スウェーデン・アカデミーをめぐるスキャンダルが発覚したことで、2018年の受賞者を発表せず選考を見送ったノーベル文学賞。
2019年10月10日、スウェーデン・アカデミーは、18年、19年の2年間の受賞者をまとめて発表し、2018年受賞者としてポーランド人作家のオルガ・トカルチュク(57)さん、そして、2019年の受賞者はオーストリア人作家のペーター・ハントケ氏(76)に授与されることとなりました。
2019年受賞者となったオーストリアの作家ペーター・ハントケ氏は、ヴィム・ヴェンダースと組んだ映画製作でも知られており、今までに『3 枚のアメリカの LP』短編(69)、『ゴールキーパーの不安』(72)、『まわり道』(74)、『ベルリン・天使の歌』(87)そして、2016年には『アランフエスの麗しき日々』が発表され、5 本のコラボレーション作品があります。またそのうち、『まわり道』や『ベルリン・天使の詩』では、実際に映画の脚本家として自身が参加しています。