既に公開スタートから9ヶ月目を迎え、動員数380万人、興行収入46億突破(3月17日時点)という、是枝監督作品最大の興行収入を記録している『万引き家族』。

米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネーション、日本アカデミー賞最優秀賞8部門を受賞し、凱旋上映中の本作ですが、現地時間3月17日(日)に開催された第13回アジア・フィルム・アワードにて、見事、<作品賞、音楽賞>を受賞いたしました!! 

画像1: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

“アジア全域のアカデミー賞”と呼ばれるアジア・フィルム・アワードにて、作品賞、監督賞(是枝裕和)、主演女優賞(安藤サクラ)、助演女優賞(松岡茉優)、作曲賞(細野晴臣)、美術賞(三ツ松けいこ)の6部門でノミネートされた本作。

今回『万引き家族』が作品賞と音楽賞の受賞を果たしましたが、日本映画で作品賞受賞したのは、黒沢清監督の『トウキョウソナタ』以来10年ぶり、日本映画で音楽賞受賞をしたのは、久石譲の『崖の上のポニョ』以来10年ぶり、となりました。

画像2: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

受賞を受けて是枝監督は、「謝謝(シェイシェイ)ありがとうございます。アジア・フィルム・アワードは賞の結果よりは本当に尊敬するアジアの映画人たちと再会をして交流を深めて、そういう時間が一番の目的だと本当に思ってこの場に来ているんですけれどもやはり賞をもらうと嬉しいものですね。ここに来られなかったスタッフとキャスト、昨年の9月に亡くなられた樹木希林さん、希林さんと最初に映画祭に参加したのがこの香港の映画祭だったという思い出があって、このことをさっき思い出してました。戻ったらお墓まいりをしてこの賞を報告したいと思います。ありがとうございました。」

画像3: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

また、細野は「ありがとうございます、驚いています。ここにいられてとても嬉しいです。万引き家族の音楽はそれほど多く作曲したわけではないですが、とてもシンプルなものなのに、万引き家族のおかげで僕の音楽を見つけてくれてとても幸運です。これからもいっそう頑張ります。謝謝(シェイシェイ)!」と喜びのコメントを寄せました。※謝謝・・・中国語でありがとうの意味

画像4: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

当日は、是枝裕和監督、安藤サクラ、細野晴臣、三ツ松けいこの四名が映画祭に出席。授賞式の前にはレッドカーペットにも登場し、現地メディアから大量のフラッシュを、観客からは大きな歓声浴び、アジア圏においても人気の高さをみせつけました。

画像5: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

今回で第10回以来二度目の参加となる是枝監督は、「『万引き家族』は、アジアフィルアワードで作品賞他6部門もノミネート頂き大変嬉しく思います。ノミネーションは勿論ですが、アジアを代表する、尊敬するフィルムメーカーの皆さんと、短い時間ではありますが交流を育める貴重な機会が有難く、楽しみにしております」、第4回以来二度目の参加となる安藤は「2010年のアジア・フィルム・アワードに参加させていただいたことがあり、当時の映画の助演女優賞で参加させていただきました。私も20代前半でしたし、ただ会場の雰囲気に圧倒されてしまい、自分は場違いなように、その場所にマッチしていないように感じてしまい、ただすごい華やかなものを見たなという思い出があります。今日はそれから約10年経ちましたので、また違う気持ちで参加できるのかなと楽しみにしています。本当に華やかでなかなか味わえない場所なので楽しみたいと思っています。皆で海外に来れたのも嬉しいです」、初参加となる細野は「日本アカデミー賞もいただいて、今度はアジアのアカデミー賞に招待いただきました。ノミネートされてとても光栄です。これも全て『万引き家族』のおかげなので、有難く思っています。香港はいつも遊びにくるところでしたが、昨年からライブを始めまして、仕事で来る場所になりました。本当は遊びたいんですけどね(笑)。美味しいもの食べてね...歩き回りたいんですよ。香港大好きなんです」、同じく初参加となる三ツ松は「自分のことでないような気持ちです。『万引き家族』に連れてきてもらったという、ご褒美のような気持ちでいっぱいです。せっかくですので楽しく過ごさせていただき、一緒に頑張った美術のスタッフ、他のスタッフの方にも喜びを共有したいと思います」とそれぞれに語りました。

画像6: アジア・フィルム・アワード-それぞれ日本作品では10年ぶりの快挙!-『万引き家族』作品賞!そして最優秀音楽賞は細野晴臣!

また是枝監督は、現在日本でも公開中の『バーニング 劇場版』にて、本映画際最多8部門のノミネートを果たし、功労賞を受賞したイ・チャンドン監督のプレゼンターを、そして細野は、アジア新人賞を受賞した、日本でも人気の高い歌手・アーティストであるジェジュンのプレゼンターを務めるなどして注目を集めました。

『万引き家族』
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)

出演:
リリー・フランキー 安藤サクラ/ 
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ/
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明/ 
高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林

配給:ギャガ
2018年日本 英題:shoplifters 
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

凱旋上映中!

アジアフィルムアワード公式ページ

http://www.afa-academy.com/?fbclid=IwAR2LCBLp8u9LEMRIqklS0PX-2mff3dvmc0kkjtvhasB28mxr-kZ-OcHI9ZQ

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