長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』(18)が世界中の映画サイト、映画誌の年間ベストに選出され、いまハリウッドの製作陣が"最も組みたいクリエイター"として注目されているアリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』が、2月21日(金)より全国公開。全国で満席続出、リピーター鑑賞者も続出する大ヒットスタートを切っている。
本作は、公開前からマスコミ試写や先行上映会で「完璧」「クオリティが高すぎる」と絶賛され、映画ファンの注目を受けていたが、初日を迎えると、「ミッドサマー」がtwitterのトレンド上位に上がり、早朝の回から10代~20代の女性グループや、カップルも多く動員。
本作は初日の2/21(金)から2/24(月)までの四日間で
動員77,125人 興行収入¥115,450,400(上映館数:全国106SC)を記録。
同日公開の大作『チャーリーズ・エンジェル』(全国306SC)や、本年度アカデミー賞受賞作『スキャンダル』(全国200SC)を超える興行成績を達成した。
『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督最新作。
5人の学生が招かれたのは、白夜に照らされた狂気の祭だった―
恐怖の歴史を覆す“フェスティバル・スリラー”
本作は、“明るいのにおそろしい”白夜のスウェーデンが舞台のスリラーでありながら、劇中に散りばめられた様々な伏線や謎についての考察も楽しめる作品。
2/11(火)に先行上映として行われたトークショー付き上映会で、映画評論家の町山智浩氏がアリ・アスターとのインタビューも元に、「今村昌平の『楢山節考』や『神々の深き欲望』に影響を受けている」と、ストーリーの基本にあるのが実は日本映画であったことや、「劇中に登場する絵画に(謎を解く)意味が込められている」と語り、本作に込められた謎を解き明かしている。
2/21(金)の初日を迎えると、SNSでは細かい伏線の回収や、絵画に込められた意味、劇中の登場人物たちの衣服や屋敷に記されたルーン文字の意味の考察、北欧神話との関連、画面に隠された謎のシルエットについて、さらに「ハッピーエンドでもある」とアリ・アスター監督が来日舞台挨拶で語った結末の解釈についてなど、様々な議論がSNSで巻き起こり、同日夜にはtwitterの“日本のトレンド”に「ミッドサマー」がランクインした。
一度見ただけでは見逃しているものも多いかもしれない本作。散りばめられた数々の伏線を見つけたり、どのシーンでどの作品がどう影響を与えているのかを確認したり、何度見ても発見があるので、リピート鑑賞をするファンも続出している。
映画公式サイトには、鑑賞後専用の、隠された謎や伏線を徹底解析する「観た人限定 完全解析ページ」が設置されており、SNSでは「徹底解析を読んでもう一度観たい」という声も多く上っている。
『ミッドサマー』公式HP内 “観た人限定 完全解析ページ”URL
https://www.phantom-film.com/midsommar/mystery/index.html
恐怖の歴史を覆す“フェスティバル・スリラー
” A24×アリ・アスター監督『ミッドサマー』 予告
■STORY
家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
監督・脚本:アリ・アスター
出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィルヘルム・ブロングレン、アーチー・マデクウィ、エローラ・トルキア、ビョルン・アンドレセン
製作:パトリック・アンディション、ラース・クヌードセン
撮影監督:パヴェウ・ポゴジェルスキ プロダクション・デザイン:ヘンリック・スヴェンソン 編集:ルシアン・ジョンストン 衣裳デザイン:アンドレア・フレッシュ 音楽:ボビー・クルリック
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提供:ファントム・フィルム/TCエンタテインメント/Filmarks
配給:ファントム・フィルム|原題:MIDSOMMAR|2019年|アメリカ映画|ビスタサイズ|上映時間:147分|映倫区分:R15+