『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#7

「青の帰り道」監督の藤井道人です。

5月11日から、アップリンク渋谷にて「青の帰り道」の上映が始まりました。
それに伴って、昔から縁の深いcinefilさんで、連載を書かせていただけることになりました。
連載への反応も“熱く”拡がり、今日で、第7回。

画像: ©映画「青の帰り道」製作委員会

©映画「青の帰り道」製作委員会

5月17日

今日で上映して一週間が経った。本当に色々なことがあった一週間だった。

二週間一回のみのレイトショー予定だったが、上映直前に二回上映に変更になり、

上映中に三回上映へ。そして、33回連続満席状態が続いている。

これは決して僕たちだけの力ではなく、キャストのファンの方々や、本作を好きになってくれた皆様の応援のお陰だなと強く感じた。

上映はまだまだ続きますが、皆様引き続き応援宜しくお願いいたします。

画像1: 『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#7

上映七日目のゲストは森永悠希。
本作のキーマンを演じる彼は来年で芸歴20年になるベテラン俳優だ。

僕は森永君が出演していた映画「しゃべれども しゃべれども」が大好きで、

森永君にオーディションで会った時、

「あの子がこんなに大きくなって!」ととても興奮したのを覚えている。

画像2: 『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#7

本作では、東京に行きたい気持ちがありながらも、葛藤し、焦燥し、挫折する一人の青年を熱演してくれた。

映画を撮っているときは、彼の切ない表情に感情移入しすぎて、何と声をかけていいかわからない瞬間がいくつもあった。

タツオによってこの物語は大きく動いていく。

そんな大事な役を森永君は気負いすることなく最高な形で体現してくれた。

森永君のおかげで映画が飛躍的によくなったシーンがクライマックスに用意されている。台本とは全く違う演出になっている。

もう、何から何まで森永君に頼りっぱなしだった。森永君、本当にありがとう。

画像: 左から藤井道人監督、森永悠希さん

左から藤井道人監督、森永悠希さん

本日からは、趣向を変えて観客目線で映画を見てくれたゲストをお呼びしていこうと思っている。

今夜のゲストは「向かいのバズる家族」より、小川紗良さん。監督業もしている小川さんの目に本作がどう映ったか、とてもドキドキしているが楽しんで臨みたいと思っている。

藤井道人

■森永悠希 Yuki Morinaga
1996年6月29日、大阪府出身。
俳優デビューは子役からで、その演技歴は長い。2007年の映画「しゃべれども しゃべれども」で注目を集め、その後、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(13)で劇中バンドMUSH&Co.としてCDデビュー。映画・ドラマ・舞台と幅広い分野で活躍中。近年の出演映画には「ちはやふるシリーズ」(16-18)「あさひなぐ」(17)があり、2018年には「羊と鋼の森」が公開された。19年「小さな恋のうた」5月24日公開。

■藤井道人 Michihito Fujii
映像作家、映画監督、脚本家。1986年生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』でデビュー。『光と血』などの作品を発表する一方で湊かなえ原作ドラマ『望郷』、ポケットモンスター、アメリカンエキスプレスなど広告作品も手がける。2017年Netflixオリジナル作品『野武士のグルメ』や『100万円の女たち』などを発表。2019年『デイアンドナイト』『青の帰り道』公開中。『新聞記者』の公開が控える。

ご来場のお客様からご感想をいただきました!

■yuko様

「青の帰り道」また必ず見たい。
母にものすごく良かったって話をしたら、母も見たがってた。
退院したら、母と父を連れて観に行きたいなー

もしもあの時、別の道を選んでいたら。
こんなに苦しまなくて済んだのかもしれない。
でも、この苦しみも痛みも分かるから、少しだけ優しくなれるところもある。
別の道を選んでも、回り道をしても、行き着くところはきっと同じ道。

誰かの光で、誰かを陰らせる。
逆に誰かの光で、誰かを光らせることもできるはず。

でも、人生ってそんな簡単なものじゃない。
一筋縄ではいかなくて、なんで?どうして?の連続。
でも、もがいて苦しんで手に入れた光は、
人生を照らしてくれる光になる。
そんな希望を感じた。

■じじ様

リョウってたぶんずっとカナのこと好きなんだよね。
普段あんな性格なのに、そこだけはずっと心に秘めて好きなんだよね。
なんなら10年ずっと片想いじゃないかと思うよね。

死なないでとか、生きててって、ただの押しつけなのかもって思ったこともあった。
それでも後悔したくなくて言葉を書いたこともあった。
だから、リョウの「生きてくしかねぇだろ」って言葉がすごく突き刺さる。
リョウも悩んで悩んでもがいて、リョウなりに頑張って生きてた。

アップリンク渋谷は33上映連続満席、完売!
吉祥寺も、無期限の上映延長が決定!

『青の帰り道』 東京再上映・トークイベント開催中!

【上映情報】

東京・アップリンク渋谷 https://shibuya.uplink.co.jp/
5/11(土)〜公開中

《トークイベント登壇予定者》

⠀藤井道人監督・岡本麻里(原案)
⠀18(土)小川紗良/19(日)永野宗典(ヨーロッパ企画)/20(月)秋月三佳/21(火)平田満/22(水)アベラヒデノブ(青の帰り道 共同脚本)/23(木)笠松将、高橋朋広監督(映画『ラ』)/24(金)真野恵里菜

※詳細は劇場HPをご覧ください。

■アップリンク吉祥寺 https://joji.uplink.co.jp/
拡大上映決定!5/17(金)〜

■大阪・第七藝術劇場 http://www.nanagei.com/
6/22(土)〜

■京都・出町座 https://demachiza.com/
6/22(土)〜

映画『青の帰り道』

画像: 映画「青の帰り道」予告編/2018年12月7日(金)全国ロードショー www.youtube.com

映画「青の帰り道」予告編/2018年12月7日(金)全国ロードショー

www.youtube.com

出演:真野恵里菜 清水くるみ 横浜流星 森永悠希 戸塚純貴 秋月三佳 冨田佳輔
山中崇 淵上泰史/嶋田久作
工藤夕貴 平田満

主題歌:amazarashi『たられば』

監督:藤井道人
原案:おかもとまり
脚本:藤井道人/アベラヒデノブ
制作プロダクション:and pictures
制作協力:BABEL LABEL/プラスディー
配給:NexTone
配給協力:ティ・ジョイ

©映画「青の帰り道」製作委員会 

公式サイト:(以下より)

連載第6回

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