『過ぎゆく時の中で』(88)、『恋人たちの食卓』(94)など数多くの香港・台湾映画に出演してきた大女優シルヴィア・チャンが監督・主演を務めた映画『相愛相親(そうあいそうしん/原題)』の日本公開が今年の初秋、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショーと決まりました。
本作は、先日(3/19)発表されたアジア版アカデミー賞(第12回アジア・フィルム・アワード)にて、シルヴィア・チャンが主演女優賞&生涯貢献賞をW受賞しました。
女優業のみならずこれまでに金城武主演『君のいた永遠』(99)、ベルリン国際映画祭コンペティション部門選出の『20.30.40の恋』(04/日本未公開)、トロント国際映画祭出品の『念念』(15/日本未公開)などの監督作を世に出してきたシルヴィア・チャンの最新作は、母の死をきっかけに、田舎にある父の墓をめぐる3世代の女性たちのそれぞれの想いを切実に、時にユーモアを交えて描いた感動作。
撮影は、ホウ・シャオシェン監督作品や、『春の雪』『空気人形』など日本映画の撮影も手掛けアジアを代表する名カメラマン、リー・ピンビンが担当。
チャン監督演じるヒロインの夫役として、『青い凧』(93)、『春の惑い』(02)などで知られる中国映画界の巨匠・田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督が俳優として出演。
チャン監督が『呉清源 極みの棋譜』(田壮壮監督/07)に出演して以来の仲で今回の出演に至った田壮壮が、優しく包容力あふれる味わい深い演技を披露していることも話題となっています。
STORY:
母の死を看取った娘は、母を父と同じ墓に入れるため田舎にある父の墓を移そうとするが、父の最初の妻に抵抗され、大きな波紋を巻き起こしてゆく。主人公とその娘、そして主人公の父の最初の妻。3世代の女性のそれぞれの想いを切実に、時にユーモアを交えて描いた感動作。シルヴィア・チャンが監督・主演を兼ね、主人公の夫役に中国映画界の巨匠・田荘荘(ティエン・チュアンチュアン)監督が起用され味わい深い演技を披露している。
監督:シルヴィア・チャン 撮影:リー・ピンビン
出演:シルヴィア・チャン、田荘荘(ティエン・チュアンチュアン)、ラン・ユェティンほか
2017|中国・台湾|中国語|カラー|120分|DCP
(C)2017 Beijing Hairun Pictures Co.,Ltd.
配給:マジックアワー
公式ツイッター:https://twitter.com/souaisousin2018
公式FB:https://www.facebook.com/souaisousin2018/