メジャーで大衆的な音楽映画が劇場で注目を集める中、シネマート新宿が放つ真逆の新企画が決定!まだ日本で紹介されていない新作、長年上映されていない旧作など、地下にうごめく数々の<アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画>にスポットライトをあてる期間限定の特集上映、〈UNDERDOCS(アンダードックス)〉が6月12日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催されることが決定いたしました。まさにロック映画のフェスティバルとなります。

上映予定作品は、サンダンス映画祭正式出品作でもある『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』、辺り一面何も無い荒廃した砂漠の中でソニック・ユース、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン、ミニットメンという奇怪な組み合わせがただひたすら演奏するという現代のバーニングマンやコーチェラフェスの原型を捉えた『デソレーション・センター』、オーストラリア・パンクを世界に知らしめた豪州のストゥージズ、レディオ・バードマンを描く『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』、90年代エモコアに多大な影響を与え近年再始動を果たしたジョウブレイカーの『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』が日本初上映。
さらにセックス・ピストルズ初のアメリカツアーを追ったパンク・ドキュメンタリー映画の最高傑作『D.O.A.』が19年ぶりにスクリーンに登場、昨年惜しくも逝去した天才ダニエル・ジョンストンを描いた『悪魔とダニエル・ジョンストン』が14年ぶり、おびただしい数のバンドをフィーチャーしたハードコア巨編『AMERICAN HARDCORE』が9年ぶりの上映となる。
また2006年にシアターN渋谷で3回のみ上映されてその姿を消した『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』がまさかの上映決定。ラインナップはパンクロックに少し偏っている感があるが、それは10数年前に今は亡きシアターN渋谷で細々と開催されていた「PUNK/HARDCORE FILM FES」の流れを汲んでいるからに他ならない。巨大な商業的成功をおさめるアーティストたちの音楽映画が賑わうなか、この企画はその真逆を行く、裏街道まっしぐらな地獄の上映となる。 

『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』新作|日本初上映

2018年サンダンス映画祭正式出品

画像: 『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』新作|日本初上映

70年代末に日本で大ヒットしたガールズバンド、ザ・ランナウェイズの元中心メンバーであり、<ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ>としてソロ活動を続け、2015年にはロックの殿堂入りを果たした、女性ギタリストでありロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画。

2018年|アメリカ映画|95分|原題:BAD REPUTATION
© 2018 Bad Reputation LLC
出演:ジョーン・ジェット、ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY)、デビー・ハリー(BLONDIE)、マイケル・J・フォックス、イアン・マッケイ(FUGAZI)、イギー・ポップ、マイク・ネス(SOCIAL DISTORTION)、ピート・タウンゼンド(THE WHO)、マイリー・サイラス、
クリステン・スチュワート 
監督:ケヴィン・カースレイク

『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』新作|日本初上映

画像: 『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』新作|日本初上映

1974年結成、オーストラリアのパンク・ロックバンド、レディオ・バードマンの歴史を網羅。セインツと並びオーストラリア・パンクを世界に知らしめ、ストゥージズの荒々しさとラモーンズのシンプルさをミックスしてオーストラリア特有の哀愁のメロが印象的な、現在も熱狂的フォロワーがいる重鎮。

2018年|オーストラリア映画|109分|原題:DESCENT INTO THE MAELSTROM
© LIVING EYES PTY LTD 2018
出演:RADIO BIRDMAN  
監督・製作・編集:ジョナサン・セクエラ

『デソレーション・センター』新作|日本初上映

画像: 『デソレーション・センター』新作|日本初上映

米国の砂漠地帯で行われている巨大フェス、コーチェラ・フェスティバルやバーニングマンの元祖であり、1980年代に初めて南カリフォルニアの荒廃した砂漠で実施されたライヴイベント、<デソレーション・センター>の知られざる模様を貴重な映像とともに追ったドキュメンタリー映画。LAパンクの面々のほかソニック・ユース、さらに日本では映画『半分人間』(石井聰亙監督)で知られるインダストリアルミュージックの重鎮ノイバウテンが参戦、凄まじい奇天烈なライヴを繰り広げる。

2018年|アメリカ映画|93分|原題:DESOLATION CENTER
©2018 MU PRODUCTIONS.
出演:SONIC YOUTH、MINUTEMEN、MEAT PUPPETS、SWANS、REDD KROSS、EINSTURZENDE NEUBAUTEN、SRL、SAVAGE REPUBLIC
監督:スチュワート・スウィージー

『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』新作|日本初上映

画像: 『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』新作|日本初上映

1986年~1996年まで活動、ニューヨーク出身のバンド、ジョウブレイカーの軌跡を追ったドキュメンタリー映画。90年代に拠点をサンフランシスコに移し、インディーズバンドとして絶大な支持を集めるも、1995年、メジャーレーベルのGeffenからアルバムを発表、凄まじいバッシングを受けて翌年解散、この顛末がすべて描かれている。監督・プロデューサーは『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』(2005年)のチーム、ティム・アーウィン&キース・スキエロン。

2019年|アメリカ映画|77分|原題:DON’T BREAK DOWN:A FILM ABOUT JAWBREAKER
© 2019 Rocket Fuel Films
出演:JAWBREAKER、ビリー・ジョー・アームストロング、スティーヴ・アルビニ
監督:ティム・アーウィン、キース・スキエロン

『D.O.A.』19年ぶりの上映

画像1: 『D.O.A.』19年ぶりの上映
画像2: 『D.O.A.』19年ぶりの上映

70年代末、イギリスを中心に世界的に吹き荒れたパンク・ムーブメントのコアであり、世界で最も過激だったバンド、セックス・ピストルズ初のアメリカツアーを中心に、デッド・ボーイズ、シャム69、ジェネレーションXなど、当時絶頂期を迎えていた様々なバンドを追ったパンク・ドキュメンタリー映画の最高傑作。
アメリカでの異様ともいえる熱狂の中での、観客との暴力沙汰、ベースで殴りかかるシド、極限まで張り詰めた緊張感と毒々しい空気。そしてなんといっても、ドラッグ漬けでまともに話さえできないシドとナンシー・スパンゲンの貴重なヘロヘロのインタビューを収録。

1980年|アメリカ映画|93分|原題:D.O.A.: A Rite of Passage
© 1981 D.O.A. Productions © 2017 MVD Entertainment Group
出演:SEX PISTOLS、GENERATIONX、THE CLASH、THE DEAD BOYS
監督・製作・脚本:レック・コワルスキー

『悪魔とダニエル・ジョンストン』14年ぶりの上映

2005年サンダンス映画祭 監督賞受賞
2005年サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 観客賞受賞(ドキュメンタリー部門)

画像1: 『悪魔とダニエル・ジョンストン』14年ぶりの上映
画像2: 『悪魔とダニエル・ジョンストン』14年ぶりの上映

世界中のアーティストたちを魅了し、2019年に他界した天才シンガー・ソングライター兼アーティスト、ダニエル・ジョンストン。本作は、その繊細さゆえ躁鬱病に苦しむダニエルの狂気、創造性、そして愛を描いた傑作ドキュメンタリーだ。誇大妄想に苦しむ天才アーティストの原点から現在までの浮き沈みの激しいドラマティックな人生、破天荒なエピソード、様々な禁断症状や挫折、そして痛ましいまでの贖罪の数々。ヒップスターの栄光の裏側に隠された驚愕の真実、感動の伝記映画がここに誕生した―。
2005年|アメリカ|モノクロ及びカラー|110分|原題:THE DEVIL AND DANIEL JOHNSTON  © 2005 YIP! JUMP、LLC.
出演:ダニエル・ジョンストン、キャシー・マッカーティ、ジャド・フェア、ギビー・ヘインズ、マット・グローニング
監督・脚本:ジェフ・フォイヤージーグ 音楽:ダニエル・ジョンストン

『AMERICAN HARDCORE』9年ぶりの上映

2006年サンダンス映画祭正式出品
2006年トロント国際映画祭正式出品

画像1: 『AMERICAN HARDCORE』9年ぶりの上映
画像2: 『AMERICAN HARDCORE』9年ぶりの上映

壮絶80年代USハードコア・パンク・ドキュメント巨編。1970年代末~1980年代にかけて全米の地下世界で爆発的に吹き荒れたUSハードコア/パンク・ムーヴメント。メジャーレーベルとのかかわりは無く、自主レーベル、ライヴ、ファンジンなどで独自のネットワークを築き、巨大なムーヴメントに成長していった。本作は、リアルタイムで世界的に紹介されることのなかったムーヴメントの最盛期、80年から86年をインタビューと当時の貴重な映像とで綴ったドキュメンタリー映画。
全60バンド、インタビュー総勢94名、本編使用楽曲数は実に76曲におよぶ。
2006年|アメリカ|100分|原題:AMERICAN HARDCORE
©2006 AHC PRODUCTIONS LLC. All Rights Reserved.
出演:ジョーイ・キースリー(D.O.A.)、マイク・パットン(ミドルクラス)、クリス・フォーリー(SS Decontrol)
デイヴ・ディクター(MDC)、クリス・ドアーティ(ギャング・グリーン)、ジャック・グリシャム(TSOL)、トニー・カデナ(アドレッセンツ)、キラ・ロゼラー(ブラック・フラッグ)、ケヴィン・セカンズ(7セカンズ)、ジミー・ゲシュタポ(マーフィーズ・ロウ)、マーク・アーム(グリーン・リヴァー,マッドハニー)、ショーン・スターン(ユース・ブリゲイド)
監督:ポール・ラックマン/原作:スティーヴン・ブラッシュ

『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』14年ぶりの上映

画像1: 『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』14年ぶりの上映
画像2: 『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』14年ぶりの上映

ブラック・フラッグのグレッグ・ギンが運営するレーベル、SSTレコードの第一号リリースとなった奇跡の突然変異バンド、ミニットメン。変則的なリズムの上にクリーントーンのギターととてつもないうねりのベースが乗っかるという前代未聞のサウンドで聴く者に衝撃を与えた。1985年のメンバーの事故死にてその歴史に終止符が打たれたミニットメンの活動と魅力を、50名以上の錚々たるミュージシャンたちの熱い想いと、当時の貴重なライヴ映像で綴る。

2005年|アメリカ映画|91分|原題:WA JAM ECONO:THE STORY OF THE MINUTEMEN
© Rocket Fuel Films 2005
出演:ジョー・バイザ(SACCHARINE TRUST)、ジェロ・ビアフラ(DEAD KENNEDYS)、デズ・カデナ(BLACK FLAG)、チャック・ドゥコウスキー(BLACK FLAG)、フリー(RED HOT CHILI PEPPERS)、グラント・はート(HUSKER DU)、サーストン・ムーア(SONIC YOUTH)、コリン・ニューマン(WIRE)、レイモンド・ペティボン、キラ(BLACK FLAG)、スポット
監督:ティム・アーウィン

『END OF THE CENTURY』

画像1: 『END OF THE CENTURY』
画像2: 『END OF THE CENTURY』

1974年ニューヨークにて結成、1曲2分足らず爆音3コードパンクのスタイルを確立、イギリスのセックス・ピストルズやクラッシュから現代パンクのグリーン・デイまで世界中の錚々たるバンドに影響を与え続けているラモーンズ。そんな彼らの、いままであまり語られる事の無かった光と陰を、バンドに関った多くの人々、そして過去在籍した全てのメンバーの証言をもとに記録したドキュメンタリー。

2004年|アメリカ映画|108分|原題:END OF THE CENTURY
© 2004 Cugat, Inc.
出演:ジョニー・ラモーン、ジョーイ・ラモーン、ディーディー・ラモーン、トミー・ラモーン、マーキー・ラモーン、CJ・ラモーン、リッチー・ラモーン
監督・製作・:マイケル・グラマグリア&ジム・フィールズ

『FUGAZI:INSTRUMENT』

画像1: 『FUGAZI:INSTRUMENT』
画像2: 『FUGAZI:INSTRUMENT』

MINOR THREATでUSハードコア・パンクを開拓したイアン・マッケイがポスト・ハードコアを実践すべく80年代後半に結成したワシントンDC発のバンド、FUGAZIの軌跡を追ったドキュメンタリー映画。本作は1987年から1998年のライブ映像を中心に、レコーディングのシーンやインタビュー、舞台裏の貴重な映像が織り込まれ、その様々なシチュエーションにFUGAZIの意思が表れている。

2003年|アメリカ|モノクロ及びカラー|117分|原題:FUGAZI:INSTRUMENT
©1998, 2018 Dischord Records
出演:FUGAZI(イアン・マッケイ、ジョー・ラリー、ブレンダン・キャンティー、ギー・ピチョット)
監督:ジェム・コーエン

『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』

2012年SXSW映画祭
2012年シルバードック映画祭
2012年シアトル国際映画祭
2012年ウッドストック映画祭 正式出品作品

画像1: 『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
画像2: 『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』

アメリカン・ハードコア/パンクの最重要・最速のバンド、BAD BRAINSを追った2012年製作のドキュメンタリー映画。1976年ワシントンDCにて結成。そのあまりに激しいライヴによりワシントンDCのライヴハウスシーンから締め出しを食らったという凄まじい伝説や、パンクとレゲエを縦横無尽に行き来するという唯一無二のスタイルを確立してその後の多くのバンドに絶大な影響を与え続けている、アメリカのロック史にその名を刻む重鎮バンド。本作はそんなBAD BRAINSの2007年のツアーの模様を軸に、バンドの歴史も追っていく、同バンド史上初のドキュメンタリー映画。

2012年|アメリカ映画|104分|原題:BAD BRAINS / A BAND IN DC
© 2012 PLAIN JANE PRODUCTIONS
出演:BAD BRAINS(H.R.、ドクター・ノウ、ダリル・ジェニファー、アール・ハドソン)、ヘンリー・ロリンズ(BLACK FLAG)、イアン・マッケイ(MINOR THREAT)、BEASTIE BOYS(マイク・ダイヤモンド、アダム・ヤウク、アダム・ホロヴィッツ)、デイヴ・グロール(FOO FIGHTERS)、アンソニー・キーディス(RED HOT CHILI PEPPERS)
監督:マンディ・スタイン、ベンジャミン・ローガン

『ザ・メタルイヤーズ』

2015 telegraph.co.uk「史上最高の音楽ドキュメンタリー映画ベスト25」-第3位
2015 VULTURE「史上最高の音楽ドキュメンタリーベスト50」-第2位
2015 Esquire.com「史上最もヘヴィ・メタルな映画20選」選出

画像: 『ザ・メタルイヤーズ』

『ウェインズ・ワールド』(92)の大ヒットで知られるペネロープ・スフィーリス監督が自身のキャリアで最も情熱を注ぎ、最も大切にしている≪デクライン≫シリーズの第2弾『ザ・メタルイヤーズ』。オレンジジュースをこぼすオジー。泥酔して孤独を語るクリス・ホームズ(W.A.S.P.)。丘にそびえ立つレミー(motörhead)。華美な装飾に彩られた幻想、LAメタルのショッキングな実情を収めた衝撃の記録。巷に溢れる音楽ドキュメンタリーとは異なる鋭い描写と客観性、そして優れたライヴ撮影であらゆる媒体や観客から熱狂的な支持を受ける作品である。

1988年|アメリカ|94分|原題:THE DECLINE OF WESTERN CIVILIZATION PART II: THE METAL YEARS
© 1988 IRS World Media and Spheeris Films Inc. All Rights Reserved.
出演:スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、アリス・クーパー、ジーン・シモンズ、ポール・スタンレー、レミー、オジー・オズボーン、POISON、クリス・ホームズ、LIZZY BORDEN、FASTER PUSSYCAT、SEDUCE、ODIN、LONDON、MEGADETH
監督:ペネロープ・スフィーリス

『ギミー・デンジャー』

画像1: 『ギミー・デンジャー』
画像2: 『ギミー・デンジャー』

ロック界のカリスマ〈ゴッドファーザー・オブ・パンク〉イギー・ポップ。そして、映画界の鬼才ジム・ジャームッシュ。イギーが率いたバンド、ザ・ストゥージズの熱烈なファンであり続けるジャームッシュはイギーを役者として起用するなど、二人は親交を深めてきた。そして今まで映像で語られたことのなかった伝説のバンド、ザ・ストゥージズの軌跡を綴るドキュメンタリーが完成した。イギーを中心に1967年に結成され、74年のライブを最後に自然消滅したバンド「ザ・ストゥージズ」。パンクムーブメント以降、その評価は高まり、2010年にはロックの殿堂入りを果たした。
本作ではイギーを軸としたメンバーと本当に近しい関係者にのみ取材を敢行。当事者だから語ることができるストゥージズの真実が、新たに発見された映像や写真などとともに語られていく。

2016年|アメリカ|108分|PG12|原題:GIMME DANGER
© 2016 Low Mind Films Inc© Danny Fields/Gillian McCain
出演:ジム・オスターバーグ as イギー・ポップ、ロン・アシュトン、スコット・アシュトン、ジェームズ・ウィリアムスン、スティーブ・マッケイ、マイク・ワット、キャシー・アシュトン、ダニー・フィールズ
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』

画像1: 『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』
画像2: 『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』

世界初の女性のみのパンクロック・グループ、スリッツの歴史を70年代中頃のバンド結成時から、解散以後のメンバー個々のストーリー、2005年の再結成、そして2010年、本作の制作中に癌でヴォーカルのアリ・アップが亡くなるまでを追ったドキュメンタリー映画。アーカイヴ映像や初めて公となる写真の数々、メンバーの証言やファン、プロデューサーや評論家などスリッツに影響を受けてきた面々のインタビューで構成された本作は、まさにアリ・アップの言葉が最も端的に作品を表わしている。「私は人に好かれようと思ってここにいるのではない。私は人に聴いてもらう為にここにいるの」。スリッツが如何に進化し世界中の人々に影響を与えていったかを描いている。

2017年|イギリス|86分|原題 HERE TO BE HEARD: THE STORY OF THE SLITS
© Here To Be Heard Limited 2017
出演:ドン・レッツ、ヴィヴ・アルバータイン、ポール・クック、アリ・アップ、デニス・ボーヴェル、テッサ・ポリット、ケイト・コラス、バッジー  
監督・脚本・撮影・編集:ウィリアム・E・バッジリー

主催:エスピーオー/ビーズインターナショナル/キングレコード
配給・宣伝 ビーズインターナショナル

6月12日(金)~7月9日(木)シネマート新宿
6月12日(金)~6月25日(木)シネマート心斎橋にて開催!

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