シルヴィオ・ソルディーニ監督 × 主演・ヴァレリア・ゴリノ
<みること><みえること>の意味を問う野心作!映画『エマの瞳』来年3月23日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開決定いたしました。
世界三大映画祭のひとつ、ヴェネチア国際映画祭で世界初上映された、
イタリアの名匠シルヴィオ・ソルディーニ監督の最新作。
イタリア・ローマを舞台に、盲目で視覚が<みえない>が自立して生きるエマと、
内面を<みつめる>ことに臆病な広告マンでプレイボーイのテオが出逢い、
傷つけ合いながらも変化していく、大人の恋の行方を描く珠玉のラブ・ストーリー。
エマを熱演したのは、ヴェネチア国際映画祭で2度の主演女優賞に輝いた
イタリアを代表する演技派女優、ヴァレリア・ゴリノ。
テオを演じるのは、名優ジャンフランコ・ジャンニーニの息子、アドリアーノ・ジャンニーニ。
魅力的な主人公のエマはソルディーニ監督が前作のチェロ弾きの学生や企業家、
彫刻家などさまざまな分野で生きる、目の見えない人々の姿を追ったドキュメンタリー
『多様な目』で出会った、盲目でありながらも毅然と生きる人びとに
触発されて作り上げたキャラクターになっている。
大人の恋愛と盲目の人々のリアリティ溢れるエピソードを織り交ぜた本作は、
本国イタリアでも、スマッシュヒットを記録。
実績あるスタッフ・キャストが作り上げた野心作は今年4月に開催された、
イタリア映画祭2018年で『Emma 彼女の見た風景』の
タイトルで上映され、大好評を博した。
この度、解禁となった予告編では、ダイアログ・イン・ザ・ダークと呼ばれる暗闇の空間で、
視覚以外の感覚を使って体感するワークショップから始まる。
盲目のエマと、プレイボーイのテオが出逢い、互いが求め合いながらも
テオがエマを傷つけたこから、物語は進んでいき、
この後の二人の恋の行方が気になる予告に仕上がっている。
また、予告中に登場する「でも見えると難しいのよ。見えたままが全てだから」の
エマの台詞は、観る者の心に突き刺さり、
<みること><みえること>の意味を考えるきっかけを与えてくれる。
『エマの瞳』予告篇
<STORY>
自立して生きる盲目の女性・エマと、典型的なプレイボーイ・テオ。
相反する二人が織りなす、ヒューマン・ラブストーリー
イタリア、ローマ。広告代理店に勤めるテオは、典型的なプレイボーイ。
恋人、愛人、家族とは適度な距離を置いて向き合わないままに、
仕事漬けの毎日を送っている。暗闇の中を白杖で進む
ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)のワークショップに参加した彼は、
アテンドスタッフとして働いていた盲目の女性・エマの声に魅せられる。
思春期に視力を失った彼女は、フランス人の夫と離婚したのち、
オステオパシー(理学療法士)の施術者として自立して生きている女性だった。
テオは急速に彼女に惹かれていく。ふたりは関係を深めていくが、
テオは恋人グレタと向き合えないままだった。
そして、テオとエマがスーパーマーケットで一緒の所に、グレタが鉢合わせしてしまう。
テオがグレタに「ボランティアをしている」と
言い訳していたことを知り、深く傷ついたエマは…。
監督・原案・脚本:シルヴィオ・ソルディーニ(『ベニスで恋して』)
出演:ヴァレリア・ゴリノ(『レインマン』『はじまりの街』) 、
アドリアーノ・ジャンニーニ(『スウェプト・アウェイ』)
原案・脚本:ドリアーナ・レオンデフ、ダヴィデ・ランティエーリ
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
2017年/イタリア・スイス/カラー/117分/イタリア語/
原題:Il colore nascosto delle cose
配給:マンシーズエンターテインメント