川崎市市民ミュージアムの映像ホールでは、2019年5月18日(土)から、特集上映「岩波映画製作所出身の監督たち」を開催します。

羽仁進や黒木和雄、小川紳介など、のちに日本映画史に名を残す映画監督たちが集った岩波映画製作所。
1950年に短編映画の製作プロダクションとして、教育映画やPR映画などの製作を開始しました。戦後の高度経済成長を背景に、大手企業や省庁などをスポンサーとして導入し製作を行う一方で、独自性を維持し、若手を積極的に採用する方針から、記録映画の新機軸を創生し、その後の日本映画史を支える豊かな土壌となりました。

画像: 映画史に名を残す羽仁進や黒木和雄、小川紳介などによる計18作を上映!「岩波映画製作所出身の監督たち」開催!『教室の子供たち』〜『もう頬づえはつかない』まで

本特集では、ドキュメンタリー映画の概念を覆した羽仁進監督『教室の子供たち』を始め、収蔵作品を中心に岩波映画製作所出身の監督作品計18作を上映します。

◆上映作品(全18作品)

『教室の子供たち』(1954)

『絵を描く子どもたち』(1956)

『村の婦人学級』(1957)

『町の政治 勉強するお母さん』(1957)

『海は生きている』(1958)

『不良少年』(1961)

『恋の羊が海いっぱい』(1961)

『わが愛北海道』(1962)

『日本10ドル旅行』(1962)

『太陽の糸』(1963)

『あるマラソンランナーの記録』(1964)

『青年の海―四人の通信教育生たち』(1966)

『現認報告書―羽田闘争の記録』(1967)

『パルチザン前史』(1969)

『水俣 患者さんとその世界』(1971)

画像: 『水俣 患者さんとその世界』(1971) 土本典昭監督

『水俣 患者さんとその世界』(1971) 土本典昭監督

『午前中の時間割り』(1972)

画像: 『午前中の時間割り』(1972) 羽仁進監督

『午前中の時間割り』(1972) 羽仁進監督

『サード』(1978)

『もう頬づえはつかない』(1979)

画像: 『もう頬づえはつかない』(1979) 東陽一監督

『もう頬づえはつかない』(1979) 東陽一監督

PICK UP

『不良少年』

画像: 『不良少年』(1961)羽仁進監督

『不良少年』(1961)羽仁進監督

1961年/モノクロ/スタンダード/35mm/89分
監督:羽仁進/出演:山田幸男、吉武広和、山崎耕一郎、瀬川克弘

実際に非行歴のある少年たちを起用し、ドキュメンタリー手法や即興演出を積極的に取り入れた長編劇映画。同年のキネマ旬報ベスト・テン第1位に選出、マンハイム国際映画祭金賞を受賞するなど国内外の多くの映画人に衝撃を与えた、羽仁の代表作。

「岩波映画製作所出身の監督たち」

日程:2019年5月18日(土)~7月14日(日)の土日 
11:00/14:00
(入替制/15分前開場)

※ただし、6月22日(土)23(日)・6月29日(土)30日(日)は休映

料金:1プログラムにつき 一般600円、65歳以上・大高生500円、小中学生400円
※未就学児・障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。

会場:川崎市市民ミュージアム1F映像ホール
(全自由席/定員270名)

申込:当日1F総合案内で10:00~15:00までチケットを販売
(12:00~13:00は販売休止)

※前売り券はありません。満席になり次第販売を終了します。
※65歳以上・大学生・高校生・中学生、障害者手帳等をお持ちの方は、いずれも証明できるもの(原本)をお持ちください。

●上映スケジュール詳細は、下記 当館HPをご確認ください。

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