00年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった―。
「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、
イギリス文学史に名を残す女流作家メアリー・シェリーの知られざる人生を初めて映画化した物語『メアリーの総て』が12月15日(土)より全国順次ロードショーとなります。
監督は、『少女は自転車にのって』(12)で第86回アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表に選出、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。
今最も世界から注目を集める女優エル・ファニングを主演に迎え、哀しくも美しいメアリーの人生を極上の映像美でスクリーンに焼き付けました。
メアリー・シェリーを演じたエル・ファニングのインタビュー映像公開!
ティム・バートンやギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・リンチ、リドリー・スコット、スティーヴン・スピルバーグら錚々たる映画監督たちに影響を与え、女流作家として名を残してきたメアリー・シェリー。
そんな彼女の人生を初めて映画化した本作でメアリー役を演じたエル・ファニング。
自身が演じたメアリーについて、「彼女は「フランケンシュタイン」を弱冠18歳で書いたのよ!ものすごく衝撃的だった。知性にあふれ時代の先を行くメアリー・シェリーを演じられるということで、とても心惹かれたの。」と語り、子役時代からの長い女優人生の中でも「今の世の中だからこそ、彼女の特別な物語を皆に知ってもらうべきだと思った。だからこの役を絶対に演じたいと思ったの。」と熱意を持って挑んだ役だったとか。
解禁された映像の中では、「(メアリーは)怪奇小説が好きな女の子。でもそれをバカにされて、父親にさえ「馬鹿げてる、取るに足らない」と言われていて。そこから、いまや誰もが知っている「フランケンシュタイン」が生まれたのよ」と映画の魅力を熱弁する姿も映し出されている。
「今回は編集もプロデューサーも女性だし制作陣は女性ばかり。彼女たちの強さは脚本にも表れているし、そのパワフルさは現場でも感じられたわ。すごく重要なことだと思う。」
と撮影を振り返っており、近年、映画業界でも男女格差や#metoo運動といった様々な声が上がる中で公開される本作の制作面からも、今の時代に繋がる物語であることを明かしている。
エル・ファニングが語る 『メアリーの総て』インタビュー
■監督:ハイファ・アル=マンスール『少女は自転車にのって』
■出演:エル・ファニング、ダグラス・ブース『ノア 約束の舟』、ベル・パウリ―『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』、トム・スターリッジ『オン・ザ・ロード』
原題:MARY SHELLEY/2017年/イギリス、ルクセンブルク、アメリカ/121分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:牧野琴子
配給:ギャガ
© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017