4月18日(土)~6月12日(金) 新宿K's cinemaにて開催いたします「台湾巨匠傑作選 2020」で、本邦劇場初公開となる台湾映画界のレジェンド、巨匠ワン・トン監督の大作『バナナパラダイス』の予告編が完成いたしました。
あわせて、全上映作品をお知らせいたしますので、ぜひご紹介いただきたくお願いいたします。エドワード・ヤン監督上映可能全作品、ツァイ・ミンリャン監督4部作、『スーパーシチズン超級大国民』『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』『藍色夏恋』『台北暮色』『あなたを想う』『父の初七日』『百日告別』『共犯』『怪怪怪怪物!』『幸福路のチー』『祝宴!シェフ』『GF*BF』『天空からの招待状』『星空』など、アニメ、ドキュメンタリーからホラー、サスペンスまで幅広い盛沢山の名作ラインナップ、全33作品の台湾映画をご堪能いただける好評企画です。
―上映作品33作品一覧-
■台湾巨匠傑作選2020開催記念特別公開
『バナナパラダイス』デジタルリマスター版 日本劇場初公開
監督:ワン・トン(王童)
台湾巨匠ワン・トン監督
『バナナパラダイス』デジタルリマスター版予告
他、上映作品
■江口洋子スペシャルセレクト(上映順)
傑作台湾映画の伝道師 江口洋子さんのセレクトによる未公開作品を特集
日本に台湾映画・文化を伝える傑作台湾映画の伝道師・江口洋子さんセレクトによる貴重な未公開台湾映画を特集。台湾文化センターのホールで、隠れた名作台湾映画を発掘し上映会を定期的に行ってきた、知る人ぞ知る江口さんの解説つき上映が実現します。この機会を逃すと観られないかもしれない佳作ぞろいのスペシャル企画
江口洋子さんは、今、台湾映画の伝道師として台湾文化センターのホールで未公開台湾映画の上映会を定期的に行っている。『停車』『盗命師』『古代ロボットの秘密』『血観音』『天龍一座がゆく』『河豚』の6作品いずれも未公開台湾映画を、台湾文化センター同様江口さんの解説つきの上映が実現する。全部字幕付き。この機会を逃すと観られないかもしれない、隠れた佳作ぞろいのスペシャル企画。
『停車』
2008年/台湾/107分/原題:停車
監督:チョン・モンホン(鍾孟宏)
『盜命師』
2017年/台湾/109分/原題:盗命師
監督:リー・チーユエン(李啓源)
『古代ロボットの秘密』
2015年/台湾/103分/原題:奇人密碼-古羅布之謎
監督:ホアン・チャンホア(黄強華)
『血観音』
2017年/台湾/112分/原題:血觀音
監督:ヤン・ヤーチェ(楊雅喆)
『天龍一座がゆく』
2012年/台湾/111分/原題:龍飛鳳舞
監督:ワン・ユーリン(王育麟)
『河豚』
2011年/台湾/87分/原題:河豚
監督:リー・チーユエン(李啓源)
■エドワード・ヤン(楊徳昌)監督上映可能全作品
『台北ストーリー』**
1985年/台湾/119分/青梅竹馬
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』
1991年/台湾/236分/原題:牯嶺街少年殺人事件
『ヤンヤン 夏の想い出』
2000年/台湾・日本/173分/原題:
■ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督四部作
『青春神話』
1992年/台湾/106分/原題:青少年哪吒
『愛情萬歳』
1994年/台湾/117分/原題:愛情萬歳
『河』
1997年/台湾/115分/原題:河流
『郊遊 <ピクニック>』
2013年/台湾・フランス/138分/原題:郊遊
■チェン・ユーシュン(陳玉勲)監督
『熱帯魚』
1995年/台湾/108分/原題:熱帶魚
『ラブ ゴーゴー』
1997年/台湾/113分/原題:愛情來了
『祝宴!シェフ』
2013年/台湾/145分/原題:總舖師
■トム・リン(林書宇)監督
『星空』
2011年/台湾・中国・香港/99分/原題:星空
『百日告別』
2015年/台湾/96分/原題:百日告別
■ヤン・ヤーチェ(楊雅喆)監督
『GF*BF』
2012年/台湾/106分/原題:女朋友。男朋友 ※本邦最終上映
『血観音(原題:血觀音)』
※江口洋子セレクト参照
■台湾ニューシネマとは何か
『台湾新電影(ニューシネマ)時代』
2014年/109分/台湾/原題:光陰的故事-台灣新電影 監督:シエ・チンリン(謝慶齢)
