『薄氷の殺人』でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をW受賞した中国の気鋭監督ディアオ・イーナンの5年ぶりとなる待望の新作『鵞鳥湖の夜』。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため全国公開を延期していた本作だが、この度9月25日(金)より劇場公開することが決定した。
それにあわせて、本作に出演するフー・ゴーとグイ・ルンメイの2人から、日本の観客に向けてメッセージが到着。本作で、主人公の逃走犯の前に現れる美しき謎の女、リウ・アイアイを演じたグイ・ルンメイからは「今はコロナウイルスの影響で、皆さんも大変な思いをされていると思います。日本の皆さんが平穏に、そして健康に過ごされるよう願っています。劇場に出向く際には、マスクを着用し、私の新作映画を存分に楽しんでもらえればと思います。そして、何か新たな発見があったのなら、私も嬉しく思います。皆さんに楽しんで頂ければ幸いです。」と映画ファンに向けた気遣いに溢れたメッセージが。さらに、主演のフー・ゴーからは「僕が主演しました映画『鵞鳥湖の夜』がまもなく日本公開されます。皆さん、ぜひ劇場に観に来てください。有難うございます。」とファンに向けた嬉しいメッセージが届いた。
『鵞鳥湖の夜』は9月25日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国順次公開。尚、前売り券は延期後の上映にも使用可能。
『鵞鳥湖の夜』キャストメッセージ付き予告編
◾️STORY
2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖の周辺地域は、ギャングたちの縄張り争いが激化していた―。刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男チョウは、対立する猫目・猫耳兄弟たちとの揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつめられたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻と幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に現れたのは、妻の代理としてやってきたアイアイという見知らぬ女。寂れたリゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦として生きているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいくのだった……。
監督・脚本:ディアオ・イーナン
撮影:トン・ジンソン
照明:ウォン・チーミン、美術:リュウ・チアン
出演:フー・ゴー、グイ・ルンメイ、リャオ・ファン、レジーナ・ワン
2019年/中国・フランス合作/111分/ビスタサイズ/英題:THE WILD GOOSE LAKE(原題:南方車站的聚会)/PG-12
配給:ブロードメディア
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