8月4日(土)より映画『どうしようもない恋の唄』が公開がはじまりました。
原作は、その圧倒的な筆力と流麗な官能描写で熱狂的ファンを持つ人気作家・草凪優による同名小説。「男が泣ける!」などと話題を呼び「この官能文庫がすごい2010」で大賞を受賞、彼の代表作との呼び声も高い傑作ラブストーリーがついに映画化!
主人公・矢代を演じるのは、無名の新人監督のデビュー作ながら2016年の賞レースを席巻した傑作ハード・ノワール『ケンとカズ』 で主演を務め、今や日本映画界が最も注目する俳優の一人となった個性派俳優カトウシンスケ。そして、彼と運命的な出会いを果 たすソープ嬢・ヒナには「有名広告代理店の現役OLがヌードになった」とグラビア界を突如騒然とさせた超新星・藤崎里菜。本作では、数多くの濡れ場にも果敢に挑み、堂々たる映画デビューを飾っております。
また共演に『ビジランテ』の桝田幸希、榊英雄、 佐々木心音など豪華キャストが集結。
どん底から這い上がろうともがく、どうしようもない男と女の「命懸けの恋」を華やかに彩って おります。
この度、キャストおよび監督登壇による初日舞台挨拶を実施いたしました。
本作の主要キャスト4人と監督を招いての初日舞台挨拶、キャスト陣の濡れ場を振り返ってのエピソードや監督の並々ならぬこだ わりが垣間見えるエピソードが次々と語られ、この夏の暑さに負けない、熱気十分な初日舞台挨拶となりました。
<『どうしようもない恋の唄』初日舞台挨拶 イベント概要>
【日時】8月4日(土) 21:10の回上映前
【場所】 シネマート新宿 2番スクリーン
(東京都新宿区新宿3-13-3)
【登壇者※敬称略】
カトウシンスケ、藤崎里菜、桝田幸希(旧芸名:間宮夕貴)
髙橋里恩、西海謙一郎監督
映画『どうしようもない恋の唄』の上映前に、本作のキャスト陣が登壇し、満席となった場内の熱気が高まります!
まずは主演のカトウシンスケさんより「関係者を除くと、本日ここに来ていただいた皆様が、全世界で初めてこの作品をご鑑賞されるお客様となりますので、記念すべき皆様のご来場を本当に心から嬉しく思っております。是非素敵な時間をお過ごしください。」 と初日を迎えられたことへの喜びを語り、舞台挨拶がスタートしました。
続いて本作が映画初出演となる、ヒロインのヒナを演じた藤崎里菜さんが「私は今回の作品が女優としての初めての作品で、演技も初めて、映画も出るのも初めて、濡れ場ももちろん初めてという初めてづくしだったので、すごく緊張しての撮影だったのです が、初めての作品が『どうしようもない恋の唄』で本当に良かったなって思えるような作品になっています。」とのコメント。
隣人のキャバ嬢レイコ役を演じた桝田幸希さんは「この作品を先日観させて頂いて、あの本当に鑑賞中にすごいムラムラしまして(笑)。本当にそのくらいキャストが情熱的な方々ばかりで、すごく面白い作品になっているので、ぜひ楽しんでいただければと思います。」、さらにキャバ嬢レイコのヒモ大倉役の髙橋里恩さんは「僕も先日作品を観て、その後すごいソープに行きたくなりました。 逆に女性のお客様は母性が爆発するぐらいの作品になっていると思うので今日は楽しんでいってください。」とのご挨拶で場内の熱気はヒートアップ!
