特集上映『キネカ・クラシック・セレクション vol.1』が開催されます。

「今しか観れない!」「今観てほしい!」そんな思いから、キネカ大森セレクトのクラシック映画の特集上映が決定いたしました。選りすぐりの名作5本をお届けします!
中でも、フェリーニ監督『甘い生活』は35㎜フィルムでの日本最終上映となります。

上映ラインナップ

『甘い生活』

監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、イヴォンヌ・フュルノー、アラン・キュニー、アヌーク・エーメ
1960年/イタリア/173分/35mmフィルム日本最終上映

画像1: 『甘い生活』
画像2: 『甘い生活』

©RIAMA FILM Roma / CINECITTA / PATHE CONSORTIUM CINEMA Paris

1960年カンヌ国際映画祭作品賞グランプリ、1961年アカデミー作品賞・衣装デザイン賞受賞。
作家の夢を捨て、ゴシップ記者のトップとなったマルチェロ。彼はナイトクラブで出会った大富豪の娘マッダレーナとホテルで一夜を過ごし、取材で出会ったハリウッド女優と享楽的な遊びにふける。そんななかマルチェロは、同棲相手とともに友人宅を訪れる。友人一家の知的な生活を羨むが、その友人は子どもをつれて無理心中してしまう。絶望感に苛まれたマルチェロはまた狂乱に明け暮れることに……。

『若者のすべて』

監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
出演:アラン・ドロン、アニー・ジラルド、レナート・サルヴァトーリ、クラウディア・カルディナーレ
1960年/イタリア・フランス/179分

画像1: 『若者のすべて』
画像2: 『若者のすべて』

©1960 TF1 Droits Audiovisuels - Titanus

イタリア南部で貧しい生活にあえいでいたパロンディ家の次男シモーネ、三男ロッコは、年老いた母親を連れ、北部の大都市ミラノに出稼ぎに出た長兄ヴィンチェを頼って、上京する。ヴィンチェには 婚約者ジネッタがいたが、態度は非常にそっけない。シモーネとロッコ はプロ・ボクサーを目指しジムに入るが、娼婦のナディアに夢中になり、自ら夢を潰してしまう。一方、ロッコはクリーニング店で働くものの、徴兵されてしまう。寄宿地で偶然にもナディア再会したロッコは、ナディアと恋に落ち、愛し合うようになるのだが…。巨匠ルキノ・ヴィスコンティがアラン・ドロン主演に描く兄弟の愛と裏切りを描く、壮大なる叙事詩。

『ラ・ジュテ』

監督・脚本:クリス・マルケル
出演:エレーヌ・シャトラン、ジャック・ルドー、ダフォ・アニシ
1958年/フランス/29分/35mmフィルム上映

画像1: 『ラ・ジュテ』
画像2: 『ラ・ジュテ』

©1962 ARGOS FILM

第3次世界大戦後の廃墟のパリ。放射能に汚染されたパリの地下で、戦争を生きのびた勝者側の科学者たちは、“過去”と“未来”に人類の救済を求めるために、捕虜を使って時間旅行を試みる。彼らはそこで、ある記憶に取りつかれた男を選び出す。彼は少年時代、オルリー空港の送迎台で見た断片的なイメージ――凍った太陽と叫ぶ女――が心に焼き付いている。実験台での注射により過去に送り込まれた男は、送迎台で見た女と再会し夢見心地の時間を過ごす。続いて、未来へと送り込まれた男は、世界を救うためのエネルギーを持ち帰る。そして、彼は自分の記憶の驚くべき真実を知ることになる…。『12モンキーズ』の元ネタとなった短編で、ほぼ全編、静止画で構成したSF映画の傑作。

『女は女である』

監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
出演:アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=ポール・ベルモンド、マリー・デュボワ、ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドモンジョ
1961年/フランス・イタリア/84分/35mmフィルム上映

画像1: 『女は女である』
画像2: 『女は女である』

©1961 STUDIOCANAL-Euro International Films S.p.A.

キャバレーの踊り子アンジェラは、ある日突然子どもが欲しくなる。同棲相手のエミールに「24時間以内に子どもを作りたい!」と訴えるが、まったく取り合ってもらえない。愛しているがゆえに喧嘩してしまう二人の間に、以前からアンジェラに気があるアルフレッドが加わって、素直になれない三人の微妙な三角関係が繰り広げられる。ゴダール×アンナ・カリーナの、“幸福な”ミュージカル・コメディ。

『オープニング・ナイト』

監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ジーナ・ローランズ、ジョン・カサヴェテス、ベン・ギャザラ、ジョーン・ブロンデル、ポール・スチュワート
1977年/アメリカ/144分

画像1: 『オープニング・ナイト』
画像2: 『オープニング・ナイト』

©1977 Faces Distribution Corporation

1978年ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞。
舞台女優マートルは“老い"をテーマにした新作『第二の女』に取り組んでいた。ある夜の公演後、群がるファンをかき分けた彼女にすがりつく熱狂的なファンの17歳の少女に出会う。少女は「アイ・ラヴ・ユー」を繰り返しながらマートルノ車を見送った直後、対向車に跳ねられ即死する。
以来、マートルは死んだ少女の幻影を見るようになり、次第に精神が錯乱し始める…。

【上映スケジュール】
■12/8(土)~12/14(金) 『甘い生活』 ★35㎜フィルム日本最終上映
■12/15(土)~12/21(金) 『若者のすべて』
■12/22(土)~12/28(金) 『ラ・ジュテ』+『女は女である』
■12/29(土)~1/3(木)  『オープニング・ナイト』

詳細は下記公式サイトより

https://ttcg.jp/cineka_omori/topics/2018/11111645_5555.html

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