イタリアの名匠としてその名を轟かせ、ハリウッドに進出してからもウィル・スミス主演『幸せのちから』などの大ヒット作を世に送り出してきたガブリエレ・ムッチーノ監督最新作、『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』が6月21日(金)よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショーとなります。
本国イタリアで動員150万人を超える大ヒット!
ガブリエレ・ムッチーニの監督のもとに、『はじまりは5つ星ホテルから』のステファノ・アコルシ、『修道士は沈黙する』のピエルフランチェスコ・ファビーノ、『暗殺の森』ステファニア・サンドレッリ、『8 1/2』のサンドラ・ミーロらが集結。
驚きの隠し事や、意外な思惑を抱えた登場人物たちをリアリティ溢れるセリフで、イタリアが誇る名優たちが舌戦を繰広げる。名作『太陽がいっぱい』の撮影地でもあるイスキア島の太陽と紺碧の海のコントラスト、広大な屋敷のインテリア、ロマンチックなアラゴネーゼ城などのロケーションも見逃せません。
どんなにぶつかり合っても、また必ず抱きしめあえる、それが家族。あなたの家族を思い出し、“乾杯(サルーテ)!”と、グラスを傾けたくなる、甘くて苦いイタリアン・コメディが誕生しました。
本作の原題「A casa tutti bene(家ではみんないい感じ)」は完全な皮肉!
「本作は私が成し遂げてきたものの集大成」―監督ガブリエル・ムッチーノ
本編の冒頭シーンが解禁
この度解禁された映像は、金婚式を祝うために親族たちが続々と船着場に到着する本作の冒頭シーン。パオロ、ディエゴ、エレットラ…とあまりにも多い(総勢16人!)登場人物に、観客は一見誰が主要キャストなのか、混乱するかもしれない。しかし、
「重要でない役や二次的な役割はなく、全員が家族という唯一無二の存在。」
とガブリエル・ムッチーノ監督が語るように、本作は「様々な年代における人間の精神や、絆の複雑さ。」をひとりひとり丁寧に描きだしている。
本作の原題「A casa tutti bene(家ではみんないい感じ)」について監督は、「このタイトルは偽善の仮面を被って生きてきた、大家族の化けの皮が剥がれるまでの状況を表しているんだ。」と語る。テーマについては「家族が逃げられない空間と時間の中、お互いに向き合うことによって、不安や不幸、欲求不満、裏切りや嫉妬が浮かび上がる。この映画は家族を通じて人間同士、つまり社会全体という大きな関係性のエネルギーを語っているんだよ。」と説明している。
17人ものキャスト全員が、製作の全期間にわたってイスキア島に滞在し撮影した本作。監督がハリウッドからイタリアの現場に戻り、「これまで成し遂げてきたものの集大成」と語るにふさわしい、人間ドラマに仕上がっている。
『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』特別映像
【ストーリー】
家族って、最高の味方で、最大の敵!?
結婚50周年の金婚式を迎えたピエトロ&アルバ夫妻を祝うために、親戚一同がイタリアの美しいイスキア島に集まった。久しぶりに顔を揃えたファミリーの楽しい食事会もお開きとなる頃、天候不良でフェリーが欠航になってしまう。思いがけず、二晩を同じ屋根の下で過ごさなければならなくなった、それぞれの家族たち。一見、幸せそうだが、長男のカルロは現在の妻と前妻との板挟みとなり苦労が絶えない。長女は夫の浮気癖に苦しみ、ブッダの教えにすがっている。次男は小説家として成功したものの妻子と別れ根無し草状態————今まで抑えていた本音が見え隠れし始め、次々と秘密が暴露されてゆく・・・。果たして、この嵐の結末は!?
監督・脚本:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ステファノ・アコルシ『はじまりは5つ星ホテルから』、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ『修道士は沈黙する』、ステファニア・サンドレッリ『暗殺の森』、イヴァノ・マレスコッティ『リプリー』、クラウディア・ジェリーニ『題名のない子守唄』、ヴァレリア・ソラリーノ『いつだってやめられる』シリーズ、サンドラ・ミーロ『8½』
2018/イタリア/イタリア語/107分/カラー/
シネスコ/デジタル5.1ch 原題:A casa tutti bene
日本語字幕:岡本太郎
配給:アルバトロス・フィルム、ドマ
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
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