台湾のアカデミー賞とも呼ばれる、金馬奨。
今年は第55回目の開催となりすでに、ノミネート作品が発表されました。
張藝謀(チャン・イーモウ)監督の『影』が作品、監督、主演男優、主演女優、脚色、撮影、美術、デザイン、アクション、オリジナル音楽などの最多12部門、続いては台湾映画の『誰先愛上他的』が作品、主演男優、主演女優、新人監督など8部門、そして、中国映画『我不是藥神』は作品、主演男優、助演男優、新人監督、脚本など7部門にノミネートされています。
最優秀監督賞のノミネートには、巨匠チャン・イーモウからチアン・ウェン、ロウ・イエ、ペマ・ツェテンという世界に知られる監督、そして今最も世界から熱く注目される中国の若手監督ビー・ガンの5人となっています。
そして、2018年は、オープニング作品としてはこのビー・ガン監督の最新作『Long Day's Journey Into Night』そして、クロージング作品は坂本龍一が音楽を担当したツァイ・ミンリャンの新作『あなたの顔』となっています。
今回シネフィルでは、このアジアの最高峰の監督たちが集う映画賞「金馬奨」の、ここ数年の予告に注目してみました。
なんといっても、この予告はこの数年名だたる監督が撮っており、それ自体が一つの作品シリーズといってもいいほど豪華なものとなっています。
2015年の予告は、前にシネフィルでもご紹介しましたが、ツァイ・ミンリャン監督によるもの。
昨年2017年はジョニー・トー監督、2016年は、ビー・ガン、アンソニー・チェン、ミディ・ジーという三人の気鋭監督によって予告が作られおり、それぞれ予告が動画としてアップされております。
また、5年前の50周年では、巨匠ホウ・シャオシェン監督!
名監督たちのCMをご覧ください!
ジョニー・トー監督の描く近未来。
アンソニー・チェン監督による、エドワード・ヤン監督の自伝的映画『牯嶺街少年殺人事件』でデビューしたチャン・チェン25年後のオマージュ的作品。
「マンダレーへの道』など、台湾を拠点として故郷ミャンマーをテーマに映像作品を作り続けるミディ・ジー監督は、全方位の映像CMを発表
長編第2作となる最新作『Long Day's Journey Into Night(地球最後的夜晚)』2018年は作品賞と監督賞など5部門にノミネートされている世界が注目する中国の若手監督ビー・ガンの撮ったCM
ツァイ・ミンリャン監督のなんともCMらしからぬところがまたスゴイCM
第50回のホウ・シャオ・シェン監督による金馬奨の広告ーマギー・チャンが出演
50周年の予告のメイキング映像を伝える番組映像