◆『友罪』『菊とギロチン』『楽園』の瀬々監督代表作、4時間38分の伝説的超長篇。

2010年10月に劇場公開された『ヘヴンズ ストーリー』。
『64-ロクヨン』『友罪』『菊とギ ロチン』『楽園』と話題作を次々放つ瀬々敬久監督の代表作となる全9章・上映時間4時間38分の超長篇で、第 61 回べルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞&NETPAC賞をダブル受賞、映画芸術2010年日本映画ベストテン第1位、キネマ旬報日本映画ベストテン第3位ほか毎日映画コンクール、高崎映画祭など国内外の映画賞に多数輝いた。2011年から 毎年アンコール上映が行われ、スクリーンで、フィルム上映で、休憩入り約5時間を対峙 するという貴重な映画体験からリピーター・ファンを多数生みだしていたが、ついに、経年の上映による傷や色味の変化から35ミリフィルムでの上映は今年が最後。
デジタルにはないフィルムならではの質感で、名作『ヘヴンズストーリー』をぜひ劇場で!

映画『ヘヴンズ ストーリー』
家族を殺された幼い娘、妻子を殺された若い夫、見ず知らずの母娘を殺害した少年、その少年を引き取 る女性を中心に、20 人以上の登場人物が殺人事件をきっかけにつながってく様を 9 章立てで描ききった瀬々監督渾身の超長篇。
出演は、寉岡萌希、長谷川朝晴、忍成修吾、山崎ハコのほか、村上淳、菜葉菜、江口のりこ、大島葉子や吹越満、嶋田久作、光石研、津田寛治、佐藤浩市、柄本明ら個性派俳優が集結している。

画像: ©2010 ヘヴンズ プロジェクト

©2010 ヘヴンズ プロジェクト

瀬々敬久監督メッセージ
『ヘヴンズ ストーリー』を作り始めたのは48歳の頃だ。
一年半の撮影と半年の仕上げで完成させ、公開の翌年には東日本大震災が起こった。世界の脆弱さを思い知らされたし、今もその延長線上で生きている気がする。そうこう上映を続けているうちに平成が終わって令和、来年は復興五輪だという。
数えてみると今年で10年目の上映となる。いつのまにか、50歳代の最後の年齢になった。
それだけ一つの作品に関わり続けることの幸せが上映空間にはあった。それは、キャスト、スタッフ、上映に関わってくれた人たち、そして何回となくあるいは何年に一度と思い出したように見続けてくれたお客さんたち、すべての人たちのおかげだと思う。
映画の方もそれなりに年をとって、35 ミリフィルムに積もってきた傷や経年による色味の変化を見てもそれは感じられる。
でも、変わらないものが映っているから、ここまで続けられたんじゃないかと思っている。
それってなんだろうか。
それを探りたいとまだまだ思ってる。
そう、『ヘヴンズ ストーリー』という映画の上映が終わるわけでは決してないのです。
年、とったなあ。
とか言いながら、まだまだまだ。これから。

監督:瀬々敬久
出演:寉岡萌希/長谷川朝晴/忍成修吾/村上淳/山崎ハコ/菜葉菜/栗原堅一/江口のりこ/大島葉子/吹越満/片岡礼子/嶋田久作/ 菅田俊/光石研/津田寛治/根岸季衣/渡辺真起子/長澤奈央/本多叶奈/佐藤浩市/柄本明、人形舞台yumehina、百鬼どんどろ
脚本:佐藤有記
撮影: 鍋島淳裕
エンディング曲:Tenkö「生まれる前の物語」
企画:浅野博貴
製作:小林洋一、吉村和文、林瑞峰、岡田博、須田諭一
プロデューサー:朝倉 大介、坂口一直
配給・宣伝:ムヴィオラ
©2010 ヘヴンズ プロジェクト
2010年/日本映画/カラー/アメリカンビスタ/278分/DTSステレオ/PG12

12/14(土)-20(金)K’s cinema(新宿)にてアンコール上映!※連日 16:30 から

This article is a sponsored article by
''.