突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再生を、ユーモアをまじえつつあたたかく描いた感動作『鈴木家の嘘』が 11 月 16 日(金) より新宿ピカデリーほか全国公開することが決定いたしました。
“作家主義” “俳優発掘” をテーマに『滝を見にいく』(沖田修一監督)、『恋人たち』 (橋口亮輔監督)、『ピンカートンに会いにいく』(坂下雄一郎監督)などを生み出して来た松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第6弾となる『鈴木家の嘘』。
本作は、橋口亮輔監督(『恋人たち』)、石井裕也監督(『舟を編む』)、大森立嗣監 督(『セトウツミ』)ら、数多くの作品で助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画初監督作で、脚本もみずから手掛けたオリジナル。
鈴木家の家長である父・幸男役に岸部一徳、母・悠子役に原日出子、ひきこもりの長男・ 浩一役に加瀬亮、鈴木家の長女・富美役に、ワークショップを経て400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督作『菊とギロチン』でもヒロインを務める新星・木竜麻生。そのほか、岸本加世子や、大森南朋ら演技派が脇をかためている。
この度解禁となったティザービジュアルでは、テーブルを囲む鈴木家が写し出され、母一人笑顔を見せる一方、他 3 人には複雑な空気が 漂う。しかし、“母の笑顔を守るため、私たちは嘘をつく。”というコピーは、なにかを決意した父と長女の表情を際立たせ、鈴木家のこれか らの未来を想像させるビジュアルとなっている。
30 秒予告では、ひきこもりの長男・浩一の死にショックを受け、記憶を失った母に「お兄ちゃん、ひきこもりやめてアルゼンチンで働いてる!」 という衝撃の嘘をつく場面からはじまる。母のために嘘をつく鈴木家だったが、嘘を積み重ねていくにつれ、家族それぞれ胸の内に隠してい た長男への想いが溢れ出していく。家族が向き合い一歩ずつ前に進もうとする様子が観る者の胸を熱くする 30 秒予告となっている。
野尻克己 劇場映画初監督作『鈴木家の嘘』30 秒予告
<あらすじ>
あまりにも突然に訪れた長男・浩一の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。 ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと―。母の笑顔を守るべく奮闘する父と娘の姿をユーモラスに描き つつ、悲しみと悔しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を丁寧に紡ぐ感動作。
監督・脚本:野尻克己
出演:岸部一徳 原日出子 木竜麻生 加瀬亮 岸本加世子 大森南朋
製作:松竹ブロードキャスティング 制作プロダクション:ハーベストフィルム
配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド
©松竹ブロードキャスティング