■アイデンティを求めて
『スーパー シチズン 超級大国民』
1995年/台湾/120分/原題:超級大國民
監督:ワン・レン(萬仁)
『幸福路のチー』
2017年/台湾/111分/原題:幸福路上 監督:ソン・シンイン(宋欣穎)
『父の初七日』
2009年/台湾/93分/原題:父後七日 監督:ワン・ユーリン(王育麟)
『天空からの招待状』
2013年/台湾/93分/原題:看見台灣
監督:チー・ボーリン(齊柏林)
『KANO1931海の向こうの甲子園』
2014年/台湾/185分/原題:KANO
監督:マー・シーシャン(馬志翔)
■現代台北模様
『藍色夏恋』
2002年/台湾・フランス/84分/原題:藍色大門
監督:イー・ツーイエン(易智言)
『台北暮色』
2017年/台湾/107分/原題:強尼・凱克
監督:ホアン・シー(黄熙)
『あなたを、想う。』
2015年/台湾・香港/119分/原題:念念
監督:シルヴィア・チャン(張艾嘉)
『若葉のころ』
2015年/110分/台湾/原題:五月一号
監督:ジョウ・グータイ(周格泰)
■ミステリー&ホラー
『共犯』
2014年/台湾/89分/原題:共犯
監督:チャン・ロンジー(張栄吉)
『怪怪怪怪物!』
2017年/台湾/113分/原題:報告老師!怪怪怪怪物!
監督:ギデンズ・コー(九把刀)
『目撃者 闇の中の瞳』
2017年/台湾/117分/原題:目擊者
監督:チェン・ウェイハオ(程偉豪)
台湾巨匠傑作選2020開催記念特別公開
2019年金馬奨終身成就賞 台湾映画のレジェンド ワン・トン(王童)監督作品
『バナナパラダイス』デジタルリマスター版本邦劇場初公開‼
台湾――そこはバナナがたわわに実る<天国>のはずだった…
“なりすまし人生”の果てに男がたどり着いた真実とは・・・?
ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンが牽引した台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督作品『バナナパラダイス』。ワン・トン監督は、彼らの活躍以前から、時代の変化を予兆するかのように骨太のリアリズムで映画を発表し、プロデュースまた美術指導としても多くの傑作に携わった。名作『無言の丘』『村と爆弾』の他16本の監督作品に加え、『熱帯魚』『藍色夏恋』などのプロデュース、100本以上の作品で美術指導を担当した台湾映画界のレジェンド。2007年に台湾文芸界における最高栄誉賞である国家文芸賞を、2019年には金馬奨の名誉賞である終身成就賞を受賞しました。正真正銘の台湾巨匠ワン・トン監督の大作が、本邦劇場初公開。
【STORY】
1949年、幼馴染みのダーションを頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込んだ青年メンシュアンは、寒風吹きすさぶ荒涼たる中国華北から、バナナが実る緑豊かな南国台湾へとたどり着く。その新天地で二人にスパイ容疑がかけられ、メンシュアンは命からがら部隊を逃げ出す途中、ある男の臨終に出くわしたメンシュアンは、その妻ユエシャンに彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ち掛けられる…。大陸から台湾へ渡り数奇な運命を辿る男の半生を綴る。『村と爆弾』(87)『無言の丘』(92)と共に、台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督の<台湾三部作>と称される。名を変え、身分を偽り、他人の人生を必死に生きるメンシュアンを若き日のニウ・チェンザー(『風櫃の少年』主演、『モンガに散る』『軍中楽園』監督)が好演、ダーションを演じたチャン・シーは、金馬奨で最優秀助演男優賞を獲得した。日本人の知らない戦後台湾史を、ユーモアあふれるエピソードと奇想天外な展開で描き出す最高傑作が、30年の時を経て遂に日本劇場初公開!
1989年・台湾/148分/カラー [原題]香蕉天堂 [英文タイトル]Banana Paradise
第26回金馬奨最優秀助演男優賞
監督:ワン・トン
脚本:ワン・シャオディー(王小棣)、ソン・ホン(宋紘)撮影指導:リャオ・ベンロン(廖本榕) 主演:ニウ・チェンザー(鈕承澤)、チャン・シー(張世)、ゾン・チンユー(曾慶瑜)、リー・シン(李欽)、ウェン・イン(文英)