビスタ/5.1CH/カラー/DCP/原題:LES ENFANTS D’ISADORA

配給:コピアポア・フィルム

9 月 26 日(土)より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開

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