クリスチャン・ベール主演×アダム・マッケイ監督×ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』チームが再集結したアダム・マッケイ監督最新作『バイス』(4月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開)。
クリスチャン・ベールがディック・チェイニーの20代から70代までの人生を、体重を約20キロ激増して見事な演技で魅了し、ゴールデングローブ賞では、主演男優賞を受賞した本作。第91回アカデミー賞では、俳優部門を総ナメし8部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞:クリスチャン・ベール、助演男優賞:サム・ロックウェル、助演女優賞:エイミー・アダムス、編集賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞いたしました!

クリスチャン・ベールは惜しくも主演男優賞を逃しましたが、見事メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した「バイス」。

「マシニスト」から「バイス」まで
クリスチャン・ベールの“驚異の変身”について、証言が解禁!

「ゴルゴ13」さいとう・たかをも絶賛した『バイス』クリスチャン・ベールの“驚異の変身”
制作秘話をお伝えいたします。

肉体改造をするのはこれが最後!とゴールデン・グローブ賞の受賞式で語ったクリスチャン。「マニシスト」では、ツナ缶とりんごだけで激やせしたクリスチャン。
今回「バイス」でディック・チェイニー役を演じるにあたって行った肉体改造は、体重を約20キロ激増し、髪を剃り眉毛を脱色のほか、毎日3~4時間のメイク時間を要して20代~60代と年齢に応じた肌の色・つや・シワなど再現し、チェイニーの20代~60代の引退後までを演じきった。

「マシニスト」でのクリスチャン・ベール

肉体改造を行なったのは、2017年4月から約半年間。同年10月に撮影開始をするために、パイをたくさん食べたり、ご飯1杯に15個の卵を入れたりするなど、健康的に体重を増やせるよう、今回は栄養士にマネジメントを頼んでいた。

そんなクリスチャンに対し、アダム・マッケイ監督は、「クリスチャン・ベールは見事な肉体改造をしてくれたんだ。でも、最終的に役を完成させたのはグレッグ・キャノンの特殊メイクだね。満足のいく出来になるまで、5カ月もかかったんだけど、すべてがハマった時は感動したよ。役作りを経たクリスチャンに特殊メイクが合ってて、チェイニーをマネて歩く姿には鳥肌がたった。演じてるのではなく、憑依してるようでね。その場の誰もが本人かと見まがうほどだった。気味が悪かったよ。」とその完成度に太鼓判を押す。

その特殊メイクを担当したのが、アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いたグレッグ・キャノンだ。
クリスチャンをチェイニーへ変身させる大仕事について、「最初に聞いたときは“ワオ、これは面白い!”と思った。この手の映画はメーキャップので記事左右されるので、なかなかのスリルだ。クリスチャン・ベールをディック・チェイニーに見えるようにするのは技術的に難しかったが、うまくいったときは最高の体験になったよ!」と語る。

キャノンは撮影開始の約6ヶ月前、ベールの頭部と顔の3次元の型を取るところから外見作りに取り掛かった。次に彼とそのクルーは、シリコンを彫刻、成形した。「難しかったのは、クリスチャンと、チェイニーの顔の構造や頭の形がまるで正反対だったことだ。テストにつぐテストを繰り返した。さらにクリスチャンがもっと太めにしたいというので、私はうまくいかない、大げさになってしまうのではと危惧したんだ。でも、彼が衣装をつけてメガネをかけ、部屋を歩くのを見たら目を疑ったよ。ショックだった。彼は全く正しかったんだ!まさに目指したとおりの姿だった。」と語った。

ベールはロケ地によって、予定時刻の午前7時にはセットに立てるように、出発時間が午前2時になることもあったという。しかし、「クリスチャンは長時間にわたって顔をいじくりまわされたが、イライラしたりしなかったし、とても愉快なんだ。彼と仕事ができたのは最高の贅沢だった。」と語る。

アダム・マッケイ監督は、「クリスチャンは出演者だけど、この作品の共同製作者のような気がする。チェイニーを徹底的に調べて、僕が知らない情報をどんどん持ってきた。そして 監督の僕を超える質問をしてくるんだ。副大統領の役柄に対する見解についてね。肉体改造と下調べそれに演技を通してクリスチャンは僕と共にこの映画を作り上げたんだ。」というように、アカデミー賞の8部門ノミネート、そしてメイクアップ&ヘアスタイリング賞の受賞はまさに「バイス」チーム全員で勝ち取った名誉だということがわかる。

そして、本作を一足早くみた漫画家「ゴルゴ13」のさいとう・たかをは、メイクアップについて、「役者の演技もすごいが、だんだんと歳を重ねていくメイクアップを観るだけでもこの映画は値打ちがある。あれほどのメイクアップは、これまで観たことがない。」と絶賛のコメントを寄せている。

グレッグ・キャノン(特殊メイク)Greg Cannom
異才のメーキャップ・アーティスト。これまで、『ドラキュラ』(92)、『ミセス・ダウト』(93/クリス・コロンバス監督)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08/デヴィッド・フィンチャー監督)でアカデミー賞®︎を受賞し、2005年には、テクニカルアーチブメント賞を獲得。計4つのオスカーに輝いている。本作では、6ヶ月に渡って試行錯誤し、クリスチャン・ベールと唯一無二の“チェイニー”を作り上げた。

『バイス』クリスチャン・ベール インタビュー映像&予告

画像: 賞レースを席巻!『バイス』クリスチャン・ベール インタビュー映像 youtu.be

賞レースを席巻!『バイス』クリスチャン・ベール インタビュー映像

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<ストーリー>

「バイス」:バイス・プレジデント(副大統領)を指すだけでなく、“悪徳”や“邪悪”という意味もこめられている―1960年代半ば、ワイオミングの田舎の電気工の酒癖の悪い青年チェイニーはのちに妻となる恋人リンに尻を叩かれ、政界への道を志す。大統領主席補佐官、国務長官の職を経て、2001年、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領に就任した彼は、“影の大統領”として振る舞い始める。9.11の同時多発テロ事件では、法をねじ曲げることも、国民への情報操作もすべて意のままにし、ブッシュを差し置いて危機対応にあたり、あの悪名高きイラク戦争へと国を導いていく。アメリカを自在に支配し、アメリカ史上最も権力を持ったチェイニー副大統領の姿の前代未聞の裏側を描いた社会派エンターテイメント!

監督・脚本:アダム・マッケイ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 
出演:クリスチャン・ベール『ダークナイト』、エイミー・アダムス『アメリカン・ハッスル』、スティーヴ・カレル『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』

2018年/アメリカ/英語/132分/シネマスコープ/5.1ch/カラー/原題:VICE/日本語字幕:石田泰子/字幕監修:渡辺将人

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド 

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4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー

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