お姉ちゃん どこにいるの

大震災から7年、オリンピックまで2年。津波にのみ込まれた長女・ミツキは今どこに。ずっと時間が止まっていた溝呂木家の人々が、一歩踏み出すために、石巻から東京へ…
『あかぼし』『スプリング、ハズ、カム』の吉野竜平監督が今の日本に問いかける、震災の痛みを抱え続けてきた家族の再生の物語。

吉野竜平監督は、デビュー作『あかぼし』で新興宗教にのめり込んでゆく母親と息子の物語を描き、大きな話題を呼んだ。2作目『スプリング、ハズ、カム』では東京で一人暮らしを始める娘と父親との1日を描き、繊細な演出で注目を浴びた。
そして3作目『ミゾロギミツキを探して』ではずっと痛みを抱え続けてきた家族が一歩踏み出そうとする姿を通して、震災後の石巻とオリンピックの準備が進む東京の“今”を見事に浮かび上がらせた。

出演したのは、2018年春に開催された映画学校・ニューシネマワークショップ(NCW)のアクターズワークショップ「吉野竜平監督・映画出演クラス」に集まった15人の俳優たち。
演技経験も様々な俳優たちと吉野監督ががっぷり四つに組んで、静かだが力強さを持ったユニークな社会派作品が誕生した。

本映画のポスタービジュアル&予告編が解禁!

画像1: Ⓒ ニューシネマワークショップ

Ⓒ ニューシネマワークショップ

すでに解禁となっているポスタービジュアルは、主人公の溝呂木風花が、津波の被害を受けてさら地となった地元の街と、オリンピックの工事が進む東京の風景が重なり合い、様々な思いが込み上げ工事の音に耳をすます場面です。
津波で姉を亡くした次女の風花役を、新人の河合瑠果(ブレス所属)が吉野監督の演出の元、繊細な感情表現に挑戦しました。主人公の風花が抱える様々な思いを想像させるとても印象的なシーンのビジュアルとなっています。

画像2: Ⓒ ニューシネマワークショップ

Ⓒ ニューシネマワークショップ

画像3: Ⓒ ニューシネマワークショップ

Ⓒ ニューシネマワークショップ

画像4: Ⓒ ニューシネマワークショップ

Ⓒ ニューシネマワークショップ

解禁された予告編映像は、長女ミツキの行方の手がかりを求めて上京した溝呂木家がさまよい歩く、東京と石巻の風景のコントラストが表現されております。オリンピックを目前に控えた今を切り取ったこの映画に注目です。

吉野竜平監督『ミゾロギミツキを探して』予告

画像: 吉野竜平監督『ミゾロギミツキを探して』予告 youtu.be

吉野竜平監督『ミゾロギミツキを探して』予告

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<吉野竜平プロフィール>
1982年、神奈川県出身。法政大学在学中よりニューシネマワークショップを受講、映像制作を開始。 大学卒業後、日本映画学校にて撮影照明技術を専攻。声優として活躍する朴璐美を主演に、カルト宗教にのめりこむ親子を描いた初長編監督作品『あかぼし』(12)は、その完成度の高い脚本、緻密で力強い演出が注目を浴び、同年の東京国際映画祭に出品される。2作目『スプリング、ハズ、カム』(15)では、前作での苛酷な母子像から一転、地方都市から上京してくる娘と父の部屋探しを通して、どこにでもいそうな父娘のありふれた一日をあたたかい眼差しで切り取ってみせ、主演の柳家喬太郎と石井杏奈の好演で高い評価を得た。

<STORY>
2018年4月2日。溝呂木(ミゾロギ)家の父と母、そして次女・風花の三人は、東日本大震災の津波にのみ込まれ、いまだに見つからない長女・ミツキの手がかりを見つけるため、石巻から上京する。父と母はTwitterで知り合った男の紹介で女性霊媒師の所に、風花はミツキの元カレに会いに行く。オリンピックに向けて工事が進む東京をさまよい歩き、そこで出会う、さまざまな思いを胸に日常を生きる人々。そして、ミツキの記憶を思い起こしながら特別な一日を過ごす三人の家族。彼らの心の行き着く先は……。

監督・脚本:吉野竜平
出演:河合瑠果、松木大輔、村田美輪子、駒澤晴信、守屋惠美、しゅはまはるみ、水原睦、川島信義、横江泰宣、鶴田翔、結城和子、香條眞穂、山岸佑哉、岬ミレホ、萌夏
撮影:仁宮裕、録音:横田彰文、助監督:羽石龍平/田島基博、制作:小川和也
音楽:山根美和子
プロデューサー:加藤啓介/今西祐子

製作・配給:ニューシネマワークショップ
製作年 2018年 上映分数 71min.

11/2(土)〜11/8(金)一週間限定ロードショー 連日18:45~(1日1回上映)

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