シリーズ累計発行部数2000万部突破の<
エンターテインメント時代小説>シリーズ、
「居眠り磐音 決定版」の映画化が決定いたしました!
主演は、映画『キセキ-あの日のソビト-』『不能犯』
『孤狼の血』『娼年』など数々の話題作に出演し、
ドラマ「この世界の片隅に」での演技も記憶に新しい、
日本映画界を代表する演技派俳優・松坂桃李。
江戸で浪人暮らしをしながら、昼間はうなぎ屋で働き、
夜は両替屋の用心棒として悪と戦う、
<時代劇史上最も優しい主人公>坂崎磐音を演じます。
そして、松坂にとって本作が“時代劇初主演”となります。
「居眠り磐音」の呼び名は剣を構えた様子が
「居眠りをしている猫のよう」と評されたことに由来しており、
颯爽と悪を斬る磐音の鮮やかな剣さばきを、
時代劇初主演となる松坂が魅力たっぷりに演じます。
原作は、10を超える全シリーズの売上累計が4500万部を
突破している佐伯泰英。
その佐伯の最高傑作であり、
2002年に双葉社から文庫が刊行され、
シリーズ51巻で驚異の累計発行部数2000万部を突破した本作
は、<平成で最も売れている時代小説>シリーズとして
多くの時代小説ファンの心を掴み、
2007年にはNHKでドラマ化もされましたが、
この度、待望の佐伯作品初の映画化となりました。
また、映画公開に合わせ、2019年3月には文春文庫から
「居眠り磐音 決定版」としてシリーズが刊行されていく
ことも決定しております。
明和9年(1772年)4月、3年間の江戸勤番を終えた
坂崎磐音は幼なじみの2人と共に、
九州・豊後関前藩に戻った。
だが帰藩早々に起きた“事件”により、
磐音は1日にして2人の友を失い、
祝言を間近に控えていた許婚の小林奈緒を
残したまま関前を後にすることになってしまう。
江戸に辿り着いた磐音は、
六間掘の金兵衛長屋で長屋暮らしを始める。
不慣れな浪人暮らしを送る中、磐音は昼は鰻割きとして、
夜は両替商・今津屋で用心棒の仕事を始めることになり――。
人情に厚く礼節を重んじ、良すぎるほどに人が良い、
春風のように穏やかな磐音の姿には、
現代の日本人が忘れてしまった心があります。
江戸下町の人々との心温まる交流、颯爽と悪を斬る磐音の剣、
胸をしめつける男女の恋模様を描く、
全く新しい本格時代劇エンターテインメントが誕生します!
監督には、『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズ、『
空飛ぶタイヤ』の本木克英。
『超高速!参勤交代』で第57回ブルーリボン賞作品賞・
第38回日本アカデミー優秀監督賞を受賞し、
池井戸潤作品の初映画化となった『空飛ぶタイヤ』
では興行収入17億円を超える大ヒットを記録した、
大ヒット請負人がメガホンを取りました。
脚本には、NHK大河ドラマ「平清盛」や、
近松門左衛門の生涯を描いたNHK木曜時代劇「ちかえもん」
の脚本を手掛け、同作で時代劇の脚本としては初となる
第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀。
さらに映画化決定と合わせて、
ティザービジュアルが解禁となりました!
