7 月13 日(土)からユーロスペースにて公開になる「TOURISM」に応援コメントが続々到着!
女優・山本舞香は「独特な3人の会話、雰囲気で引き込まれました。熱気がリアルに伝わってきた刺激的で素敵な作品です。」とコメント。そのほかTHE NOVEMBERS の小林祐介や批評家の佐々木敦など、音楽界・映画界問わず本作への思いが届いている。世界各国の映画祭プログラマーからのコメントにも注目。

うちらならどこまでもいける
まだ世界を知らない少女たちの国境なき旅

画像: 山本舞香、THE NOVEMBERS 小林祐介、佐々木敦ほか各界から応援コメント!世界各国の映画祭プログラマーからも絶賛の声!宮崎大祐監督『TOURISM』

フリーターのニーナ(遠藤新菜)は東京からほど近い地方都市・神奈川県大和市でスー(SUMIRE)、ケンジ(柳喬之)とシェアハウスをしている。ある日、世界中どこにでも行けるペア旅行券の抽選に当たったニーナは、くじ引きで決めた行先・シンガポールをスーと共に訪れる。初の海外旅行であったが、日本とあまり代わり映えしない街並みに少し失望する二人。そんな中、チャイナタウンで携帯電話を失くしたニーナはスーとはぐれてしまう…

安価な航空チケットの流通やスマートフォンの発達により近年海外旅行が一気に身近なものとなった。『TOURISM』は、今を生きる少女たちが観光客として身軽に家を飛び出し、期せずしてシンガポール本来の姿に出会うまでを描く。

映画『TOURISM』予告編

画像: 世界を知らない少女たちの国境なき旅-宮崎大祐監督最新作『TOURISM』予告 youtu.be

世界を知らない少女たちの国境なき旅-宮崎大祐監督最新作『TOURISM』予告

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★コメント一覧

独特な3 人の会話、雰囲気で引き込まれました。
熱気がリアルに伝わってきた刺激的で素敵な作品です。
̶̶̶山本舞香(女優)

ここではない“どこか”
いまではない“いつか”のことを想いながら
誰もがぼんやりと、時にはっきりと
よくなっていきたいと思っている。
遠くの景色を眺めるように、身近なものを眺め
目の前にあることのように、遠い場所のことを想う。
いつだって、どこだって、この瞬間立っている場所が“ここ”なんだと改めて思いました。
̶̶̶小林祐介(THE NOVEMBERS)

今、ここに私たちはいなくてはいけないなんて実はなくて、見慣れて見過ごしたり高を括っているその時間、その場所から、もうひとつの素敵な可能性が開けていると見せてくれる映画、映像、体験。
̶̶̶荏開津広( DJ/京都精華大学非常勤講師)

画像1: ©DEEP END PICTURES INC.

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大和からシンガポールへ、アンダークラスの女の子二人の旅が緩くおおらかに描かれる。
後半,トラブルが生じるのだが、それさえもどこかゆったりとしている。
ありそうでなかったスローアンビエントな観光映画の愛すべき秀作だ。
̶̶̶佐々木敦(批評家)

『TOURISM』は宮崎大祐のユリシーズである。
̶̶̶横田創(小説家)

「いまここ」を絶望的に抜け出そうとする前作までの衝動は『TOURISM』では観光客の軽やかなステップに姿を変える。しかし、未知の都市をさまよう迷子たちがシンガポールの夜の暗さに触れるとき、私たちは宮崎大祐が宮崎大祐のまま、乾いた風景を越えていく新しいやり方を手に入れたことを知るのである。
̶̶̶畠山宗明(映画研究者)

画像2: ©DEEP END PICTURES INC.

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『TOURISM』はマジで宮崎大祐の最高傑作。観光客・ショッピングモール・幽霊など今のキーワードと宮崎監督らしいハイコンテクストな作劇を、怖いもの知らずな女子二人のリアルが全ての境界線を溶かしていって醸成させる。
まるで映画のトラップミュージック。『ポップセンスと知性』が『映画の質感・肉体』とバッチリ合った、新しい時代を予感させる記念碑的な傑作です。
̶̶̶西尾孔志(映画監督)

遠藤新菜サン(ex.non-no)とSUMIRE サン(装苑)が”しまむら”の国道467 号線ロードサイドから出発してたどり着いたマリーナベイサンズ前でサウスで踊り出すってだけで優勝の趣。
̶̶̶中山雄太(ソニド・シンガポール主宰)

画像3: ©DEEP END PICTURES INC.

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ニーナとスーのシンガポール珍道中はまるで善行寺さんのお戒壇めぐり。仏さまの胎内の暗闇を手探りで進んだ果てにある極楽の錠前に彼女たちは触れることができただろうか。世界のリアルを垣間見ただろうか。答えは観客に開かれている。
̶̶̶石坂健治(東京国際映画祭プログラミングディレクター/日本映画大学教授)

もう最高。なんとも馬鹿げていて、独創的なミニマリズムを駆使する映画なのだが、端的に言って大傑作。
̶̶̶アダム・クック(ニューヨーク・タイムズ、トロント国際映画祭プログラマー)

豊かなユーモアと切れ味鋭いアイロニーがこのロード・ムービーの中では最高の形で融合している。
笑いと緊張が同居するこの独特の感覚は宮崎大祐だけのものだろう。
̶̶̶ジュリアン・フォンフレド(モントリオール新映画祭プログラマー)

今、日本の若い世代が誰であるかを語ってくれる、最も透明で輝く旅。
̶̶̶キム・ボンソク(プチョン国際ファンタスティック映画祭プログラマー)

画像4: ©DEEP END PICTURES INC.

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遠藤新菜 SUMIRE 柳喬之

監督・脚本:宮崎大祐
撮影:渡邉寿岳/編集:宮崎大祐/録音:高田伸也
スタイリスト:遠藤新菜/へアメイク:宮村勇気
音楽:THE Are Lil’Yukichi
助監督:田中羊一
プロデューサー:Aishah Abu Bakar 宮崎大祐
コー・プロデューサー:Lindsay Jialin Donsaron Kovitvanitcha 遠藤新菜

製作:アートサイエンス・ミュージアム シンガポール国際映画祭 DEEP END PICTURES
配給:boid
©DEEP END PICTURES INC.

2018/シンガポール・日本/カラー・白黒/77 分/16:9/5.1ch

7 月13 日(土)ユーロスペースほか全国順次公開!

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