第 88 回アカデミー外国語映画賞の日本代表にも選ばれた大ヒット作『百円の恋』の武正晴(監督)、足立紳(脚本)の名コンビ最新作『きばいやんせ!私』が この度、鹿児島県鹿児島市でクランクインを迎えました。
本作は日本本土最南端の町、鹿児島県の南大隅町を舞台に、将来を見失っていたテレビアナウンサーが町の奇祭を取材する過程で成長をしていく様を描いたヒューマン・コメディです。
ヒロインを演じるのは『海街diary』(15 年)、『22 年目の告白―私が殺人犯です―』(17 年)、そして 5 月に公開される『友罪』(18 年) と秀作、話題作の出演が続く夏帆、相手役に『南瓜とマヨネーズ』(17 年)、5 月に公開される『海を駆ける』の太賀。本作では、アナウンサーを演じるにあたり、アナウンサーの独特の雰囲気や佇まいを表現するために実際のアナウンサーから指導を受けて、喋りを勉強するなど役作りのベースを作り、鹿児島入りをしました。
撮影はKKB鹿児島放送のスタジオを使ってクランクインに臨みました。
また、この度のクランクインと同時に、岡山天音、宇野祥平、丸山智己、鶴見辰吾の追加キャストが発表となりました。
本土最南端ならではの息を飲むほどの大自然をバックに、仕事に、恋にと奮闘するヒロインの姿に誰もが共感できる作品は2019年初春に公開予定です。
<夏帆コメント>
足立紳さんの素晴らしい脚本のもと、とても魅力的なスタッフ、キャスト陣が集まりました。
誰よりも揺るぎなく、最前線を全力で駆けていく武監督。(着いていくのに必死です)
素敵な映画になりそうな予感がひしひしとしています。
南大隅という町の大らかさのなかで、土地の力を借りて、のびのびと演じてゆけたらと思っています。
<武正晴監督コメント>
桜島に迎えられながらのクランクインが嬉しい限りです。もう何日も一緒に撮影しているかのような、夏帆さん演じる貴子が嬉しいのです。南大隅という土地でのスタッフ、キャストとの共同作業は、夢のような日々となることだと確信しています。主人公貴子同様、この映画がどの様に変貌して行くかがとても楽しみです。精一杯奮闘します。
ストーリー
東京でTVの女子アナウンサーをしている貴子は、都会での競争や色恋沙汰に疲れ将来を見失っていた。そんな時に、
自身が幼い頃に過ごしたことのある南大隅町や御崎まつりの取材を命じられる。
嫌々ながら、南大隅町に取材の為に戻って来たものの力が入らず、おざなりの取材を続けていた。ところが、この町を必死に盛り上げようとしている役場の職員達、畜産業を守っている同級生、食堂で働く人、御崎まつりを続ける為に奮闘している町民に触れ、仕事との向き合い方とは何か、人間らしく生きるとはどういう事かを考え始める。少しずつ自分自身と元気を取り戻し始め、取材に対しても本気になり、この町の文化を伝えたいという使命を感じるようになる。
出演:夏帆 太賀 岡山天音 眼鏡太郎 宇野祥平 鶴見辰吾 徳井優 愛華みれ 榎木孝明 伊吹吾郎
監督:武正晴
脚本:足立紳
プロデューサー:嶋田豪
製作:アイエス・フィールド
協力:鹿児島県肝属郡南大隅町
©2018「きばいやんせ!私」製作委員会