11月9日(土)から池袋シネマ・ロサで劇場公開される「ヌンチャクソウル」のご出演の鯨井未呼斗さんにお話しをうかがいました。
現役大学生でありながら、ダンスやミュージカル界で活躍する若手パフォーマーの現在と将来についてお話を伺いました。
現役大学生
こどものころからタップダンスをずっと習っていて、高校生の時に進路を考えたときにダンスや音楽で仕事をしていきたいな、って思って、この道を選びました。
ダンスの専門学校と大学のダブルスクールで通うことにして・・・現在、現役の大学生なんです。
少し前にダンス系の専門学校は卒業したので、現在通っているのは大学だけですね。
大学では初等教育コースを先行していて、教職免許をとるために教育実習もこれから行く予定です。今年は、STAGE AROUND TOKYOで上演の『ウェスト・サイド・ストーリー』というミュージカルの出演が決まったので、大学は1学期間お休みしてミュージカルに専念します。大学の卒業は半年くらい先になりそうです(笑
『ヌンチャクソウル』出演
小劇場でお芝居をさせていただいたときがあって、その舞台からのご縁がつながって、映画の振付の高木千代美先生の紹介でオーディションを受けることになりました。
その時のオーディションは何人かで行う形ではなく一人だったので、ちょとだけ緊張しましたけどしっかり自分を観てくれたんじゃないかなと思っています。
監督と一緒に台詞を読んだり・・・あとは、その場で音楽をかけられて即興でダンスしてくれって(笑
決まったときはうれしかったです。
本当言うと、自分はダンスを続けていたのである程度はできるかなあと思うんですけど・・・、演技はほとんど初めてだったんですね。
ソウルバンドのボーカルのおじさん相馬(高橋篤)の娘役(黒須杏樹)の彼氏役なんですけど、本番まで相手役の黒須さんとのコミュニケーションの機会がなくて・・・
ただ本番当日にスタッフさんのお気づかいで二人だけの時間をつくっていただいて、お茶飲んでお話したりでいたので、その辺りの親密感はダンスシーンに出ているんじゃないかと思います(笑
自分の役・・・自分が回りに認められないっているのがわかっているからこそ、突っ張っちゃうっていう、未熟でちょっと精神年齢が若い感じだと思うんですね。
そこが演技でだせたかなあ、って思うんですけど(笑
劇場で確かめてください。
『ヌンチャクソウル』出演
先ほどもお話したミュージカルの『ウェスト・サイド・ストーリー』が決まった直後はうれしかったですね。
ただ・・・時間が経った今はプレッシャーがあります。
周りのひとたちがものすごい経歴のひと達ばかりで、自分、一番の年下なんです。
できることも少ないでしょうし。
今はできることだけをしっかりやろうと思っています。
将来は・・ダンス、やっぱりミュージカルですね。
今回、ダンスと歌で認められてオーディションに受かったっていうことで、ようやくスタート地点かなと思っています。
ミュージカルでしっかりと仕事をしていけるような役者さんになりたいですね。
そしていつか、師匠でもある玉野和紀さんが開催しているニュー・エンターテイメント・ショー『CLUB SEVEN』に出演できたら嬉しいです。
『ヌンチャクソウル』特報
出演:黒木正浩、高橋篤、黒須杏樹、大沢真一郎、吐山ゆん、中山雄介、及川莉乃、小宮凜子、Jun-Bay、鯨井未呼斗、藤井太一、柴田明良
監督:木場明義|日本|2019年|76分|
製作・配給:ガチンコ・フィルム