松竹株式会社は、1920年2月11日に松竹キネマ合名社を設立し、映画製作・供給(配給)事業を開始しました。それから 100 年を経た 2020 年の本年、これを記念して、「松竹映画 100 周年」の取り組みを行っています。その一環として、この度日本初の本格的トーキー映画の製作や、島津保次郎、五所平之助、そして小津安二郎など、幾多の名監督を輩出した蒲田撮影所の開所日でもある本日 6 月 25 日、 特設サイト「松竹映画 100年の100選」と「松竹・映画作品データベース」が開設されました。

画像: ポン・ジュノ、黒沢清、松坂桃李のオススメは--?"あなたにぴったりの映画を、みつけてほしい" 特設サイト「100 年の100 選」がスタート!同時に、松竹映画 5000 タイトルを網羅するデータベースも開設!

感性の赴くままにー あなたにぴったりの映画を、みつけてほしい!
「今、観たい松竹映画」を厳選紹介

松竹映画約 5000 の中から、“今、観たい映画”をテーマに独自に選んだ 100 作品を紹介。
作品ページには、松竹社員(グル ープ会社含む)が熱くすすめる“超おススメ・コメント”の中から厳選した紹介文を掲載。名作や映画史的意義といった観点とはまた一味違う、「今、映画好きにぜひ出会ってほしい」作品ラインナップをお届けします。

また、各映画作品の特色を、36種類のタグ#で紹介する機能も搭載。
#泣きたいときに #思いっきり笑いたいといった< 感情ファクター>や、#会社に行きたくないあなたへ #大人の色気を感じたいといった<シチュエーション別>、#語りたくな る1本 #モノクロだからって見ないと損!といった<映画ファン心をくすぐる提案>など、さまざまな切り口のタグ#を用意。気になるタグ#から、感覚的に作品を選べる仕様になっています。

「私の好きな松竹映画」企画では、各界で活躍する方が“好きな松竹映画”を紹介。
まずは、本年度米アカデミー賞で話題をさらったポン・ジュノ監督や、黒沢清監督、俳優・松坂桃李が選ぶおすすめ作品をコメントともに紹介しており、今後も様々なジャンルで活躍する方々からのコメントを順次追加予定です。

<私の好きな松竹映画> コメント一部紹介

【ポン・ジュノ監督選】 『復讐するは我にあり』(今村昌平監督/1979 年)

画像: ポン・ジュノ監督

ポン・ジュノ監督

「(前半略)父親の原罪、日本の歴史的曲折、歪んだ欲情らが一つに絡み合い、巨大なスケール の叙事と化す。 社会や制度では制御不能な怪物の身悶えを、目の前で目撃しているかのように迫り来る恐怖。 実在する連続殺人魔の一代記という次元を超えた、まさに他に類を見ない、圧倒的な迫力の映画 である。」

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movies.shochiku.co.jp/100th/celebrity/bong-joon-ho/

【黒沢清監督選】
『日本の夜と霧』(大島渚監督/1960 年)

画像: 黒沢清監督

黒沢清監督

「この映画の登場で政治ディスカッション映画というまったく新しいジャンルが切り開かれた。世界が驚 いたのも無理はない。カメラの強烈な長回しと切羽詰まった俳優たちの熱演が異様な迫力を生み、と りわけ後半で津川雅彦たちが刑事に逮捕される描写は圧巻だ。(後半略)」

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movies.shochiku.co.jp/100th/celebrity/kurosawa-kiyoshi/

【松坂桃李選】
映画 『聲の形』(山田尚子監督/2016 年)

画像: 松坂桃李 写真:©廣瀬靖士

松坂桃李
写真:©廣瀬靖士

「人との間に自然と湧いてくる温かさや怖さ、冷たさ。 自分が生きてきた思い出とともに思い起こし、感じられる作品です。 人間誰しもが持つ感情、まさに聲を形にすることの大切さもこの作品を通して知りました。」

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また、今後一般の方もご参加いただける「私の好きな松竹映画」大募集キャンペーンの実施も予定とされている。

松竹映画、約5000タイトルを網羅!
「松竹・映画作品データベース」
https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/

1920 年、松竹の創始者が決断した「映画の製作・供給事業」は、関東大震災や第二次世界大戦などの受難を乗り越え、 2020 年の今に続いています。初の本格的トーキー映画、そして初のカラー映画の製作など、まさに「松竹映画の革新は日本映画の革新」と言っても過言ではありません。また松竹は、蒲田撮影所開設当時から、プロデューサーやスターを中心とした映画 づくりではなく、独自の「ディレクター・システム」を採用してきました。監督という存在を頂点にして体系化された組織を編成し、製作を進めるやり方です。これによって、歴史に残る作品を世に送る幾多の名監督を輩出してきました。

この「松竹・映画作品データベース」は、このページを開くことで「日本映画の革新」と「歴史に残る作品」 に身近に触れていただき、気になった作品は、作品そのものに出逢ってもらいたい、そんな一歩を意識して、作成している。

第 1 弾として、小津安二郎、木下惠介、山田洋次など国内外に著名な監督作品や国内外の映画賞受賞作品、そして 2014 年以降の作品をピックアップした 1011 作品のデータベースが本日公開されました。
作品名はもちろんのこと、キャスト、スタッフ、監督名など、作品にまつわるキーワードで検索ができる検索機能をもっており、いつでもどこでも松竹の映画作品について調べることができます。 また、「松竹映画 100 周年」の記念として、2021 年中に、約 5000 本の全タイトルの掲載が予定されています。

コロナ禍において、自宅でのエンタテインメントを求める人が急増している中、映画を通じて、ひとりでも多くの方に楽しみや喜びをもたらせるようにと、松竹映画100周年では今後もさまざまな取り組みを展開していく予定。

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