新型コロナウィルスにより休館中だった新宿K’s cinema再開後の皮切り公開となる本作。
アンナ・カリーナ80歳、ジャン=リュック・ゴダール90歳を寿ぐはずだった2020年を目前にして昨年の12月14日アンナはパリで逝去。40年にわたるパートナーだったデニス・ベリー監督が万感の思いを込めて作り上げた本作は、挿入画像の権利関係上、日本公開はできない作品でしたが、アンナ追悼のため、今年限りの上映が認められました。
アンナとゴダールという映画史上の伝説的なカップルが作り上げた、ヌーヴェルヴァーグを代表する珠玉の3本『気狂いピエロ』『女と男のいる舗道』『女は女である』も同時上映決定!
『気狂いピエロ』は、2018年6月6日に亡くなった字幕翻訳家寺尾次郎氏が「25年は無理としてもせめて10年くらい」は定訳になってほしいと願いをこめた渾身の新訳字幕版。寺尾氏の三回忌に合わせた上映であり、権利の関係でしばらくはこれが『気狂いピエロ』日本最終上映の機会となります。
本作の上映は、フランスの永遠のファッションアイコンとして、またその人生が今なお大きな影響を与えるアンナ・カリーナと、代表作である『気狂いピエロ』『女は女である』を字幕翻訳した寺尾次郎氏三回忌(6月6日)追悼上映でもあります。
上映日程
『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』 6月13日より7月10日まで
『気狂いピエロ』 6月13日より19日まで
『女と男のいる舗道』『女は女である』6月20日より26日まで日替わり
『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』
監督:デニス・ベリー
2017年/フランス/55分/日本語字幕:芳野まい
© Les Films du Sillage – ARTE France – Ina 2017
配給:オンリー・ハーツ