是枝裕和・西川美和監督が立ち上げた制作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子のデビュー作『夜明け』が、第23回釜山国際映画祭(韓国)のコンペティション(ニューカレンツ部門)に出品が決定、本日映画祭公式サイトにて発表された。

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『万引き家族』是枝監督のもとで監督助手を務めてきた愛弟子のデビュー作に、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭・史上最年少で主演男優賞を受賞した柳楽優弥が14年の時を経て主演する、まさに“運命の映画”といえる本作。

画像: (C)2019「夜明け」製作委員会

(C)2019「夜明け」製作委員会

過去には『そして父になる』『三度目の殺人』『永い言い訳』等が招待されてきたアジア最大級といわれる本映画祭に、デビュー作にして出品を果たす快挙を成し遂げた大物新人・広瀬奈々子監督。
日本の若い才能に、世界からの熱い視線が注がれている。
10月5日の公式上映には柳楽優弥、広瀬奈々子監督の参加も予定されている。日本での公開は1月18日(金)に決定。新宿ピカデリーほか全国ロードショーとなる。

主演・柳楽優弥コメント
映画祭に参加出来る事がとても嬉しいです。以前参加した際に、釜山国際映画祭はとても活気に溢れた映画祭という印象を受けたので、今回も参加出来る事をとても楽しみにしております。
広瀬監督の作品が多くの方に届いたらいいなと思います。

広瀬奈々子監督コメント
昨年、釜山国際映画祭のAPMという場で映画の企画をプレゼンする機会があり、街全体に帯びる映画への情熱と、他国の映画人への懐の深さを感じ、またここに戻ってくることを一年間目標にしてきました。素晴らしい映画祭でデビュー作を上映できることを心から嬉しく思っています。言葉にできないものを言葉にしないまま描くことに挑戦した本作を、韓国、アジアの方々にどのように受け取ってもらえるかとても楽しみです。今ここでしか味わうことのできない様々な景色や言葉に触れ、たくさん吸収してきたいと思います。

その他人が、昨日を消してくれるはずだった。

地方の町で木工所を営む哲郎(小林薫)は、ある日川辺で倒れていた見知らぬ青年(柳楽優弥)を助ける。「シンイチ」と名乗り、素性を語らない青年になぜか惹かれた哲郎は、彼を迎え入れ、職を与えて一緒に暮らし始める。
この男は誰なのか?なぜこの町へ来たのか?何が目的なのか?周囲が疑いの目を向ける中、哲郎はシンイチをかばい、シンイチもまた哲郎を慕っていく。何かを埋め合うように、父と息子のような関係を築いていくふたり。
だがある夜の出来事をきっかけに、ふたりの人生は思わぬ方向へと走り出す――。

出演:
柳楽優弥 
YOUNG DAIS 鈴木常吉 堀内敬子 芹川藍 高木美嘉 
清水葉月 竹井亮介 飯田芳 岩崎う大(かもめんたる)
小林薫

監督・脚本:広瀬奈々子 
製作:バンダイナムコアーツ、AOI Pro.、朝日新聞社 
配給:マジックアワー 
(C)2019「夜明け」製作委員会 

1月18日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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