眩しい陽光の中、
優しい眼差しでこちらを振り返る姿の松坂桃李と、
「彼は、優しさで、あなたを守る。」のコピーが
磐音の<優しさの中に強さを持った>
人柄と物語への期待を感じさせるビジュアルとなっており、
両A面となるもう一方のビジュアルでは、岩の上に腰をかけ、
そばにいる猫とともに穏やかに佇む磐音の様子を描いた
対照的なものとなっております。
本作は2018年3月よりクランクインし、
大分県杵築市や京都近郊での撮影を経て4月にクランクアップ。
現在はポストプロダクション中。2019年、映画『居眠り磐音』
がいよいよ本格始動します。
◆キャスト・キャラクター紹介◆
松坂桃李(坂崎磐音・さかざきいわね)
九州・豊後関前藩の中老・坂崎正睦の長男。
3年間の江戸勤番勤めの後、
27歳で帰藩した直後に起きた事件のため、
許婚の奈緒を残して関前藩から離脱、
江戸深川で浪人暮らしを始める。
剣を構えた様子が「まるで春先の縁側で日向ぼっこをして
居眠りをしている年寄り猫のよう」と評されたため、
居眠り剣法と呼ばれている。
普段は人情に厚く穏やかな人柄だが、
大切な人を守る為には颯爽と悪を斬る
◆コメント◆
松坂桃李(主人公・坂崎磐音役)
◎コメント:
僕が演じた坂崎磐音は穏やかで静かな空気を纏いつつ
心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です。
年寄り猫のような磐音、
彼の中で時間がゆっくり流れているような。
クランクイン前に殺陣や所作に加えて、
鰻捌きの練習をしてきましたが、
非常に難しく心が折れそうになりました。
本木監督はじめ、アクションチーム、京都のスタッフさん、
共演者の皆様に支えていただき、何とか最後まで演じ
きることができました。
幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思いますので
よろしくお願いいたします。
原作者・佐伯泰英
◎コメント:
「居眠り磐音」は、
時代小説としては異例の51巻の長大シリーズだ。
松坂桃李君主演で映画化されることになった。
私にとって映画化は初めてなら、
松坂君にとっても時代劇初主演だそうだ。
私はなぜか初物に強い。
文庫書下ろし時代小説という出版形態を確立したのも私である
(いささか強引過ぎるかもしれぬが)。これほどの「初物」
づくしの撮影現場を京都の太秦松竹撮影所に見物に行った。
何十年ぶりだろう、映画スタジオに足を踏み入れたのは。
その瞬間、数十年の空白(日芸映画科卒業、撮影助手が最初の仕事だ)
が掻き消えて、現場の高揚感と緊張感が私の身を包み込んだ。
磐音役の松坂君も初々しかった。初物づくしの映画は、
ビギナーズ・ラックを生み出すに違いない、
そう原作者は確信している。
監督・本木克英
◎コメント:
あたかも娯楽時代劇の傑作に観入るかのような佐伯泰英原作
の読み心地を、映画でも現出したいと思いました。
松坂桃李さんという新鮮な才能を得て、
本格派の時代劇がよみがえりました。
[STORY]
江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に三年ぶりに戻った坂崎磐音と幼馴染の小林琴平、河井慎之輔。三人は同じ 道場に通う修行仲間であり、琴平の妹・舞は慎之輔に嫁いでいたため二人は兄弟でもあった。また磐音も、琴平 と舞の妹・奈緒と祝言を控えており、三人はただの幼馴染以上の深い絆で結ばれた関係であった。
ところが、これから磐音と奈緒との祝言という運びになったとき、大変なことが起こる。なんと慎之輔が 「妻・舞が不貞を犯した」という噂を聞き、舞を斬ってしまったのだ。それに激高した琴平は慎之輔に噂を吹き 込んだ人物、さらには慎之助本人を斬るという凄惨な展開に。琴平は罰せられることとなり、なんと磐音が琴平 を討ち取るよう命じられてしまった。
決死の闘いで琴平を討ち取った磐音は、実の兄を殺した以上奈緒と一緒にはなれないと、奈緒を残し脱藩する ことを決意。すべてを失い、江戸へ向かった――。
豊後関前藩を後にして江戸で浪人として長屋暮らしを始めた磐音は、収入源がなく家賃の支払いも滞るように なるが、見かねた大家の金兵衛に鰻割きの仕事や、両替商・今津屋の用心棒の仕事を紹介してもらいなんとか事 なきを得る。穏やかで優しいのにいざという時には剣が立つ磐音は次第に周囲から頼られる存在になっていき、 今津屋の女中で金兵衛の娘・おこんにも好意を持たれるなど江戸暮らしも様になって来た。
そんな折、今津屋が南鐐二朱銀をめぐる騒動に巻き込まれる事件が起き、磐音は用心棒として今津屋を守るた めに立ち向かう。
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」(文春文庫刊)主演:松坂桃李
監督:本木克英
脚本:藤本有紀
製作:「居眠り磐音」製作委員会
配給:松竹
©2019映画「居眠り磐音」製作委員会
撮影:2018年3月~4月 大分県杵築市、京都近郊にて撮影
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