和歌山を舞台に若い男女の切ない逃避行を描くオリジナル作品

7月5日、和歌山県御坊市にてクランクイン!

昨年の9月に俳優、豊原功補小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品『ソワレ』がいよいよ始動いたします。

役者を目指し上京した若者、岩松翔太が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下タカラと、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める──
というストーリーです。

短編『此の岸のこと』(10)が「モナコ国際映画祭2011」で最優秀作品賞など5冠を達成し、長編デビューとなった『燦燦―さんさん―』(13)で「モントリオール世界映画祭2014」から正式招待を受けるなど注目の監督・外山文治監督が和歌山市出身のプロデューサー前田和紀氏の依頼で幾度となく和歌山を訪れ、オリジナル台本を執筆、当地の名所、道成寺にまつわる「安珍清姫伝説」なども取り込み、夏の御坊市、日高エリア、そして和歌山市を横断するロケを敢行します。

 主人公の翔太を演ずるのは世代随一の実力派俳優・村上虹郎(22)が外山監督とは二度目のタッグを組み、また、ヒロインのタカラはインディーズ映画で最注目の新星・芋生悠(21)(いもうはるか)が100人以上のオーディションから大抜擢され、地元住民らでつくる「御坊日高映画プロジェクト実行委員」らのサポートで2019年7月5日にクランクイン、7月末にアップ、そして、秋の完成を目指します。

“ソワレsoiree”とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」、
「夜会」、または劇場用語で「夜公演」を指します。

画像: “ソワレsoiree”とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」、 「夜会」、または劇場用語で「夜公演」を指します。

本作に関してプロデューサーの豊原氏は「誰もが心の奥底に秘める癒えることのない傷や大切な想いを“一夜かぎりのソワレ(夜会)に閉じ込め、次のまた新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージを込めてと本作への意気込みを語っています。

◉和歌山のサポートついて
この映画は地方創生の一環として、和歌山出身でもあるプロデューサー 前田和紀の呼びかけのもと、和歌山県御坊市において「御坊日高映画プロジェクト実行委員会」を立ち上げたことに始まり、多くのご協賛とともに、地元の皆様で盛り上げていただいています。また、和歌山市においても、地元の優良企業様の働きかけによって、このプロジェクトのさらなるバックアップに貢献いただいています。自治体においては、「わかやまフィルムコミッション」より、地元への呼びかけ、およびロケーションへのご協力を賜り、官民皆様の多大なるご協力のもと、映画「ソワレ」の制作が実現しました。

豊原功補:プロデューサーコメント

外山監督の人の営みに対する深い観察眼を感じさせる「此の岸のこと」に強い感動を覚え、その時からすでに何かに導かれるように新世界の立ち上げ、プロデュースへと至った気がします。唸るような繊細さと躍動を併せ持つ村上虹郎、儚げでありつつも芯のある瞳の奥へと惹きつける芋生悠、この二人の疾走する生命の瞬間を捉えさせたらどうなるのかと、とても胸がざわつく思いです。その構図の力強い背景となる和歌山と我々を繋げてくださった前田プロデューサー、そして全スタッフとともに、新しい扉を開くべくこの映画に挑みます。たくさんの人々の心に届けばと願っています。

クラウドファンドの実施も決定し、広く皆様のご参加を募ります。応援宜しくお願い致します。

【豊原功補 プロフィール】
1982年より俳優業を開始。以降、映画、ドラマ、舞台など数多の作品に参加。映画「受験のシンデレラ」(07)にてモナコ国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞。近年ではさらに活動の幅を広げ、「名人長二」(17)、「またここか」(18)、「後家安とその妹」(19)では企画・作・演出も務めている。

小泉今日子:アソシエイトプロデューサーコメント

「此の岸のこと」に感銘を受け、僭越ながら外山文治監督の存在を世に知らしめたいと思った。その思いが長年の夢だった映像作品のプロデュースという挑戦へと背中を押してくれました。縁も所縁もない和歌山県と我々を引き合わせてくれたもう1人のプロデューサー前田和紀さん(和歌山県出身)と共に全力でこの夏を駆け抜けたいと思っています。村上虹郎さんと芋生悠さん。実存と幻想を行き来するような2人の眼差しや透明感はいつか失われるかもしれない儚さの元に醸し出されるものかもしれません。そんな今の2人をそのままこの映画に閉じ込められたらと思います。

【小泉今日子 プロフィール】
1982年歌手としてデビュー。以来、女優や執筆業、近年では株式会社明後日を立ち上げ舞台や音楽イベントなどのプロデュースなども手掛けている。

主人公・岩松翔太役:村上虹郎/むらかみ・にじろう コメント

皆さまお元気ですか村上です。
待望の外山監督長編作です。きっと僕等が体感したことのない色やリズムによって
未知なる感情とその旋律に出逢えることと予言致します。乞うご期待。