本作は官能小説が原作とあり、ハードなシーンが多く大変だったのではとの質問に対して、カトウさんは「官能小説が原作なのでもちろんハードな描写もあるのですが、出てくる登場人物が皆それぞれ厄介事やトラブルを抱えていて、その一つ一つが割とハードで見応えがあります。」と本作の見所を熱を込めて語りました。
藤崎さんは「カトウさんと濡れ場の撮影の前、お昼休憩のときにふたりでお弁当を食べたのですが、ものすごい緊張するみたいと相談したところ、カトウさんが“例えばこの作品がシェイクスピアなどの本当に有名な作品だったら世界中の人が同じ役を様々な人が演じるけれど、今回の『どうしようもない恋の唄』のこのヒナという役は今後も私しか演じないから一生懸命演じたらいいんだよ” と言われ、それが心に響いて本当に頑張ろうと思った。」とカトウさんとのエピソードを語り、カトウさんは「いいこと言いましたね。いいこと言うんですよ僕!」と自画自賛し、場内は爆笑に包まれました。
一方の桝田さんは「今ここに立ってる4人のキャストが全員出てくるシーンがあるんですけど。そこはね結構大きな大きなカラミがあって、私はすごく好きなシーンなんですけど。とにかくすごいシーンが出てきますので、皆様ぜひ歯を食いしばって観てください。 そして立ち上がらないように気をつけてください。」と本編への期待を高める情熱的なコメントを語っておりました。
西海監督は本作について「この話をプロデューサーからいただいたのは、僕がよくソープに行ってるからということで、やはり僕もその辺りは相当こだわりたかったので、藤崎さんに実際にソープに行って講習を受けて頂きました!」と誇らしげに一言。藤崎さんは「監督と助監督と三人でソープに行ってソープのお姉さんと一対一で講習を受けているのを、監督と助監督が真剣な表情でメモを取りながら見ているという、すごく異様な体験をしました。」と振り返りました。
更にカトウさんからの監督へ「ほかにもこだわりポイントがありましたよね?」との問いに対し、西海監督は「低予算の映画だったので、衣装部が藤崎さんのようなナイスバディの方のサイズが揃っていないということで、別予算を組んでもらってランジェリーショ ップに藤崎さんとまるで恋人のように二人で下着を選びに行きました。ショップのお客さんも恋人だと思っていたんじゃないですか?」と当時を楽しげに振り返り、藤崎さんは「絶対に違うと思います(笑)。店員さんに何個か下着をピックアップして持ってきていただいて、どれがいいですかと訪ねたところ、この下着はソープでこれはどこどこのシーンでとを仰っていた。」と西海監督の下着への強いこだわりを語り、場内の笑いを誘いました。
続いて濡れ場のシーンについて西海監督は「裸になるというのは芝居の一環だったので、僕自身が演出するので頭が一杯で、 もうちょっと右とか左とか、違う!とかピリピリしていたので、とても下半身が反応するなんて余裕はありませんでした。」とのコメント。
カトウさんは「濡れ場は大変なんじゃないか?とよく質問されますが、結局濡れ場以外のシーンも同じくすべて大変なんですよ。濡れ場はもちろん楽勝だぜってことはないんですけど、まだよっぽど普通に芝居してるのも、感情的なシーンもすごく恥ずかしいし、 何なら今こうして皆さんの前でお話しているのが一番恥ずかしいので、まだ濡れ場のほうが恥ずかしくない感じがありますよね。」 と濡れ場に対して意外な一言が。桝田さんも「私も同じく舞台挨拶のほうが恥ずかしい。」と同意しておりました。一方、本作で初の濡れ場を体験した髙橋さんは「僕も恥ずかしくはなかったです。ただ、本当に反応というか、生理現象が起こるくらいに役に入りこむことができました。大変なのとは聞かれますけど楽しかったということをお伝えしたいです。」と先輩方に対して微笑ましく初々しい一言。
また、濡れ場以外でのエピソードを尋ねられた桝田さんは「藤崎里菜ちゃんとふたりで喋るシーンがあるんですが、撮影自体は最初の方で、彼女がどんな子かも全然知らない状態だったんですけれど、ふたりが競って高まっていくお芝居をするシーンで、(藤崎さんの)ものすごいパワーがあって、ヤバイ負けると思って、どうしようどうしようと思ってすごく焦りました。」と藤崎さんの初演技とは思えない新人離れした大物エピソードを熱をもって伝えておりました。
最後に西海監督より「“この官能文庫がすごい2010”で大賞を受賞した草凪先生の大切な原作を、こうやって映画化できたことは本当に感無量に思っております。ぜひ今日皆様にみてもらって、下半身が反応するか、それだけではなく感情も反応するか、それをぜひ皆様にジャッジしていただいて、もう僕らの手を離れますので皆様の手でこの映画を育てていただけたらと思います。」と のコメントで締め、舞台挨拶は終了しました。
また、本日の満員御礼を受け、8月9日(木)に急遽、藤崎里菜と西海監督によるトークイベントも決定いたしました。
以上。
【ストーリー】
事業に失敗し妻にも捨てられ、死に場所を求めて迷い込んだ場末の町。矢代光敏は、そこで出会ったソープ嬢のヒナに拾われる。危ういほどに純真で無防備なヒナの明るさと、その肉体に溺れるうち、矢代はいつしか生きる希望を見出してゆく。事業を再開し、なんとか今の生活から抜け出そうと決意する矢代だったが、その先には思いもよらない落とし穴が待ち受けていた・・・どうしようもない男と女が七転八倒の末にたどり着く愛の結末とは・・・。
【キャスト】
カトウシンスケ 藤崎里菜 桝田幸希 髙橋里恩/佐々木心音 石川均 大高洋子/榊英雄
【スタッフ】
原作:草凪優(祥伝社文庫)
エグゼクティブプロデューサー:藤本款
監督:西海謙一郎
プロデューサー:木村俊樹
脚本:龍一朗・石川均
撮影:工藤哲也 照明:大庭郭基 録音:長島慎介 美術:石毛朗 編集:小林由加子
音楽:神尾憲一 助監督:木ノ本豪 製作担当:中村元
制作:ステアウェイ
製作:クロックワークス
2018年/日本/カラー/ビスタ/デジタル上映/ドルビーSRD/96分/レイティング:R18+/
配給:クロックワークス
© 2018 クロックワークス 草凪優/祥伝社