UMMMI.の名で国内外の映像祭で作品を発表してきた石原海監督による長編映画デビュー作『ガーデン・アパート』がは6月7日よりテアトル新宿において公開されることとなりました。
崩壊しそうな1組の男女の愛と、愛を失った女の狂気が交錯する実験的な作品で、若手映像作家UMMMI.として、イメージフォーラムフェスティバル、ポンピドゥーセンター主催の映像祭に入選するなど、アートと映像の領域を横断して作品を手がける石原海の長編デビュー作。
2018年の大阪アジアン映画祭でワールドプレミア上映、その後世界の著名な映画監督を発掘してきたことでも有名なロッテルダム国際映画祭に短編作品『忘却の先駆者』と合わせ2作品が同時に選出され話題になりました。
作品は、ファスビンダーやジョン・カサヴェテスを彷彿とさせる、愛にすがって夜をさまよう若い男女と狂気の中年女性を長回しで追った物語。
『ガーデンアパート』予告
<STORY>
ひかりは、同棲中の太郎との子供を妊娠したばかり。二人とも大学を卒業後、就職をせずにバイト暮らしだったが、金銭的な問題が浮上する。太郎はひかりに内緒で叔母の京子に頼るが、京子は若くして夫を亡くして以来、アル中気味で奇妙な言動ばかり。さらになぜか家に何人も若者を住まわせている。ひかりは、太郎に内緒で京子の家を訪れるが—これは都会の夜を舞台とした、愛に関する一晩の物語。
監督・脚本:石原海
出演:竹下かおり、篠宮由佳里、鈴村悠、石田清志郎、石原ももこ