フランスの人気監督フィリップ・ガレルの息子で、俳優としても活躍するルイ・ガレルが監督と 主演を務めた『パリの恋人たち』が 12 月 13 日(金)より Bunkamura ル・シネマ他全国順次公開いたします。2 人の対照的な女 性の間で揺れる不器用な男性、はたしてこの恋の結末は?まるで短編小説のような、洒落た大人のラブストーリーです。

ジャーナリストの青年アベルは、3 年間同棲したマリアンヌから妊娠を告げられ喜ぶのもつかの間、父親は友人のポールであることから別れを切り出される。数年後、アベルはポールの告別式でマリアンヌと再会、同時にポールの妹エヴからも想いを告白され...普段着のパリを舞台に、本当の気持ちを素直に表せない、不器用な男と女の揺れる関係を短編小説のように描いた大人のラブストーリー。

脚本をルイとともに手掛けたのは、ジャン=クロード・カリエール。当時 86 歳。
『昼顔』『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』『ブリキの太鼓』『勝手に逃げろ/人生』『存在の耐えられない軽さ』『トスカーナの贋作』『永遠の門 ゴッホの見た未来』など 200 本以上の脚本を手掛けており、『マックス、モン・アムール』では大島渚監督との仕事も。そんな大ベテランとの仕事を振り返り、ルイは『テレビでミロス・フォアマンの言葉を引用 しながら 1968 年のパリについて話しているところを見たことがきっかけで、私が 16 歳だった頃はもう大ファンになりました。彼はもう 87 歳になり伝説的な人物になっています。私がデビュー作品の台本を書いている時アドバイスなどをしてくれたことがきっかけで、今回一緒に台本を作ってみませんかと私が提案しました。でも映画の話になると少し喧嘩になることが多いですね、彼が大好きな映画は私がイマイチだと思ったりして、私の大好きな映画は彼が大嫌いだとか。』とカリエールとは感性が真逆だったことを告白。 『私は映画に感情的な要素を加えたかったので、喧嘩になりました。「ルイ、あなたは感情的過ぎるよ」など。彼が言うことを理解するまでに少し時間がかかりました。第一のシーンでも最初にカリエールさんが書き出してくれたバージョンを読むと、私はまったく理解できませんでした。映画の人物がこんなに酷い経験しているのになぜ無反応なのか、なぜそれを良しとするのか。普段そのようなシーンであれば叫ばせたり、殴らせたりするのに、本当に無反応な役しか書いていませんでした。カリエールさんが「ルイ、みんながそう大騒ぎになると予想しているんだ。」と言ったんです。その一言から、人が慣れているシーンで予想を逆転させることも大事だと気づきました。』とベテランとの仕事で人間の描き方にも変化があったそうだ。

画像1: 伝説の脚本家・ジャン=クロード・カリエールと大ゲンカも!?正反対の感性がぶつかり合った体験をルイ・ガレルが振り返る!『パリの恋人たち』
画像2: 伝説の脚本家・ジャン=クロード・カリエールと大ゲンカも!?正反対の感性がぶつかり合った体験をルイ・ガレルが振り返る!『パリの恋人たち』

なお、合わせて撮影現場での写真とルイ演じるアベルのも解禁。本編映像ではマリアンヌへの思いを確信したアデルがエヴの家から追い出されるところからスタート。必死に彼女に想いを伝えようとひた走る姿はまさにフランス人のDNAに刻み込まれた<アムール>の精神と言えるかもしれない。ドライな軽妙さとユーモアで現代のパリジャンたちの日常を等身大に表現している。

画像3: 伝説の脚本家・ジャン=クロード・カリエールと大ゲンカも!?正反対の感性がぶつかり合った体験をルイ・ガレルが振り返る!『パリの恋人たち』

また、この映画に魅せられた著名人からも続々とラブコールが寄せられている。
女優の武田久美子は『パリの香りがプンプンのこの映画! 登場人物もみんな個性的で魅力的。まるで自分自身もパリにタイムトリップしたかのような気持ちになった映画!!』との賛辞。
また、翻訳家 でエッセイストの村上香住子は『いつだって、女はミステリアス。愛する男は弱いもの。お洒落で、ロマンティックで、それでいて次の瞬間何が起こるか分からなくて、スリリング。最旬の三人が織りなす、こころが揺れ動く極上のドラマ』と本作へのコメントを寄せている。そのほかコメントは公式 HP でも随時更新予定。

『パリの恋人たち』本編映像

画像: ルイ・ガレル×レティシア・カスタ×リリー=ローズ・デップ『パリの恋人たち』本編映像 youtu.be

ルイ・ガレル×レティシア・カスタ×リリー=ローズ・デップ『パリの恋人たち』本編映像

youtu.be

監督:ルイ・ガレル
出演:ルイ・ガレル / レティシア・カスタ / リリー=ローズ・デップ / ジョゼフ・エンゲル ほか
2018 年 / フランス / フランス語 / カラー / 75 分 / 字幕翻訳:松岡葉子 / 字幕協力:東京国際映画祭
配給:サンリス
© 2018 Why Not Production

12 月 13 日(金)より Bunkamura ル・シネマ他全国順次公開

This article is a sponsored article by
''.