【村上虹郎プロフィール】 
1997年生まれ。東京都出身。カンヌ出品作『2つ目の窓』で主演を務め、俳優デビュー。17年公開『武曲MUKOKU』で、第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。その他の出演作に、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)、『銃』(18)、『ハナレイ・ベイ』(18)、『チワワちゃん』(19)など。公開待機作に、映画『ある船頭の話』、『楽園』、『”隠れビッチ”やってました。』がある。

主人公・タカラ役:芋生悠/いもう・はるか コメント

ソワレの主演をやるということは自分の人生においても大きな出来事になると感じています。
W主演の村上虹郎さんは、目の前にするとより一層凄みを感じます。
絶対にこの人には嘘をつきたくないと思う何かがあります。
心を裸に。一緒に演じられるのが楽しみです。
監督の外山文治さんは、リアルにそこに存在するかのような人物を描き確かに映画にされます。
ソワレは現実と映画の結びつきの核みたいな存在になるんじゃないかと。台本から読み取った愛を信じて監督ついて行きたいです。
そしてプロデューサーの豊原功補さん小泉今日子さんへの信頼もあり、いい環境の中で映画がつくれることに感謝しています。
ソワレの未来は何も見えないですが、今は今ここにある全てを捧げられたらと。和歌山の土地のエネルギーと現地の皆様のお力添えをお借りして最後まで生き抜きます。

【芋生悠プロフィール】
1997年生まれ。熊本県出身。15年に女優として本格デビュー。『あの群青の向こうへ』(18)で、門真映画祭2018最優秀主演女優賞を受賞。『ひとひら』(18)、『注射針をブルーシートで』(19)が沖縄国際映画祭で連続ノミネート。公開待機作には、映画『JKエナジー』、『左様なら』、『浮かぶ』、ベルリン国際映画祭でW受賞した『37Seconds』などが控えている。

脚本・監督:外山文治/そとやま・ぶんじ コメント

これまで流行に背を向けて、「生活者」の心の在りようを撮り続けてきました。
時代が大きく変化し、作品主義・作家主義を今いちど掲げられる時に、この度の機会とご縁を頂くことができましたことを大変嬉しく思います。
舞台となる和歌山県の魅力と、村上虹郎と芋生悠という若いふたりの放熱を余すところなく撮ることを約束し、プロデューサー陣の志を羅針盤に、ささやかながらも一石を投じるような骨太な映画を目指して歩を進める所存です。

【外山文治 プロフィール】
1980年生まれ。福岡県出身。『星屑夜曲』(06)が「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2005」大賞を受賞。『此の岸のこと』(10)では「モナコ国際映画祭2011」で短編部門・最優秀作品賞をはじめとする5冠を達成。また、『燦燦-さんさん-』(13)のプロットが「第六回シネマプロットコンペティション」でグランプリを獲得し、以降CM演出他、PV、コンサート演出等に至るまで活動の幅を広げている。また、『わさび』(16)は「ロサンゼルス日本映画祭」最優秀短編映画賞を受賞し、『春なれや』(16)と17年に同時上映された『映画監督外山文治短編作品集』においてユーロスペースの2週間レイトショー観客動員数歴代一位を獲得した。

◉クラウドファウンディングについて

本作撮影中の7月18日よりMakuakeによるクラウドファウンディングがスタートいたします。プロデューサーとしては、現場のリポートや動画、和歌山情報などを発信しながら、この映画のサポーターを募っていきたいと考えています。村上虹郎さんは既にインスタグラムのフォロワーが17万人。彼の発する言動やビジュアル、関わる作品は多くの人々の関心の中にあるでしょう。芋生悠さんはインディーズ映画を中心に活動していますがインスタグラムフォロワー数1万人強。彼女の将来に期待を寄せる人はこれからも増えることと思われます。そして外山文治監督、まだ三十代ではありますが「此の岸のこと」「春なれや」「わさび」など短編集の上演はユーロスペース動員数で記録を出すほど注目されています。海外での受賞経験もあり、その才能は少しずつ認知されています。この若き表現者達を見守り育てる。それがサポーターの方達の楽しみ、喜びになっていったら資金集め以上にこのクラウドファンディングの意味が広がる気がします。
クラウドファンディングサービス「Makuake」
https://www.makuake.com/

『ソワレ』 

監督・脚本:外山 文治 

主演:村上虹郎 芋生悠

プロデューサー:豊原功補、前田和紀

アソシエイトプロデューサー:小泉今日子

製作:ソワレフィルムパートナーズ

制作:新世界
配給・宣伝:東京テアトル
(C)2020ソワレフィルムパートナーズ

Twitter:Soiree_Movie
Instagram:Soiree_Movie

2020年、全国公開

This article is a sponsored article by
''.