『ニーチェの馬』、『ヴェルクマイスター・ハーモニー』などのハンガリーを代表する巨匠 タル・ベーラ監督。
彼が足かけ4 年の歳月をかけて完成させた伝説の傑作『サタンタンゴ』(1994)が、製作から25 年を経て、4K デジタル・レストア版でシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラ
ストシネマ有楽町ほかにて9 月13 日(金)より日本劇場初公開となります。
タル・ベーラ監督、来日決定!
伝説の傑作を携え、日本の観客の前に登場!
この度、『ニーチェの馬』(11)を最後に監督業からの引退を表明していたタル・ベーラが、『サタンタンゴ』の日本公開に合わせて約8年ぶりに来日することが決定した。
今回の来日では、『サタンタンゴ』の9月公開に合わせて舞台挨拶を行う予定。詳細は順次作品HP、公式SNS(Twitter @TarrBela_jp/ Facebook @TarrBela.jp )で発表する。
今年2 月、ベルリン映画祭で『サタンタンゴ』25 年ぶり凱旋上映に登壇した際に「強くなれ、抵抗しろ、外に出ろ」と観客へ向けて力強いメッセージを発信したタル・ベーラ。
待望の日本公開に期待を高める日本のファンに、一体どんな言葉を投げかけるのだろうか。
救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。
ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、スーザン・ソンタグが「7 時間すべての瞬間が圧倒的で心を奪われる。残りの人生で毎年観たい傑作」と激賞した7 時間18 分の傑作。
35 ミリフィルムにこだわり続けてきたタル・ベーラが初めて許可した4K デジタル・レストア版で
公開となります。
さらに本作は、今年の第69 回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品され、94 年にフォーラ
ム部門でワールドプレミア上映されてから25 年振りのベルリン国際映画祭凱旋を果たしました。
2015 年に世界的権威のある英文学賞ブッカー国際賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローの同名小説が原作。
ハンガリーのある村。降り続く雨と泥に覆われ、活気のないこの村に死んだはずの男イリミアーシュが帰ってくる。彼の帰還に惑わされ、さまよう村人たち。イリミアーシュは果たして救世主なのか?それとも?
全編約150 カットという驚異的な長回しで描かれる本作は、製作から25 年経った現在でもロッテントマトで批評家からの100%評価を維持し続けている映画史に残る傑作です。
驚愕のタル・ベーラ伝説の傑作『サタンタンゴ』予告
監督:タル・ベーラ(『ニーチェの馬』『ヴェルクマイスター・ハーモニー』『倫敦から来た男』)
原作:クラスナホルカイ・ラースロー 脚本:クラスナホルカイ・ラースロー、タル・ベーラ
音楽:ヴィーグ・ミハーイ
出演:ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、ルゴシ・ラースロー、デルジ・ヤーノシュ
1994年/ハンガリー=ドイツ=スイス/モノクロ/7時間18分/原題:Sátántangó
配給:ビターズ・エンド