世界的な写真家ユージン・スミスをジョニー・デップが演じ、1950年代の日本の公害病の一つ水俣病を撮り続けた姿を撮った『MINAMATA』が、2020年ベルリン国際映画祭「Berlinale Special」部門でワールドプレミアとして上映されることが発表されました。
監督は、アーティストとして絵画や彫刻などを発表するとともに、俳優としても活躍しているアンドリュー・レヴィタス。2019年に日本公開されたルドルフ・ヌレエフの半生を描いたレイフ・ファインズ監督・出演『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のプロデュースなど数多くの映画作品のプロデュースにも参加している。
今作でも、ジョニー・デップとともにプロデューサーとしても名を連ねている。
映画の原作は、ユージン・スミス本人と妻のエイリーン・美緒子・スミスによる『水俣:写真集』(三一書房刊、中尾ハジメ訳)。
出演は、ジョニー・デップのほか『ラブ・アクチュアリー』にて英国アカデミー賞 助演男優賞などを受賞したビル・ナイや、日本人としては、『バトルロワイヤル』(2000)『Vision』(2018)の美波のほか、ハリウッドなど海外での活躍がめざましい真田広之に加え、浅野忠信、加瀬亮、そして國村隼といった国際派俳優が一堂に結集している。
Johnny Depp, Bill Nighy, Tilda Swinton, and Hillary Clinton will be part of the 2020 Berlinale Special programme. As well as World premieres by celebrated directors Agnieszka Holland and Jia Zhang-ke. More: https://t.co/1b0GQjV3Ca pic.twitter.com/4J0cXRXfuD
— Berlinale (@berlinale) January 14, 2020