東宝本社にて、アニメーション制作会社のスタジオポノックのプロデューサー西村義明氏と、東宝の 市川南常務取締役による新作プロジェクト発表会が行われました。
昨夏の大ヒット作となった、映画「メアリと魔女の花」(監督:米林宏昌)の公開に続き、新プロジェク
トとして“ポノック短編劇場”の開幕宣言!第一弾は「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」。今夏、8月24日(金)に東宝全国公開が決定いたしました。
アニメーション映画を牽引してきた旗手たちが、“現代のちいさな英雄”を描きます。
本プロジェクトだからこそ実現となる新しいアニメーション映画が誕生します!
「メアリと魔女の花」の米林宏昌が自身初となるオリジナルストーリーで挑む、カニの兄弟の 大冒険ファンタジー「カニーニとカニーノ」。
巨匠、高畑勲監督の右腕として活躍した鬼才・百瀬義行による、母と少年の愛と感動の 人間ドラマ「サムライエッグ」。
宮崎駿監督作品の中心を担った天才アニメーター・山下明彦が、見えない男の孤独な闘 いをスペクタクルアクションで魅せる「透明人間」。
兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大き な強さとなっていく―。
オダギリジョー氏、尾野真千子さん、 田中泯氏、中田ヤスタカ氏、村松崇継氏
の参加が決定!
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夏の祭典、愛と感動のエンターテインメントに注目が集まります!
西村義明プロデューサーのコメント
スタジオジブリ制作部門の解散後、子供から大人まで楽しめるアニメーション映画を作りたい、と いう思いで「メアリと魔女の花」を作りました。怒濤のような日々で精根尽き果て空っぽになりま した。「メアリ」が終わってから、映画業界を客観的に見てみると今は配信サービスもあるし、も う十分に映像が溢れている世の中です。そんな状況の中で、なぜ新しい映画を作るのか。今までと 同じことではだめだと思いました。高畑勲、宮崎駿の2人の先駆者は、常に新しい表現を追求していました。子供から大人まで楽しめるワクワクするような映画を作るには、次なるステップを、自分たちでその場所を作らなきゃならない。短編でなら、新しい才能たちとその挑戦ができるかもしれないと思いました。 挑戦は大会社か、もしくは僕らのような吹けば飛ぶ会社じゃなきゃできない。
3作品はそれぞれ挑戦があり、スタジオポノックは一人一人のクリエーションの才能を発揮できるいい場所になるのではないか、そう思っています。 『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』では、マーベルのようなスーパーヒーローじゃないけれど、先行きの見えないこの世の中に何を提示できるかと思った時に、一生懸命生きて自分たち に勇気を与えてくれた僕らにとっての小さな英雄たちを描きたいと思いました。
市川南氏のコメント
「メアリと魔女の花」が終わった後に、ジブリにゆかり深い実力派の 3 人による短編を作る、東宝で配給してもらえないかという提案を西村さんからもらいました。アニメ―ションの短編作品を配給するのは東宝では初めてだと思います。夏に向けて制作するという強い意志と意気込みを聞き、夏の公開は激戦ではありますが 100 館を超える中規模のスクリーン数で8月24日公開と決めさせて頂きました。スタジオポノッ クの新しいチャレンジを全面的に応援したいと思います。
『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』特報
【ポノック短編劇場とは】
昨夏、「メアリと魔女の花」で鮮烈なデビューを飾ったアニメーション映画会社のスタジオポノックが新たなプロジェクト“ポノック短編劇場”が始まります。記念すべき第一弾のテーマは「ちいさな英雄」。 子どもから大人までが真に楽しめるエンターテインメントを目指し、日本から世界へ映画を発信していきます。
企画・制作:スタジオポノック/スタジオポノック・日本テレビ・電通
提携作品/配給:東宝