映画『“樹木希林”を生きる』は10月4日(金)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショーとなります。
作品に奥行きを生むリアルで味わい深い演技、ユーモラスで心に突き刺さる言葉や、軽やかな生き様・・・今なお、私たちを魅了し続ける樹木希林の知られざる姿が映し出されるドキュメンタリー映画が生まれました。最初で最後の長期密着取材により、 “樹木希林”という唯一無二の存在が浮き彫りになります。
公開週になり冒頭3分強の映像を解禁
撮影に向かう車の中、番組プロデューサーとのギャラ交渉、撮影現場のまかないの時間、出番待ちの空き時間・・・。誰にでも自由にツッコミを入れ、思ったことを口に出し、それでも気遣いは忘れない。そして、そこには類まれなユーモアがあふれています。
ウェブのTOPに挙げられた画像は、撮影現場に向かう車中。運転をしながら、「日常生活と仕事がパキパキとなっていなくて、近所に買い物に行くのとかわらない」と笑顔で語っているシーンです。
そこにはテレビや映画では見ることのできない樹木希林の素顔があります。
樹木希林の魅力とは何か?映画公開を前に、ぜひ冒頭3分の映像をご覧ください。
映画『"樹木希林"を生きる』冒頭映像
「せっかくできたシワだから もったいない」
なりゆき人生から学ぶ、生きるヒント。珠玉のドキュメンタリー映画。
死期を覚悟したからなのだろうか。「4本の映画に密着すれば何とかなるわよ」と樹木希林さんへの1年間の長期取材が許された。ルールは一人で取材すること。ディレクターを家まで自家用車で迎えに行き、撮影現場までの間、自ら運転し語り続ける。現場ではスタッフでも、監督でも言いたいことはちゃんと伝え、一つ一つの映画と、役柄と向き合っていく。そして、取材も半年が経過し、少しずつ身体に不調がみえてきた頃、「あなたはこれをどうしようと思っているのよ?」と樹木さんはディレクターに問いかけた……。
自分らしく、どう人生を終えるのか。誰もが迷うこの問いに、自分にカメラを向けさせながら答えを出そうとしているようにさえ思える。仕事、家族との関係、そして大切にしていた日々の暮らし。“樹木希林”の最期の日々を追う珠玉のドキュメンタリー。
出演:樹木希林
語り・撮影・監督:木寺一孝
配給・宣伝:日活
制作・著作:NHK
2019年/日本/108分/5.1ch/HD/カラー/デジタル
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