2019年7月、全米わずか4館で公開されると驚異的な成績をたたき出し、口コミが口コミを呼び最終的には891館まで上映館が拡大、アカデミー賞®大本命と目されているA24の話題作『THE FAREWELL』が、 邦題を『フェアウェル』として2020年春に日本公開となります。
本作はルル・ワン監督自身の実際の“嘘”に基づく、愉快で、心温まる物語。
中国を離れ日本やアメリカなど海外に散った親戚一同が、末期がんを患ったおばあち ゃんのために、何十年ぶりかに帰郷し、顔をそろえることに。アメリカNY育ちのビリーは大好きなおばあちゃんが残り僅かな人生を後悔なく生きてもらえるように、病状を伝えるべきと主張するが、中国に住む大叔母は、「がんで死ぬ人は、がんではなく、 恐怖に殺される」と固辞。
中国では助からない病は告げない伝統があると、他の親戚たちも賛同し、ビリーと意見が分かれてしまうのだが...。それぞれがおばあちゃんの幸せを想い、ときにぶつかり、ときに励まし合う、愉快でやさしい心温まる家族の物語だ。
『オーシャンズ8』ではスリが得意なコンスタンスを演じ、大学教授と不動産王の御 曹司との恋愛をコミカルに描いた『クレイジー・リッチ!』では主人公の親友を演じたオークワフィナが祖母を愛してやまないNY在住の孫娘ビリーを圧倒的演技力で表現。ビリーの父 ハイヤン・ワンに『ラッシュアワー』シリーズなどにも出演しディズニー映画『Mulan』の公開を控えるツィ・マー、母親のルー・チアンを、数々の映画、TVシリーズに出演しているダイアナ・リンが演じる。そして「バラエティ」誌の“2019年に注目すべき監督10人”に選ばれた注目の女性監督、ルル・ワンがメガホンをとった。
2019年サンダンス映画祭でプレミア上映が行われたのち、Netflix、フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、アマゾン・スタジオなど多くの企業が本作の配給に名乗りをあげるが、ルル・ワン監督曰く「家が数軒買えるオファーを もらったけど、劇場でお客さんと語り合う体験をしたかった」と、『ムーンライト』『レディ・バード』等アカデミー賞 作品を多く輩出する気鋭のスタジオA24に最終的に軍配があがる。全米4館で限定公開されると驚異的な大ヒットを飛ばし、公開3週目には135
館で公開、館数が桁違いの大作群の中で全米10位にランクイン、最終的に全米891館まで上映館が拡大されたのだ。
米Rolling Stoneでは「感情の原動力となる今年の最高傑作。どの文化でも理解できる家族の姿を描いた素晴らしい 作品だ。」と絶賛。ニューヨーク・タイムズでは「強烈でそして笑える」、バズフィードでは「今年の最高傑作だ」、更 に米有力映画批評サイト「ロッテントマト」で<99%フレッシュ>と評され、アカデミー賞®前哨戦のひとつインディ ペンデント・スピリット賞にて作品賞・助演女優賞・ボニー賞の3部門にノミネート。更にゴッサム・インディペン デント映画賞で主演女優賞を見事受賞、作品賞・脚本賞にもノミネートされ、今年度のアカデミー賞®レースを賑わす大本命作品として、更に注目が集まっている。
<STORY>
NY で暮らすビリーら家族は、中国に暮らす祖母が末期ガンで数週間の命だと知らされる。祖母に会うため、散り散りになった親戚が集まるが、祖母には病気のことを伝えず静かに最期を迎えることに。そんな中、祖母に病気を悟られないように従兄弟の結婚式を催すのだが...。
監督・脚本:ルル・ワン
出演:オークワフィナ、ツィ・マー、ダイアナ・リン、チャオ・シュウチェン
2019/カラー/5.1ch/アメリカ・中国/スコープ/100 分/原題:THE FAREWELL/字幕翻訳:稲田嵯裕里
配給:ショウゲート
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