2017 年 NHK 朝ドラ「ひよっこ」の寮長役で注目を集めた小島藤子が初主演を務める映画『馬の骨』のビジュアル&特報映像が完成いたしました!
本作は、平成元年に「イカ天」と呼ばれた伝説のテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演した過去の栄光を忘れられずに鬱屈した日々を送る中年男性・熊田と「イカ天」を知らない平成生まれのアイドル歌手・ユカとの、奇妙な交流を描くオブビート音楽コメディー。
小島はそのアイドル歌手の「ユカ」を演じ、劇中で 4 人組アイドルグループ「ツキノワ★ベアーズ」のメンバーとして、現役アイドルである志田友美(夢みるアドレセンス)、茜屋日海夏(i☆Ris)、河上英里子と共に歌や踊りにも挑戦。また、初めてのギター弾き語りも披露し、透明感のある歌声を響かせています。
過去に囚われた中年男性・熊田を演じ、本作の監督・脚本を務めたのは、『アウトレイジ 最終章』など数々の映画に出演している桐生コウジ。
タイトルにもなっている「馬の骨」という、実際に「イカ天」に出演したバンドで作詞、作曲、ボーカル、そしてリ ーダーを務めており、本作は自身の体験をもとにしながらも、フィクションを加え、全く別のストーリーとして描いております。
脇を固めるのはベンガル、しのへけい子、大浦龍宇一らベテラン勢。
また、「イカ天」と所縁の深い、萩原健太(音楽評論家)と石川浩司(元たま)も本人役として特別出演し、往年のファンには嬉しい共演が実現しました!
ライブシーンは、惜しまれながら 2017 年末に 37 年の歴史に幕を下ろすことになった老舗ライブハウス「新宿 JAM」で撮影。
劇中でも「新宿 JAM」として実名で登場し、名物店長の石塚明彦氏も出演して盛り上げています。
★イカ天とは
1980 年代後半の第二次バンドブームの火付け役となった伝説の音楽オーディション番組、TBS「三宅裕司のいかす バンド天国(通称:イカ天)」。 1989 年 2 月 11 日に始ま り、1990 年 12 月29日に多くのバンドを輩出して幕を閉 じた。番組は当時爆発的な人気を呼び、1989 年の新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞を受賞するまでに至った。 主なイカ天出身バンドに BEGIN、JITTERIN’JINN、たま、カブキロックス、人間椅子、FLYING KIDS、マルコシアス・バンプ、NORMA JEANなどがいる。
★「馬の骨」とは
1983 年頃、RC サクセシ ョンのコピーバンドとして発足。
桐生コウ ジが独学で作詞作曲を開始、「仏教」「不潔」「汚点」な どのシュールなオリジナル曲でライブハウスを回る。 観客には全くウ ケない が、メディアに はウケ、サザンオールス ターズやシャネルズを輩出したヤマハのバンドコンテ スト「EastWest’86」東京代表として中野サンプラザの本選出場後、1989 年、TBS「三宅裕司のいかすバンド天国」 に出場、墓石や卒塔婆を配した美術セットや、墓前で拝む老婆をメンバーとして登場させる演出が審査員の内藤陳、 ラッシャー木村、中島啓江らにウケ、審査員特別賞を受賞。
番組出演後にメンバー全員の就職に伴い自然消滅、桐生コウジは俳優に転身した。
★特報映像★
この度公開された特報映像は、本作の主題曲であり、「馬の骨」がイカ天に出演した際に演奏した曲でもある「六根清浄」とともに始まる。
シェアハウスの縁側で住人たちが集まり、「イカ天って知らない?昔 そういう音楽番組があったんだって 」と話す垣内(深澤大河)の横で気まずそうに佇む熊田(桐生コウジ)。
「何ていうバンドですか?」 と 尋ねるユカ(小島藤子)。
ベンガル、大浦龍宇一ら登場人物たちが 「馬の骨」という言葉を繰り返し 、コミカルな トーンで進んでいく。 ライブシーンでは歌いながら暴れる熊田と楽しそうに踊るユカ。
「イカ天」と所縁の深い、萩原健太(音楽評論家)と石川浩司(元たま) の姿も見られる。
観客から空き缶を投げつけられ頭にぶつかる熊田、会社名を聞かれ 「馬の骨」と答える姿もコミカルさを際立たせ笑いを誘う。
『馬の骨』特報
《あらすじ》
工事作業員の熊田(桐生コウジ)は元イカ天バンド「馬の骨」のボーカリス ト。
作業現場で遠藤(大和田健介)と トラブ ルを起こし解雇される。 社員寮から追い出された熊田は、家賃1万5千円の格安シェアハウスに転がり込む。シ ェアハウスには、垣内(深澤大河)、宝部(ベンガル)など曰くありげな面々に加えて 、アイドルのユカ(小島藤子) も住んでい た。 住人たちから 「職業は?」と 問われた熊田は、つい 「音楽関係」と口走ってしまう。
アイドルを卒業し密かにシンガーソングライターを志していたユカは、熊田に猛アプローチするが──
やがて 、熊田の正体が発覚し ......。
夢を途中で投げ出し、その後 30 年近く後悔ばかり抱いて暮らしてきた中年男が、一途に夢を追い続ける若者との出会いによって 、自分も青春の後悔にケリをつけようと再起を図る。
小島藤子 深澤大河/
しのへけい子 信太昌之 黒田大輔 大浦龍宇一 髙橋洋 粟田麗 大和田健介/ 志田友美(夢みるアドレセンス) 茜屋日海夏(i☆Ris) 河上英里子 萩原健太(音楽評論家) 石川浩司(元「たま」) ベンガル 桐生コウジ
脚本・監督:桐生コウジ
脚本:坂ノ下博樹・杉原憲明
撮影:佐々木靖之/音楽:岡田拓郎
製作・配給:株式会社オフィス桐生
©︎2018オフィス桐生