ベトナム難民2世の青年と介護の必要な母親と暮らす日本人青年、ふたりの青年の日常と結婚式までを追ったドキュメンタリー映画『ぼくと、彼と、』が11/29~池袋HUMAXシネマズ劇場公開となります。
公開に先立ち8/26、8/30 よこはま若葉町多文化映画祭2019(横浜シネマ・ジャック&ベティ)におきまして先行上映が開催されます。
本作は昨今話題のLGBTQ映画とは一線を画し、作品の中ではマイノリティ問題を強く訴求することは行われない。
マイノリティであるが故に起こるであろう大きなドラマも事件も作品の中では描かれない。
そこに在る日々や友人たちとの関わりを淡々と描いた作品であり、観る人は、「映画」という特別な物語を観る、という意識ではなく友人の生活を垣間見ているような感覚に陥るかもれない。
LGBTQや社会的マイノリティを特別視せずに描いたドキュメンタリー作品となっている。
ボイストレーナーとして活動する出演者・鳥山真翔の楽曲が挿入曲として使用されるほか、マスコーラスクワイアBe choirの長谷川雅洋が作詞・作曲した「LIFE」(キングレコード)など、映画テーマにマッチした音楽が多用されている。
■四海兄弟監督コメント
「個人的には、性的マイノリティが特別視されたり、LGBTQとひとくくりにされることに疑問がある。
人は、みなそれぞれの個性や背景をもって生きている。その個性をラベルで分類することは簡単だけれども、そこにあるのはラベリングする側の便利さだけ。
ラベリングされた側は、ひとくくりにされることを望んではいない。
今回、ご一緒したふたりの個性や生きている背景は人によっては、とても大変な問題に思えるかもしれないが、ふたりは当たり前に受け入れ、この日本で生活を送っている。
そんなふたりの問題や事件をことさら大きく取り上げることなく、普通に暮らしているふたりの姿を描きたかった」
8月26日、8月30日
よこはま若葉町多文化映画祭2019
(横浜シネマ・ジャック&ベティ)にて先行上映
『ぼくと、彼と、』|予告編
■STORY
日本に暮らすベトナム難民二世の青年と介護の必要な母親を暮らす日本人青年。ふたりが出会い、ともに人生を歩むことを決意する。ふたりの前には、国籍、性別、家族など、さまざまな問題が・・・そしてふたりを応援する周囲の暖かい眼。日本で暮らすマイノリティカップルの結婚式とその先に在るものは?ふたりと、家族の物語。
『ぼくと、彼と、』
監督:四海兄弟
製作総指揮:飯塚冬酒
撮影:長棟航平、野口高遠、松村慎也
出演:鳥山真翔、グェンリ アンコア、真翔の母日本、75分、2019年
監督:四海兄弟
劇場公開作品として、短編『今を憂う君も春になれば』がドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』と併映。今回が長編ドキュメンタリー初挑戦となる。
製作総指揮:飯塚冬酒
2014年に日米の宗教音楽を描いた『GOSPEL』(松永大司監督)、2018年にはミス日本コンテストを赤裸々に描いたドキュメンタリー『夢こそは、あなたの生きる未来』(小野篤史監督)をプロデュース。
配給:ガチンコ・フィルム
8月26日、8月30日
よこはま若葉町多文化映画祭2019(横浜シネマ・ジャック&ベティ)にて先行上映
詳細は下記HPより