東京藝術大学大学院修了制作『PASSION』(08)が国内外で高く評価され、演技経験のない4人の女性を主演に迎えた前作『ハッピーアワー』(15)がロカルノ、ナント他の多くの国際映画祭で主要賞を受賞しその名を世界に轟かせた気鋭・濱口竜介。
原作に惚れ込み映画化を熱望した『寝ても覚めても』で満を持して商業映画デビューを果たす。
日常生活の中にある人間の感情や、人間関係、人々が暮らす街の姿など、普段見過ごしてしまいがちな細かい場面にまでこだわる演出で、繕いのない本当の人間らしさを映像に映し出す。
特集上映の度に満席続出になるほど日本の映画ファンに熱狂的な支持を集めている。『ハッピーアワー』は、5月にフランスでも公開されて10万人を動員する大ヒットを記録。
『寝ても覚めても』が初の世界三大映画祭出品でありながら、カンヌ国際映画祭のコンペティション
部門に選出されるという快挙を成し遂げ、「近年稀に見る新たな才能の出現!」「日本のヌーヴェルヴァーグ!」など海外メディアも称賛。
今世界が最も注目する日本人監督となった。
■劇場で!
“『寝ても覚めても』公開記念
濱口竜介アーリー・ワークス Ryusuke Hamaguchi Early Works”
これから益々多くの作品を世に送り出し、世界中で観られていくことは間違いない濱口竜介監督。
敢えて“アーリー・ワークス(初期作品群)”と銘打った濱口監督特集上映の開催が劇場で決定!『寝ても覚めても』が上映されるテアトル新宿でのオールナイト2日間、そして、キネカ大森にて9月22日から2週間に渡っての特集上映。
『ハッピーアワー』『PASSION』『親密さ』といった代表作から、東京大学在学時に制作された『何食わぬ顔(long version)』、東京藝術大学大学院映像研究科時代の短篇『遊撃』『記憶の香り』や、酒井耕と共同監督した東北記録映画三部作など、
多岐に渡る全14作の上映。
8/11(土)~10/5(金)まで“寝ても覚めても”醒めることないハマグチの世界にどっぷり浸って
作品世界をお楽しみください!イベントなども企画中。詳細は追って発表されます。
1, テアトル新宿オールナイト
8/11(土)オールナイト 『ハッピーアワー』
8/18(土)オールナイト 『親密さ』+『何食わぬ顔(long version)』
テアトル新宿オールナイト:2,500円均一
2, キネカ大森特集上映
9/22(土)〜10/5(金)
『ハッピーアワー』『PASSION』『親密さ』『THE DEPTHS』
『不気味なものの肌に触れる』『永遠に君を愛す』
『天国はまだ遠い』『記憶の香り』『遊撃』
『なみのおと』『なみのこえ 新地町』『なみのこえ 気仙沼』『うたうひと』
キネカ大森:1作品 1,300円均一、
『ハッピーアワー』通し券 3,000円、『親密さ』通し券 2,000円
■日本映画専門チャンネルで!
“9.1『寝ても覚めても』公開記念 濱口竜介がHAMAGUCHIになるまで”
2017年に【いま、映画作家たちは。】という企画で濱口竜介監督作品を初めて特集放送し大きな反響があった日本映画専門チャンネル。
今回は、【9.1「寝ても覚めても」公開記念】として、本作で名実ともに“世界のHAMAGUCHI”として熱い注目を集めている若き巨匠・濱口竜介監督作品を3作品特集放送。
初期の中編作から、代表作『ハッピーアワー』、さらには濱口監督ファンならば必見の貴重な最新短編作まで、“世界のHAMAGUCHI”になるまでの軌跡をお楽しみください!
8月25日(土)よる9時~濱口竜介監督3作品を一挙放送
演技経験のない4人の女性を主役に迎え、5時間超えのドラマとして見事に描き切り、ロカルノ、ナント、シンガポールなど国内外で数々の賞を受賞し、世界に“濱口竜介”の名を轟かせた代表作。
『ハッピーアワー』(2015)
監督:濱口竜介/脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)/出演:田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら
AVのモザイク付けを生業とする男と、女子高生の奇妙な共同生活―。元々『ハッピーアワー』クラウドファンディングの特典として企画された、見逃し厳禁の貴重な最新短編作。
『天国はまだ遠い』(2016) TV初/未ソフト化
監督・脚本:濱口竜介/出演:岡部尚、小川あん、玄理
待望の結婚式当日を迎えた花嫁は幸福の絶頂…のはずだが、彼女には婚約者に言い出せない「秘密」があった―。
パリ国際映画祭に正式出品された初期中編作。
『永遠に君を愛す』(2009) TV初/未ソフト化
監督:濱口竜介/脚本:渡辺裕子/出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子、岡部尚、渋川清彦
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映画『寝ても覚めても』について
二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語である映画『寝ても覚めても』。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。濱口監督自ら熱望した芥川賞作家の柴崎友香の小説「寝ても覚めても」の映画化で、満を持して商業映画デビューを果たし、初の世界三大映画祭への出品
ながら、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。
瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子の豪華キャストが脇を固め、tofubeatsが初の映画音楽を担当し主題歌を書き下ろしました。
映画『寝ても覚めても』本予告
出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/ 仲本工事/田中美佐子
監督: 濱口竜介
脚本:田中幸子 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats 主題歌:tofubeats「RIVER」(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
2018/119 分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・ エンド、エレファントハウス
©2018映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMMEDESCINÉMAS