今回解禁となった<ポスタービジュアル>は、往年の名作を彷彿とさせる華やかな仕上がり。しかし中央には射抜くような視線の強さが印象的な主人公・イリスの顔が大きくあしらわれ、その横には「栄華に狂い、破滅と踊る―」というコピーが飾られる。

王侯貴族が集い、求人は一日で埋まる高級帽子店の華やかな表の顔と、古くから受け継がれてきたおぞましい裏の顔。
『サンセット』というタイトルが表す、日が暮れかかる前の最も美しく、しかし沈んでいくしかない瞬間を切り取ったような、表裏一体の緊張感が伝わるビジュアルだ。

画像1: © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018

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また、本作の見どころでもある1913年代のヨーロッパを彩った高級帽子店の帽子や、エレガントな衣装に身を包んだお針子たちの姿も解禁となった。

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  © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018 

憧れの都・ウィーンへの切符を手にすることができる場所として知られる高級帽子店は、完全な手作業で王侯貴族からのオーダ―メイドを請け負い、才能を認められないと頭周りの採寸にも至ることができない厳しい世界。

画像6: © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018

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画像7: © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018

  © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018 

主人公・イリス(ユリ・ヤカブ)は両親が帽子店を経営していたこともあり、職業人としての才能は折り紙つきで、邪険に扱われながらもひとたび仕事につけば帽子職人として頭角を現していく。そんな彼女の登場によって、チーフのゼルマ(エヴェリン・ドボシュ)やセレナ(ユディット・バールドシュ)らによって一見秩序が保たれていた<美しき女の園>高級帽子店の人間模様も変化していく……。

衣装はゴールデングローブ賞にノミネートされた『太陽の雫』で知られるジョルジ・サカーチが担当。風格あるデザインの帽子や衣装は、ほぼ手作業で彼女の指示のもと制作された。
ヨルゴス・ランティモス監督最新作『女王陛下のお気に入り』、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビー共演の『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』などと同じく、女性達が身にまとう衣装<コスチューム>と登場する小物がセリフ以上に物を言う本作。スクリーンで楽しんでほしい。

ネメシュ・ラースロー監督最新作『サンセット』予告

画像: 『サウルの息子』でアカデミー賞受賞ネメシュ・ラースロー監督最新作『サンセット』予告 www.youtube.com

『サウルの息子』でアカデミー賞受賞ネメシュ・ラースロー監督最新作『サンセット』予告

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栄華に狂い、破滅と踊る―

【ストーリー】 1913年、オーストリア=ハンガリー帝国が栄華を極めた時代。イリスは、ヨーロッパの中心、ブダペストのレイター帽子店で働くことを夢見てやってくる。そこは、彼女が2歳の時に亡くなった両親が遺した高級帽子店だ。だが今のオーナーであるブリルは、突然現れた彼女を歓迎することはなく追い返してしまう。オーストリア皇太子も訪れるような華やかで憧れの場所に見えた帽子店。しかし、そこには大きな闇が隠されていた。裏ではウィーンの王侯貴族に店の女性を捧げているという。またイリスには兄がいたことを初めて知るが、兄カルマンは伯爵殺しという大きな事件を起こしていた。彼女は失踪している兄を必死に探し始めるが辿り着けない。やがて兄とその仲間たちによる貴族への暴動が起こる。イリスもまた第一次世界大戦前に激動するヨーロッパの渦に巻き込まれていく。果たして、彼女は兄と巡り逢うことができるのか?そして高級帽子店が行きつく運命は?

監督・脚本:ネメシュ・ラースロー『サウルの息子』     

出演:ユリ・ヤカブ『サウルの息子』、ヴラド・イヴァノフ『エリザのために』、モーニカ・バルシャイ『リザとキツネと恋する死者たち』

2019/ハンガリー、フランス/カラー/ハンガリー語、ドイツ語/142分  後援:ハンガリー大使館

原題:Napszállta  英題:SUNSET   映倫:G   
配給:ファインフィルムズ
  © Laokoon Filmgroup – Playtime Production 2018 

3月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他にてロードショー

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