映画『遮那王─お江戸のキャンディー3』の舞台挨拶が公開初日の11/22(金)に池袋HUMAXシネマズにて行われ、遮那王役の須賀健太、弁慶役の三浦涼介、頼朝役の廣瀬智紀、お静役の立石俊樹、広田レオナ監督が登壇。
400席を超える最大キャパのシネマ1が2回とも満席と、大きな盛り上がりを見せた。
独特の世界観と色彩感覚で観る者を虜にする広田監督の『お江戸のキャンディー』シリーズ第3弾の本作では、源氏・平家にまつわる物語や歴史をベースに、男たちの愛憎劇が繰り広げられる。
この5人が舞台挨拶に揃うのは最初で最後ということもあり、Yohji Yamamotoの衣装に身を包んだ5人が登場すると満員御礼の観客が大きな拍手で出迎えた。
この日、観客と共に初めて本編を観たという須賀が「世界観が独特なので、僕は大丈夫でしたか?」と問いかけると広田は「私はすごく好きですけど、どうですか?」と返し、場内は拍手。須賀は安堵した表情で「僕自身、新しい経験をさせてもらって、しかも初日にお客様と一緒に観られたのが良い経験になりました」と続けた。
三浦は事前に観ていたということだが、「こんなに大きなスクリーンで観られてすごく幸せでしたし、作品の中に色んな涙がありましたね」と語ると、広田が「エンディングテーマを三浦さんにアカペラで歌ってもらったんですが、その時も泣いてましたよね?」とエピソードを披露。三浦が「撮影のことを思い出したり、遮那王の事を思いながら歌ってほしいという演出だったので、それで涙が出てきましたね」と答え、他のキャストも「アカペラだったんですか?」と驚きを隠せない様子だった。
同じく事前に観ていたという廣瀬は、「でもやっぱり、スクリーンで観て初めて監督の世界観を体感出来た感じがして、自分の中で完結出来たような気持ちになりました」と感慨深げ。「ここまで衝撃を受けるのかって…めちゃめちゃ…でした」と話すと、すかさず須賀が「映画がめちゃめちゃだったみたいに聞こえるから(笑)。めちゃめちゃ色々思ってる、ってことだよね?」とツッコみ、廣瀬も「言いたいことが色々ありすぎて、1週間ぐらいこの映画のことを語りたいです。“お静、このやろー!”とか(笑)。何回も観たい作品だなと思いました」と笑いを誘った。
そのお静役の立石は事前に試写会で観ていたということだったが、「改めて大きなスクリーンで観て、壮大な世界観と、音とお芝居に圧倒されて、素晴らしかったなと思いました」と語り、「女性にしか見えなかった」という廣瀬に「そこは意識しましたね。“男しかいない世界”という設定ですけど、女性に見えて欲しかったので」と答えた。
須賀も広田から「遮那王もきれいでしたよね。最後まで須賀さんだとわからなかった編集スタッフもいた」と言われると「作品にしかない顔を見せられたっていうのは嬉しいですね。役者冥利に尽きます」と広田独自の世界を生きた喜びを語った。
終盤には広田から「お客さんにもどんどん宣伝してほしい」ということで撮影タイムが設けられる一幕も。最後に須賀が「少しでも良かったなと思って頂きましたら、何度も足を運んで頂いて、皆さま一人一人が宣伝隊長になって頂いて、一人でも多くの方に広めていって頂けると嬉しいです。エンドロールが終わっても場内が明るくなるまで立たないで下さい!(笑)ありがとうございました」と締め、終始なごやかな雰囲気で舞台挨拶を終えた。
『遮那王─お江戸のキャンディー3』は池袋HUMAXシネマズで12/5(木)まで公開中。その後下北沢トリウッドでは12/7(土)から上映で、12/9(月)には平知盛役の伊万里有と広田による舞台挨拶が予定されている。また、シネ・ヌーヴォ(大阪)では2020/1/25(土)から、シネマスコーレ(名古屋)でも2020年初頭に公開予定。
映画『遮那王 お江戸のキャンディー3』予告
時空も性別も身分も超えて織り成す男たち同士の叶わぬ想ひ!
豪華キャストで贈る、喧騒の中の究極の美!!
池袋HUMAXシネマズにて公開!
須賀健太 三浦涼介
伊万里有 財木琢磨 立石俊樹 醍醐虎汰朗 和合真一 青木玄徳
小西成弥 輝馬 渡辺アオト / 山田愛菜 中山咲月
吹越満 竹中直人 石橋蓮司 / 廣瀬智紀 / 麿赤兒(ナレーション)
製作・原案・脚本・監督:Léona HIROTA
(C) 2019「お江戸のキャンディー3」製作委員会
2019年/日本/ビスタサイズ/DCP/85分
公式Twitter https://twitter.com/oedonobonbon