俳優:吉村界人(よしむらかいと)と武田梨奈(たけだりな)の企画・W主演、アベラヒデノブ監督による長編映画『ジャパニーズ スタイル』の製作が決定しました。
本作は2019年と2020年をまたぐ大晦日から1月4日までの計5日間で撮影を敢行。「やり残した事」を抱えた二人の男女が、偶然の出会いを果たした大晦日の空港から年越し間際で賑わう横浜までの道中をトゥクトゥク(タイの三輪タクシー)に乗ってさすらうロードムービーとなっている。今抱える“不安”も“歓喜”もすべて乗せ、2020年を迎える時間を“ゼロからの映画制作”に捧げた二人とスタッフたち。現在絶賛編集中。今後の本作の動向に注目して欲しい。
国内での公開日は未定。
コメント到着!
監督・アベラヒデノブ Hidenobu Abera
新年を迎えた瞬間、僕たちは撮影中で、しかも本番中だった。クレージーだ。年末は休め。心の底から思う。だが、僕たちは映画を撮らなきゃいけなかった!12月31日から始まり、1月4日にクランクアップを迎えた僕たちは、まるで浦島太郎みたいな想いで、渋谷を眺めた。やっと帰ってきた。2020年?なんだ2020って?今は、2019年だろ?そんな感覚!今も去年に取り残されたままの気分だ。成し遂げるべき事を成し遂げないまま迎える大晦日は、エキサイティングで、地獄だ。吉村界人、武田梨奈演じる主人公はそんな1日を、ドキュメントみたいに、生きた!
男/吉村界人 Kaito Yoshimura
「いつになれば報われる」とか「いつになれば今の日本映画界は輝くんだ」
みたいな思いは常にありますが、結局自分は、何かモノ創りや表現という衝動で初めて深い仲になれたり、その人と初めて真剣に対峙できたりするんです。どんな形になっても。
だから尊敬する役者さん、監督、プロデューサーさんが隣にいたら時間の過ごし方は、お互い自分に抗うように一緒にモノ作りをする選択肢しかなかったです。
今抱えてる不安も歓喜も、一旦全て置いて乗るしかないジェットコースターに自ら僕は乗りました。滑稽かも知れませんが、実体験でも想像でも少しの恥ずかしげもなく監督は自分の心を形にした作品だと思います。
女/武田梨奈 Rina Takeda
初めて企画から映画に携わらせていただきました。居酒屋で12時間話し合ったり、時に喧嘩したり、私たちは日々、映画への想いをぶつけ合いました。初心の気持ち、初めて味わう気持ち、映画作りの全てをゼロから触れて、私の役者人生において、一生忘れられない瞬間が幾つも訪れました。劇中で出てくる「ジャパニーズスタイル」という言葉は日本語で「袋とじ」と言います。今作は、様々な袋とじから生まれる物語です。このタイミングで、この時代に、この瞬間に、この映画を生み出すことが出来た奇跡を、どうか世界中のスクリーンに届けられますように。
【STORY】
2019年の大晦日。「巨大な絵を完成させようとする男」と、「袋とじを綺麗に開ける特技を持つ女」が空港で偶然の出会いを果たした。二人の男女は、とある事情により、トゥクトゥクに乗って横浜の街をさすらうことに。彼らはその道中で惹かれあっていくが、それと同時に互いの秘められた過去が徐々に明らかになっていく。2020年まであと数時間・・・互いにやり残したことを抱える二人は、果たしてどんな新年を迎えるのだろうか?
【監督】:アベラヒデノブ(『LAPSE ラプス』、『想像だけで素晴らしいんだ-GO TO THE FUTURE-』ドラマ「背徳の夜食」シリーズ など)
【企画・W主演】
■吉村界人(『ディストラクション・ベイビーズ』『さらば静寂』『モリのいる場所』ドラマ「左ききのエレン」など)
■武田梨奈(『祖谷物語 おくのひと』『進撃の巨人』ドラマ「ワカコ酒」シリーズ ほか)
【スタッフ】
プロデューサー:雨無麻友子
脚本:アベラヒデノブ/敦賀零
音楽:茂野雅道
撮影:栗田東治郎
録音:寒川聖美
助監督:渡邉裕也
制作プロダクション:スタジオねこ
公開日:未定
©2020映画「ジャパニーズ スタイル」製作委員会